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【香港ヴァーズ】ウインマリリン悲願のGI初制覇 牝馬Vは13年ぶり

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【香港ヴァーズ】ウインマリリン悲願のGI初制覇 牝馬Vは13年ぶり

【11日香港=長田良三】香港国際競走4レースがシャティン競馬場で行われ、ヴァーズのウインマリリンがダミアン・レーン騎手(28)=オーストラリア=に導かれ、直線で鋭い末脚を披露。海外初挑戦で悲願のGⅠ初制覇を飾った。ヴァーズの牝馬Vは2009年のダリヤカナ(フランス)以来、13年ぶり。



異国の地で悲願のビッグタイトルをゲットだ。ウインマリリンが直線で豪快に突き抜けて、海外GⅠ初挑戦にしてV。2019年にウインブライトがクイーンエリザベス2世Cと香港Cを制した赤地に黒縦じまの勝負服が、再び香港のファンを驚かせた。

「気分良くリラックスして走っていました。彼女の末脚が切れるのは知っていましたし、それを生かす乗り方をしようと思いました」


エリザベス女王杯2着に続くコンビとなったレーン騎手が、渾身(こんしん)の騎乗を振り返った。スタートして序盤は激しい先行争いのなか、4番手を確保。内からグローリーヴェイズなど各馬が徐々にポジションを押し上げるなか、一旦は後方2番手までポジションを下げた。そこで慌てずじっくり脚をためると、大外から抜群の手応えで直線へ。鋭い末脚でライバルを次々と捕らえ、最後は1馬身半突き抜けた。

これが海外GⅠ初勝利の手塚調教師は「〝神騎乗〟ですね。素晴らしいです。前でレースを…と作戦を練っていて、その通りではなかったけど、結果的にすごい脚を使ってくれました。違うマリリンを引き出してくれましたね」と手放しで人馬をたたえた。

昨年の産経賞オールカマー(1着)後は、体調が整わず結果が出ないレースが続いた。「いい状態ではないときに使ってしまったので。彼女には申し訳なかった」とトレーナーは反省。立て直しを図った札幌記念で3着と復調の兆しを見せると、前走のエリザベス女王杯では勝ち馬ジェラルディーナに0秒3差の2着とGⅠで戦える力を改めて証明した。

今後は未定だが、海外で大きな壁を乗り越えたウインマリリン。来年はさらに〝ウインウイン〟となるべく、突き進んでいく。

ウインマリリン 父スクリーンヒーロー、母コスモチェーロ、母の父フサイチペガサス。栗毛の牝5歳。美浦・手塚貴久厩舎所属。北海道新冠町・コスモヴューファームの生産馬。馬主は(株)ウイン。戦績17戦6勝(うち海外1戦1勝)。重賞は2020年GⅡサンケイスポーツ賞フローラS、21年GⅡ日経賞、GⅡ産経賞オールカマーに次いで4勝目。馬名は「冠名+女性名」。

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