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坂井瑠星(26)=栗・矢作=騎乗で1番人気のレモンポップが逃げ切り、2月のフェブラリーSに続きJRAのダートGⅠを制覇。初距離、初のコーナー4つのコースを克服して史上4頭目の年間統一王者となった。2着に12番人気ウィルソンテソーロ、3着に9番人気ドゥラエレーデが入り、3連単は190万2720円の波乱の決着となった。
懸命のムチに応え、レモンポップが後続を振り切った。鞍上の坂井騎手は会心のガッツポーズ。初距離、大外枠を克服した相棒の鼻面を、何度もなでてねぎらった。
「距離に不安があったので、ロスなく行きたかった。この馬の能力で勝てました。堂々とチャンピオンと言っていいと思います」
これまで経験した最長距離は1600メートル。中京でこのレースが行われるようになった2014年年以降、大外枠から勝った馬はなし。Wの試練をあっさりとクリアした。スタートを決めると、迷いなくハナへ。「たくさん(作戦を)考えた中の一つ。行き切ってラチ沿いを通ればと思っていました」。持ったままで直線へ向くと、鞍上の激励に応えて追撃を1馬身¼差で振り切った。
同一年にフェブラリーSとチャンピオンズC(ジャパンCダート時代を含む)を制したのは過去3頭しかいない。史上4頭目の快挙に、田中博調教師も「大きな仕事をしてくれました。この馬には驚かされる。自分たちの想像をはるかに超えてくれるので、感謝しかない」と万感の表情だ。
1800メートル、コーナー4つのコースも初とあって入念に準備を進めてきた。美浦Wコースで7ハロンと長めから追い切り、道中でタメが利くように走りのバランスも調整した。師が「ギリギリのところまで攻めて仕上げました。この1週間は、大きな風船を、変な触り方をしたら壊れるんじゃないか」というほど追い込んだ。レースで鍛錬の結果を出した相棒を、鞍上も「距離も枠も明らかに不利でしたけど、この馬には関係なかった。すごい馬です」とたたえた。
「これだけの馬ですから、海外も選択肢になります。いいチョイスができれば」とトレーナー。戦前の不安説を一蹴。来春はサウジC(ダ1800メートル)や、今春も行ったドバイ遠征などが視野に入ってきそうだ。(長田良三)
■レモンポップ 父レモンドロップキッド、母アンリーチャブル、母の父ジャイアンツコーズウェイ。栗毛の牡5歳。美浦・田中博康厩舎所属。米国産。馬主はゴドルフィン。戦績14戦10勝(うち地方1戦1勝、海外1戦0勝)。獲得賞金4億8175万6000円(うち地方7000万円)。重賞は2023年GⅢ根岸S、GIフェブラリーS、JpnI南部杯に次いで4勝目。チャンピオンズCは坂井瑠星騎手、田中博康調教師ともに初勝利。馬名は「レモンスカッシュ」。
チャンピオンズCアラカルト
◆入場&売り上げ チャンピオンズCの入場者数は2万8611人で前年比202・5%、売り上げは169億3021万5400円で同106・9%だった。
◆坂井瑠星騎手 2回目の騎乗で初勝利。前回は2021年(アナザートゥルース)の3着。JRA・GⅠは同馬で制したフェブラリーS以来で今年2勝目。通算4勝目。重賞もフェブラリーS以来の今年2勝目で通算14勝目。
◆田中博康調教師 初出走で勝利。JRA・GⅠはフェブラリーS以来で今年、通算ともに2勝目。重賞は産経賞オールカマー(ローシャムパーク)以来で今年、通算ともに6勝目。
◆レモンドロップキッド産駒 初出走で勝利。JRA・GⅠはフェブラリーS以来で今年、通算ともに2勝目。重賞もフェブラリーS以来で今年、通算ともに3勝目。
◆馬主…ゴドルフィン(H.H.シェイク・モハメド名義を含む) JRA・GⅠはフェブラリーS以来で今年2勝目。通算5勝目。重賞もフェブラリーS以来の今年3勝目で通算30勝目。
◆同年のフェブラリーS優勝馬による勝利 17年ゴールドドリーム以来、6年ぶり4頭目。
◆外国産馬の勝利 02年イーグルカフェ以来、21年ぶり3頭目。
◆逃げ切り 中京競馬場で実施されるようになった14年以降で初めて。
◆1番人気の勝利 21年テーオーケインズ以来、2年ぶり9回目。
◆5歳馬の勝利 22年ジュンライトボルトに続く、2年連続11回目。
◆関東馬の勝利 18年ルヴァンスレーヴ以来、5年ぶり4回目。
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