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【先取り！重賞出走馬最速診断】安田記念2023 中距離王者ジャックドールも参戦！春のマイル王に輝くのは？
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週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り！ 今回は安田記念に出走予定の13頭を診断します。
イルーシヴパンサー
1勝クラスから4連勝で東京新聞杯を制覇。次走、安田記念では1番人気の支持を受けるも8着。速いペースではなかったが、流れに乗れなかった。今年初戦、京都金杯での復活勝利は、中団につけられたのも大きい。前走の中山金杯は8着も、直線で前が壁になる不利。近走は行き脚がついており、昨年と同じ轍は踏まない。
インダストリア
全前走のダービー卿CTでは、中団前で脚を溜め、上がり33秒4の脚を使い重賞初制覇。勝ち時計は1分33秒2。全4勝の内、3勝は中山で挙げている。東京マイルの2戦はいずれも1分32秒台の決着で着外。軽い芝の時計勝負は厳しい。
ウインカーネリアン
重賞初制覇を飾った昨年の関屋記念は、超スローを番手追走、展開利が大きかった。年明け初戦の東京新聞杯は、1枠2番からハナを切り後続を完封。前残りの馬場だったため判断しにくいが、前半4ハロン45秒8だけみれば差しが決まっていい。相手はぐっと強くなるが、積極策でどこまで。
ガイアフォース
昨年のセントライト記念を制し、菊花賞では1番人気の支持を受け8着。年明け初戦のAJCCも1番人気5着に敗れた。ステイヤー路線に向かうのかと思いきや、前走はマイラーズCを選択。レースでは一息のスタートから、中団につけ、追走はスムーズ。上がり3ハロン33秒2の脚を使い、勝ち馬シュネルマイスターと0秒1差は驚きの大健闘。今回はどう乗ってくるのか。
ジャスティンカフェ
血統的には中長距離向きで、マイルだと毎回後方待機になる。中山より東京向きの馬ながら、前走のダービー卿CTは2番人気2着。ひとつ前、東京新聞杯は1番人気を背負い4着。上がり最速の脚を使ったものの、前の止まらない馬場かつ、前半脚の溜まらないペースだと厳しい。3勝クラスの勝ち方をみると、良馬場かつ、スローからのキレ勝負がベストだろう。
ジャスティンスカイ
青葉賞11着、札幌芝2000mの2勝クラス4着の結果を受け、マイルに切り替えると一気の3連勝。古馬重賞初参戦となった前走のマイラーズCでは、進みは悪かったが、大きな不利もなく2番人気9着に敗れた。東京マイルは2戦2勝で、秋色Sのラップ、時計は重賞級も、G1だともうひとつ上のレベルを求められる。
ジャックドール
前走の大阪杯は、ハナを切り前後半3ハロン35秒5-35秒3、前後半5ハロン58秒9-58秒5。さすが武豊騎手、精密機械のようなラップを刻みG1初制覇。デビューから14戦、一貫して芝2000mを使ってきたが、ここにきてのマイル参戦。未知の部分が多く、馬券はオッズとの相談になりそう。
シャンパンカラー
東京マイル2戦2勝から、2ハロン延長で臨んだ京成杯は3番人気6着。中山が不向きというより、距離が長い。マイルへ戻ったニュジーランドTでは、7番人気3着ときっちり巻き返した。前走、稍重のNHKマイルCでは出遅れるも、展開が向き、4角13番手から差し切り勝ち。東京マイルは全勝も、速い時計がないのは気になる。
シュネルマイスター
昨年後半は着内好走ナシの不本意な結果となったが、年明け初戦のマイラーズCは後方待機から上がり3ハロン最速32秒9の脚を使い快勝。改修前のレコードタイムに0秒2迫る勝ち時計1分31秒5も優秀。東京マイルはNHKマイルCを制した舞台で、すべてG1を走り1着1回2着2回。ここも大崩れはなさそう。
セリフォス
3歳暮れの朝日杯FS2着から、NHKマイルC4着、安田記念4着と、あと一歩の競馬。昨秋の休み明け初戦の富士Sを快勝すると、古馬マイルG1初挑戦、前走から2キロ増のマイルCSでG1初制覇。爆発力には目を見張るものがあった。前走初めて1800mを走ったドバイターフをみると、やはりマイラーだなあという感じ。脚の溜まるペースが理想。
ソウルラッシュ
1勝クラスから4連勝でマイラーズCを制覇。内3戦は稍重以上の道悪だった。次走G1初挑戦の安田記念は6人気13着も、直線で右往左往する大きなロス。その後、富士S2着、マイルCS4着、マイラーズC3着と一線級相手に崩れていない。ルーラーシップの産駒で高速決着に一抹の不安を残していたが、富士SとマイラーズCの走破時計は、1分32秒1、1分31秒6。スタートが決まれば好勝負可能。
ソダシ
前走のVMは、8枠16番からのポジション確保にやや強引な面があったが、2着確保。ここまで芝のマイル戦は【4-1-1-0】とオール馬券内。昨年は牡馬混合重賞のマイルCSでも3着に走っている。中2週が鍵になるが、前走は約半年ぶり。ウインカーネリアンとジャックドールの出方次第で展開利もありそう。3連係を買うなら押さえるのが妥当か。
ソングライン
昨年の覇者で、前走VMを勝ちG12勝目。古馬G1にしてはそれほど速くないペースを道中は中団待機、4角では6番手。直線は前を行く2頭の間を割った。上がり3ハロン33秒2を記録した末脚は府中向き。昨年は同じステップで勝っており、舞台相性は抜群。高速決着も得意で死角は少ない。
(文・垣本大樹)
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