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【宝塚記念】レース展望

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【宝塚記念】レース展望

阪神の日曜メインでは、上半期の総決算ともいえるGⅠ宝塚記念(25日、芝2200メートル)が行われる。史上最多タイとなる8頭のGⅠ馬がエントリーしており、サマーグランプリにふさわしい好レースが期待できそうだ。

ファン投票1位に輝いたイクイノックス(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)は、昨秋の天皇賞、有馬記念に続き、3月にドバイで行われたシーマクラシックも制してGIレースを3連勝。世界1位にランキングされる実力は言うまでもなく、早めに栗東入りして積まれている調整過程も順調そのもの。キタサンブラック産駒だけに、さらなる成長も見込め、V4の可能性は高い。堂々の主役だ。

ジャスティンパレス(栗東・杉山晴紀厩舎、牡4歳)は天皇賞・春でGI初制覇。早めスパートから楽に抜け出し、後続を寄せ付けない完勝だった。直線で一瞬、進路がふさがりながら勝利をもぎ取った2走前の阪神大賞典も高く評価できる内容。晩成型と評価された素質馬が、4歳になって本格化してきた印象だ。

ディープボンド(栗東・大久保龍志厩舎、牡6歳)は天皇賞・春で3年連続の2着。悲願達成はならなかったが、能力がなければできることではなく、展開などがかみ合えば、いつでもチャンスがある。上がりがかかる展開で、しぶとさが生きるようなら出番があるだろう。


ヴェラアズール(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡6歳)はドバイワールドCで13着。大敗したが、初めての海外遠征だったうえに、久しぶりのダートなら仕方ない面もある。昨年のジャパンCを制覇した強烈な末脚は、無視できない。

ジェラルディーナ(栗東・斉藤崇史厩舎、牝5歳)は大阪杯、クイーンエリザベスⅡCと連続6着ながら、内容は悪くない。昨年の有馬記念で3着と牡馬相手でも、やれる実績は残している。

ダノンザキッド(栗東・安田隆行厩舎、牡5歳)もクイーンエリザベスⅡC(5着)からの参戦。今回は初の2200メートルが鍵となるが、実績のある阪神なら大崩れせずに走れそうだ。

鳴尾記念を勝って意気上がるボッケリーニ(栗東・池江泰寿厩舎、牡7歳)、昨年の皐月賞ジオグリフ(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)と菊花賞アスクビクターモア(美浦・田村康仁厩舎、牡4歳)、53キロの軽量で挑む3歳馬ドゥラエレーデ(栗東・池添学厩舎、牡)の走りにも注目したい。




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