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【クイーンS】血統診断

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 中距離向きのスピードに加え、札幌のタフな洋芝に対応するスタミナとパワーが求められるレースだ。

 アイムユアーズの父ファルブラヴは今年も産駒のトランスワープ函館記念を勝つなど、洋芝適性が高く、夏場にも強い。近親にエアグルーヴ(GI2勝のほか、札幌記念2勝)らがいる超一流の母系がスタミナと底力を強化。スピードがあるので荒れていない開幕2週目の馬場は歓迎で、オークス4着からも小回りの1800メートルなら十分にこなせる。

 フミノイマージンの父マンハッタンカフェ札幌2歳S優勝馬を2頭(2007年オリエンタルロック、09年サンディエゴシチー)出すなど、洋芝に強い。近親に米国でGI11勝のセレナズソングがいる底力のある母系。57キロでも力を出せる。

 昨年2着のコスモネモシンゼンノロブロイ×シングスピールと成長力豊かな配合。昨年も休み明けでの出走だっただけに、今年も争覇圏内だ。同じロブロイ産駒のラブフールは母がエルコンドルパサー×コマンダーインチーフで、洋芝は向く。叔母に08年エリザベス女王杯優勝馬リトルアマポーラがおり、格上挑戦でも軽視は禁物だ。

 シースナイプは4代母ムーンマッドネスが昨年の優勝馬アヴェンチュラと共通。グラスワンダー×スペシャルウィークの粘り強さがある配合からも洋芝は合いそう。

 洋芝で怖いのがピュアブリーゼ。父はドイツで芝2400メートルのGIを3勝し、スタミナ豊富なGI馬を数多く出しているモンズンで、母の父は凱旋門賞馬のパントレセレブル。札幌初出走でも、適性は高そうで、一変の可能性は十分ある。

 タニノギムレット産駒のオールザットジャズミッドサマーフェアはともに決め手が生きる軽い芝がベター。ロベルト系は札幌開催になった00年以降【0・0・0・8】と振るわず、洋芝と小回りがカギになる。

 これに対し、父がロベルト系ブライアンズタイムでもレインボーダリアは母の父が洋芝に良績があるノーザンテースト。昇級初戦でも侮れない。 (血統取材班)

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