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東京の日曜メインは東京新聞杯(2月5日、GⅢ、芝1600メートル)。2018年優勝馬リスグラシューは翌年に年度代表馬に、19年の覇者インディチャンプは同年に安田記念、マイルチャンピオンシップを制覇するなど、出世レースのひとつでもある。GⅠ安田記念(6月4日)と同じ舞台で行われるため、今後のマイル路線を占う重要な一戦だ。
ナミュール(栗東・高野友和厩舎、牝4歳)は昨年の牝馬3冠を皆勤。桜花賞10着、オークス3着、秋華賞2着と勝利には手が届かなかったが、主役級の活躍を見せた。前走のエリザベス女王杯では初めての年長馬相手に5着。今回は牡馬と初対戦になるが、チューリップ賞など全3勝を挙げている得意距離に戻れば、ここでも主役を張れる存在だ。2023年の初陣を白星で飾って、今年の飛躍につなげたい。
エアロロノア(栗東・笹田和秀厩舎、牡6歳)は今年の京都金杯で0秒1差の2着。最後はイルーシヴパンサーの決め手に屈したが、直線で少し動きづらいところもあったことを考えると好内容だった。重賞未勝利ではあるが、昨年の安田記念では0秒2差の7着、マイルCSでは0秒4差の7着と人気以上に健闘しており、マイルでは常に侮れない一頭だ。東京コースでの良績はないが、GⅢなら重賞初制覇のチャンスは十分だ。
ウインカーネリアン(美浦・鹿戸雄一厩舎、牡6歳)は昨年、一気の3連勝で関屋記念を制覇。サマーマイルチャンピンに輝いた。マイルCSではゲートでうるさい面を見せ、スタートを切ったものの自分のリズムで運べず、展開が向かなかったこともあり、12着に終わった。今回は追い切りでパシファイアーを着用し、効果は上々。サマーマイル王者の巻き返しに注目だ。
他にも、昨年の牝馬クラシックで奮闘したピンハイ(栗東・田中克典厩舎、牝4歳)、昨年の京成杯オータムH覇者ファルコニア(栗東・高野友和厩舎、牡6歳)、京都金杯3着プレサージュリフト(美浦・木村哲也厩舎、牝4歳)、NHKマイルC2着の実績を持つマテンロウオリオン(栗東・昆貢厩舎、牡4歳)、決め手鋭いジャスティンカフェ(栗東・安田翔伍厩舎、牡5歳)など、GⅢながら骨っぽいメンバーが顔をそろえた。
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