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【ジャパンCの注目点】タイトルホルダー&ドウデュース復権なるか ディープボンドの悲願達成は?

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【ジャパンCの注目点】タイトルホルダー&ドウデュース復権なるか ディープボンドの悲願達成は?

★秋初戦のオールカマーは2着 タイトルホルダーが約2年半ぶりに東京参戦

タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)は、今年初戦の日経賞を8馬身差で圧勝し、続く天皇賞・春では1番人気に支持されたが、右前肢玻行を発症したため競走中止となり、その後は休養に入った。秋初戦となった産経賞オールカマーでは逃げて2着に入っているが、昨年の宝塚記念以来となるJRA・GI4勝目を挙げることができるだろうか。なお、タイトルホルダーは関東馬だが東京での出走が少なく、今回は2021年のダービー6着以来、約2年半ぶりの東京参戦となる。

今年のジャパンCには、タイトルホルダースターズオンアース(牝4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)、リバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)とドゥラメンテ産駒のGI馬3頭が登録している。ドゥラメンテ産駒は今年JRA・GI5勝を挙げており、昨年に続き2年連続2回目のJRA・GI5勝以上をマークしているが、昨年に並ぶJRA・GI年間6勝目を挙げることができるだろうか。なお、グレード制が導入された1984年以降、産駒がJRA・GI年間5勝以上を複数回達成した種牡馬はディープインパクト(8回)、サンデーサイレンス(6回)、ドゥラメンテの3頭だけとなっている。

★世代の頂点に立った舞台で巻き返しなるか 昨年のダービー馬ドウデュース


昨年のダービー馬ドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が、秋初戦の天皇賞・秋7着からの巻き返しを狙う。同馬は天皇賞・秋では当初騎乗予定だった武豊騎手が負傷し、急きょ戸崎圭太騎手に騎手変更となったが、武豊騎手が療養中のため、今回も戸崎圭太騎手が騎乗する予定。なお、ドウデュースを管理する友道康夫調教師はジャパンCの出走回数で現役最多(16回)となっており、2017年シュヴァルグラン以来6年ぶり2回目のジャパンC制覇がかかる。

★史上2頭目のジャパンC連覇なるか 1年ぶりの勝利を目指すヴェラアズール

ヴェラアズール(牡6歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)は、昨年のジャパンC優勝後は有馬記念10着、ドバイワールドC(UAE)13着、宝塚記念8着、京都大賞典7着と4連敗中で、昨年制したジャパンCで復活の勝利を目指す。ジャパンC2勝はジェンティルドンナ(2012・13年)、アーモンドアイ(2018・20年)の2頭が記録しており、ヴェラアズールにはジェンティルドンナ以来2頭目のジャパンC連覇がかかる。6歳以上馬がジャパンCを勝てば、2003年のタップダンスシチー(牡6歳)以来、20年ぶり4頭目となるが、ヴェラアズールは1年ぶりの勝利を挙げることができるだろうか。

★フランスから参戦の6歳騸馬イレジン 今夏に続く来日となるM・ヴェロン騎手が騎乗予定

フランスから参戦するイレジン(騸6歳、J・ゴーヴァン厩舎)は、通算19戦13勝、2着2回、3着3回、4着1回とデビュー以来安定した成績を残しており、今回は20戦目にして初めて自国フランス以外での出走となる。同馬は昨年10月の口ワイヤルオーク賞でGI初勝利を挙げ、今年4月のガネー賞でGI2勝目を挙げている。イレジンは、ガネー賞の後はしばらくレースへの出走はなかったが、9月のフォワ賞で戦列に復帰して2着となり、続くコンセイユドパリ賞を制してジャパンCに参戦する。イレジンには今年8月に実施されたワールドオールスタージョッキーズで来日した女性騎手のM・ヴェロン騎手が騎乗する予定だが、同馬にとって初の海外遠征となるジャパンCでどのような走りを見せるだろうか。なお、ジャパンCでフランス所属馬が勝てば1987年ルグロリュー以来36年ぶり2頭目、騸馬が勝てば1994年マーベラスクラウン以来29年ぶり4頭目となる。

★秋初戦の京都大賞典は3着 悲願のGI初制覇を狙うディープボンド

ディープボンド(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、2021年から3年連続で天皇賞・春2着となるなどJRA・GIに10回、海外GIに2回出走して4度の2着が最高成績となっている。同馬は秋初戦となった前走の京都大賞典では3着だったが、13回目の挑戦で悲顧のGI初制覇を遂げることができるだろうか。同馬にはテイエムオペラオーとのコンビで制した2000年以来、23年ぶりのジャパンC制覇を目指す和田竜二騎手が騎乗予定。

★昨年の共同通信杯以来の勝利なるか 天皇賞・秋4着のダノンベルーガ


ダノンベルーガ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)は、デビューから2連勝で昨年の共同通信杯を制したが、その後は7戦連続5着以内と善戦を続けているものの勝利から遠ざかっており、前走の天皇賞・秋は勝ったイクイノックスから0・6秒差の4着だった。同馬は昨年(5着)に続くジャパンC参戦となるが、久々の勝利を挙げることができるだろうか。ダノンベルーガには短期免許を取得してJRAに参戦しているJ・モレイラ騎手が騎乗予定。同騎手の今年のJRA競走での成績は142戦38勝、2着26回、3着18回(勝率.268、3着以内率.577)で、JRA重賞4勝をマークしている(※11月20日現在)。






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8 エトヴプレ 牝3
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9 スウィープフィート 牝3
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