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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は中山記念・調教予想(最終版)をお届けします!
日曜日に行われる中山記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ソッサスブレイ【C】
美浦坂路単走(映像なし)。順調に本数を消化し、最終追いでは及第点の上がりラップを刻んできた。デキは悪くなさそうだが、今回よりも中間の内容が良く、理想的なレース運びだった2走前のディセンバーSが3着止まり。当時を超えるパフォーマンスまではどうか。
②トーラスジェミニ【B】
美浦南W併走。体勢不利の形でゴールしたものの、ここ数走の中間時に見られた硬さがなくなり、行きっぷりも随分と良くなった。直線で外と内の間を突く際にモタつくなど、まだ良化の余地は残しているが、使いつつ状態が上向いているのも事実。展開や馬場が向けば出番があってもいい。
③ガロアクリーク【A】
美浦南W併走。それほどトビは高くないものの、前後のバランスが良く、推進力は前方へしっかりと伝わっている。手前を替える際に頭を少しあげるも、それを除けば低い重心を保ち、とても集中した走り。脚元の動きも力強い。長期休養明けだが、かなりの線まで仕上げてきた印象を持つ。
④ヒュミドール【B】
美浦南W併走。手前の変換が不器用なところは相変わらずだが、コーナーリングは実にスムーズ。手前を替えたあとの体を大きく使った走りにも見どころがあった。概ね自身のパフォーマンスは示している印象。この馬なりに順調だろう。
⑤パンサラッサ【B】
栗東坂路単走。後肢が少し緩く映る一方、前肢の出はしっかりしており、回転力が高く力感も十分。楽に好時計を刻んだ有馬記念の中間時に比べると、動きの質は若干落ちるが、大きく割り引くほどでもない。まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑥レッドサイオン【C】
美浦南W併走。折り合いをつけて、この馬なりにキビキビと動けてはいる。ただ、やや踏み込みが浅いためか、力強さや迫力という面では今ひとつ。そのあたりを鑑みると、まだ良化途上のようにも思える。別定G2で上位争いに加わるには、展開や馬場など何らかの恩恵がないと厳しいか。
⑦ウインイクシード【B】
美浦南W併走。左手前を嫌がったのか、直線で頭を振ってリズムを崩し、フォームが乱れる場面も。それを除けば、前肢をしっかりかき込んで、力強さを十分に感じる走り。ラストまで脚いろが鈍ることもなかった。抜群とはいかないまでも、それなりに状態は持ち直してきている。
⑧マルターズディオサ【C】
美浦坂路併走。ほぼ馬なりで前を行く僚馬との差を詰め、同入に近い形でゴール。それはいいのだが、前後のバランスが悪く、推進力がきちんと前へ向いていない。併せた時の競る気配も薄く映る。最近は稽古駆けしなくなったとはいえ、もう少し覇気を出してほしいのも確か。積極的には手が出ない。
⑨ゴーフォザサミット【C】
美浦南W併走。首の動きが硬く、前向きさをあまり感じない走り。加えて、直線を向いてからは手前の変換に手を焼いた。手前を替えてからはストライドを伸ばしていたが、いい頃はもう少しトビが高かったような気も。本当に良くなるのは、ここを使ってからかもしれない。
⑩ルフトシュトローム【C】
美浦南W単走。コーナーからハミを嫌って制御にひと苦労。解放されたあとの完歩の大きさ、広いストライドをみるに、一介の短距離馬でないことは窺い知れるが……。いずれにせよ、気性のコントロールが大きな課題。調教観点からは評価しづらいが、当日の気配を注視したい1頭ではある。
⑪カラテ【B】
美浦坂路単走。あまり首が前に出ず上体が高めの走法だが、もともとそういう馬なので、今さら気にしても仕方がない。これでも下半身とのバランスはとれているほうだし、トビの大きな走りも健在。前回からの上積みを見込めるかどうかについては疑問も、雰囲気は決して悪くない。
⑫アドマイヤハダル【A】
栗東坂路単走。手前を左に替えてからの首を大きく使った躍動感のある走りは目を引いた。もう少し後肢に厚みが出てくれば言うことなしだが、それでも近2走の中間時よりは良くなっている。トビが大きく中山内回りの対応がカギを握るも、ここ数走の中では一番デキがいい。
⑬ワールドリバイバル【C】
栗東坂路単走。脚慣らしに近い内容。時計が緩いため、手前の切り替えが上手だったこと以外、可もなく不可もなしの印象。中間の調教過程も変則気味で、評価するに悩ましいものがある。当欄の判定はCにとどめておくが、当日の気配次第では、ヒモ候補として一考の余地があるかもしれない。
⑭コントラチェック【A】
美浦南芝単走。四肢のさばきが素軽く、身のこなしもしなやか。首と前肢の連動性が高く、ストライドも広くとれている。何よりリラックスして、気分良く駆けることができていたのは好感度大。走りやすいトラックということを差し引いても、気配の良さは目を引くものがある。高く評価したい。
⑮ダノンザキッド【B】
栗東CW単走。軽めの調整ということもあってか、随所に気難しい面を見せた。とはいえ、解放されたラストの弾力性に富んだフットワークは非凡。ガッツリ追えば伸びそうな余力も十分に残している。仕上がり自体は悪くないので、あとは実戦で折り合いがつくか否か。その1点に尽きよう。
⑯ワールドウインズ【C】
栗東CW併走。身のこなしに硬さはなく、完歩もそれなりに大きい。その反面、全体的に淡々とした走りで、威圧感はなく競る気配も乏しく映る。強豪集うG2で変わり身を見込める状態にあるかといえば疑問。複勝圏まで届くイメージは浮かんでこない。
【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。トップは⑭コントラチェックとする。体を柔らかく使って、颯爽と走る姿が印象的。気合乗りも程よく、いい状態でレース当日を迎えることができそうだ。
一戦ごとに稽古の内容が良化している、⑫アドマイヤハダルも上位評価に値する1頭。前後のバランスの良さと力強い脚どりが目を引く、③ガロアクリークも差はない。
<注目馬>
⑭コントラチェック ⑫アドマイヤハダル ③ガロアクリーク
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