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【中山記念】ヒュミドール、小手川師とW重賞初制覇だ

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【中山記念】ヒュミドール、小手川師とW重賞初制覇だ

 関東圏では春の中山開催が開幕し、日曜メインでは伝統のGII中山記念が行われる。注目されるのは、ここにきての地力強化が顕著なヒュミドールだ。昨年は小倉記念福島記念で2着。重賞に手が届くところまできており、開業3年目の小手川準(こてがわ・ひとし)調教師(50)=美浦=ともどもJRA重賞初制覇を狙う。

 3冠馬オルフェーヴルを父に持ち、祖母は桜花賞キストゥヘヴン。今後の活躍が見込まれる6歳馬ヒュミドールが、中山記念で今年のスタートを切る。前走の福島記念で2度目の重賞2着。ここは待望の初タイトルが懸かる大事な一戦だ。

 「(前走は)目一杯に仕上げての競馬だっただけに、その後は放牧でリセット。疲れは早くに取れて、調整はとにかく順調。休み明けにしてはいい仕上がりにある」

 約3カ月ぶりの実戦となるが、小手川調教師に不安の色はない。前走後は、今週末に行われるサウジアラビアの国際競走に遠征するプランもあったが、重賞未勝利で実績が足りなかったのか、招待状は届かなかった。それでも調整に支障はなく、「こちら(中山記念)も視野にあったので仕上げに狂いはない。競馬に行けば自分で体を作れるタイプでもあり、重めということもなく、力を出せる状態」。招待されなかった悔しさを晴らせる態勢にある。

 中山の芝では2戦0勝だが、ステイヤーズS5着、日経賞4着とGIIで掲示板を確保。「以前と違って心身ともにしっかりしてきた。中山は勝っていないが、体力がついた今なら問題ない。(コーナー4つの)小回りでも、開幕週の(時計が)速い競馬でも、いろいろな条件に対応可能な馬と思っている」と指揮官は話す。これまでも、初勝利と2勝目をダートで挙げ、芝では小回り福島の2600メートルと、広い東京の1800メートルで勝利。距離、コースを問わないオールラウンダーぶりが、ここでも発揮されそうだ。

 「オープンであり、どこを使っても一回一回が勝負。(重賞でも)やれていい馬ですし、そのために毎回しっかり仕上げていきたい」と意欲的に締めくくった小手川調教師。勝てば開業3年目で初のJRA重賞制覇になる。「奥手のタイプ」(同師)らしく、徐々にパワーアップしてきた厩舎の看板馬の走りから目が離せない。(水戸正晴)

中山記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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