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【ズバリ!調教診断(最終版)】有馬記念2023 筆頭はソールオリエンス!タスティエーラ、スルーセブンシーズも高評価!

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【ズバリ!調教診断(最終版)】有馬記念2023 筆頭はソールオリエンス!タスティエーラ、スルーセブンシーズも高評価!


ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は有馬記念・調教予想(最終版)をお届けします!


日曜日に行われる有馬記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ソールオリエンス【A】
美浦W単走(20日)。この馬とすれば落ち着いて走れているし、コーナリングと手前変換もスムーズ。フォームのバランスがいいし、体の使い方も柔らかい。集中力が高く、ラストの軽い促しにも素早く対応していた。もともと稽古映えする馬ということを考慮しても、気配の良さは目を引くものがある。好ムード。


シャフリヤール【B】
中山芝単走(21日)。確認程度の内容。四肢のさばきは素軽く、前後のバランスも整っている。もう少し肩ムチに対する反応に鋭さが欲しいが、肩ムチにまったく反応せず→強い尻ムチでようやく反応、という感じだった今夏の札幌記念当時と比べれば、様子は良くなっている。異例の調整過程ではあるものの、悪くない状態。

ホウオウエミーズ【B】
美浦W単走(20日)。鞍上の仕掛けに対して瞬時に反応できないのは相変わらずだが、ギアが上がってからの力強さと柔軟性を兼ね備えた脚さばきは上質。推進力も前方にしっかりと伝わっている。大きな上積みまではどうかも、デキ落ちという印象はまったくない。依然として好調域にある。

タイトルホルダー【B】
美浦W併走(20日)。1週前は手前変換の際にバランスを崩し、今回は鞍上が手前替えを促してもなかなか切り替わらない。2週続くのは珍しいことでもあり、その点に関しては割引材料。とはいえ、ゴールに向かって脚勢はどんどん増していたし、首をグッと突き出す走りは好調時を思わせるもの。完璧とはいかないまでも、それなりに整えてきた感を受ける。

ドウデュース【B】
栗東P併走(20日)。相変わらず稽古での動きは良く映る。推進力の強さだけをとれば、秋以降では一番かもしれない。ひとつ気になるのは、最後まで右手前のままだったこと。弥生賞や皐月賞京都記念といった右回りのレースに臨む際の当該週では、不得手な右→左の手前変換をそれなりにこなしていた。その点を考慮すると、A判定を打つには躊躇してしまう。

ディープボンド【C】
栗東CW単走(20日)。持ち前の完歩の大きな走りは健在だが、少し動きに重さを感じるし、鞍上の仕掛けに対する反応も遅い。もともとマイペースの側面が強い馬とはいえ、トビの大きさと反応のシャープさが両立した良い頃の気配を思うと、どうしても物足りなさを覚えてしまう。評価は上げづらい。

アイアンバローズ【C】
栗東坂路単走(20日)。緩さや重さを感じた、1週前よりキビキビと登坂できているのは良い傾向。その一方、少し煩い仕草を見せ、頭の位置や振り幅が安定していないのは気になるところ。また、前走の最終追い切り時と比べて、体の柔軟性も低いように映る。濃いメンバーがそろったG1で、五分に渡り合える状態にあるかといえば疑問符がつく。

ライラック【B】
美浦坂路単走(20日)。1週前の動きを確認する限りは、前回のほうが走りに余裕があったように思える。だが、今週はその懸念を払拭するかのごとく、力強い脚どりで活気良く登坂。ラストで苦しくなりかけたが、鞍上の肩ステッキにこたえていい踏ん張りを見せた。このひと追いで仕上げは間に合いそうだ。

ヒートオンビート【C】
栗東坂路併走(20日)。四肢のさばきこそ力強いが、鞍上の仕掛けに対する反応が薄く、ラストの伸びは今ひとつ。パートナーに少し待ってもらったにもかかわらず、体勢不利の形でのゴールとなった。稽古にムラがあるタイプという点を考慮しても、評価しにくい部分が多いように思える。このひと追いでどこまで変わるか。


ジャスティンパレス【B】
栗東坂路単走(20日)。当該週を坂路でサラッと流す程度の内容は前回と同じ。当時よりも四肢のさばきが素軽くなり、体の使い方も良くなった。気負いがなく、集中力も高い。絶好調だった、今春の気配を取り戻してきている。レース当日までの微調整でさらに上向くようなら、昨年7着敗退のリベンジを果たす場面があってもいい。

ハーパー【C】
栗東CW単走(20日)。姿勢高めの走りだが、もともとそういう馬。それ自体を深刻にとらえる必要はない。ただ、ゴールに近づくにつれて、より頭の高さが目立つようになっていたのは気がかり。歩様は軽やかでスムーズなのだが……。良くも悪くも平行線といった印象。相手関係が一段と強化される有馬記念で、前回を超えるパフォーマンスまではどうか。

ウインマリリン【B】
美浦W単走(20日)。1週前にソールオリエンスと併せたことがカンフル剤になったのか、緩慢な面が目についた当時より動きがグンと向上。前肢を大きく使って、この馬らしい伸びやかな走りを見せた。最後まで低い姿勢を維持できていた点も好印象。着実に下地は整ってきている。ぞんざいには扱えないだろう。

タスティエーラ【A】
美浦W併走(20日)。やや耳がふわふわしていたが、日本ダービーの当該週も似た感じだったので、時折見せる癖のようなもの。過度に気にする必要はない。強い前進気勢を出しつつも、鞍上の制御がしっかりきいているのは良い傾向。フットワークには力感があり、推進力もじゅうぶん。フォームも安定している。好仕上がり。

プラダリア【B】
栗東CW単走(20日)。適度な前進気勢を保ち、首をリズム良く使って走ることができている。軸ブレの少ないフォームは見映えが良く、フットワークの安定性も高い。ラストは少し脚勢が衰えかけたが、それでも鞍上の仕掛けに応じて簡単に止まらなかった点は評価できる。この馬なりにいい仕上がりではないか。

スルーセブンシーズ【A】
美浦W単走(20日)。強い前進気勢を見せていたものの、じゅうぶんに鞍上がコントロールできる範囲内。前肢を大きく使った走りは躍動感たっぷり。ラストにかけての推進力ある動きも目を引く。調教場所こそ違えど、宝塚記念の当該週よりも気配は良く映るくらい。このまま順調なら、いい状態で本番に臨めそうだ。

スターズオンアース【B】
美浦W併走(20日)。気持ちフットワークが細かく映るが、反応を確かめる程度の内容、そして中山内回りのレースに挑むことを思えば、目くじらを立てる必要はないだろう。動きそのものは素軽く、手前変換後の反応も良かった。もっと上の走りがある馬ゆえ、評価はBにとどめておくが、雰囲気は決して悪くない。


【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。筆頭は、①ソールオリエンスとする。鞍上の軽い促しに対する素早い反応、バネのきいたフットワークは目を引くものがあった。コーナリング、手前替えをすんなりこなせたことも好印象。躍進可能のデキと判断したい。


気配の良さが目立つ、⑬タスティエーラを僅差の次位に。躍動感あふれる走りが印象深い、⑮スルーセブンシーズも高く評価したい1頭だ。

<注目馬>
ソールオリエンス ⑬タスティエーラ ⑮スルーセブンシーズ

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このニュースへのコメント

sadaoh|2024年1月12日 11:05 ナイス! (0)

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