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【宝塚記念 俺のチェックポイント】長田が探る ドバイターフを制したパンサラッサの躍進のわけ


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【宝塚記念 俺のチェックポイント】長田が探る ドバイターフを制したパンサラッサの躍進のわけ

今週は上半期のGⅠを締めくくる宝塚記念が行われる。「俺のチェックポイント」初日は、大阪サンスポの長田良三記者がパンサラッサに注目。今年に入って中山記念を勝ち、初の海外遠征でドバイターフを制するなど、充実一途の要因に迫った。

 ◇

昨年の年度代表馬エフフォーリア、今年の天皇賞・春を制してGⅠ2勝のタイトルホルダー、2020年の3冠牝馬デアリングタクトなど豪華な顔ぶれとなった今年の宝塚記念。中でも気になっているのはパンサラッサだ。

本命に推したドバイターフでは、世界を相手に逃げ切ってGⅠ初制覇。ブレークの要因はどこにあるのか。早速、矢作厩舎へ向かい、池田厩務員を直撃した。


「毛づやはピカピカで状態に関しては何も心配していない。中山記念、ドバイのときも良かったけど、今回もさらにいいと思う」

実に頼もしい言葉が返ってきた。16日の栗東CWコースでの1週前追い切りではラスト1ハロン11秒5(6ハロン80秒8)と鋭い伸びを披露。海外重賞を連勝し、同じくグランプリに臨むステイフーリッシュ(OP)を6馬身半ちぎっており、体調の良さがうかがえる。「矢作厩舎の過去のスターホース、リアルスティールラヴズオンリーユーコントレイルとオーラのある調教を見てきたけど、匹敵するぐらい良かった」と、ベテラン厩務員も舌を巻くほどだ。

覚醒の要因は昨年のこの時期に取った約半年間の休養にある。昨年4月のマイラーズCで左前肢跛行のため競走除外になった後、左前脚に骨瘤が出た。そこで陣営が思い切って休ませたことが功を奏した。10月のオクトーバーS(L)で復帰戦Vを飾ると、大逃げを打った福島記念で重賞初制覇。世話役は「完治して痛いところはない。前進気勢が出て、重心の低いフォームになった。無駄のないフォームだから最後の粘りにつながっている」と証言する。

全6勝が芝1800~2000メートル。有馬記念(芝2500メートル)では距離の壁にはね返されて13着に敗れたが、池田厩務員は「スタートセンスが抜群でダッシュ力もあって、コーナリングも抜群にうまい。今のデキの良さで距離を克服してほしい」と願いを込める。

同型がいても、戦法に迷いはなさそう。進化を遂げて臨むサマーグランプリでは、ファンを沸かせる逃走劇が見られるような気がしてきた。(長田良三)

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