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【漆山“教授”のGI因数分解】センテリュオ舞台最適

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【漆山“教授”のGI因数分解】センテリュオ舞台最適

 東大卒の漆山貴禎記者がGI的中への解法を探す「漆山教授のGI因数分解」。みやこSの3連単4万1220円を◎▲△で的中させて勢いに乗る知性派が、今年は阪神競馬場で行われるエリザベス女王杯を徹底分析。過去のレース傾向とコース替わりから狙える馬を探し出した。

 今秋のGIは1番人気が4連勝中と堅い決着が続いている。しかし、1990年以降のGIで1番人気が5連勝したケースはない。エリザベス女王杯は絶好の“荒れ頃”と読むが、果たして-。

 (1)同距離の好ステップ

 過去10年で前走・芝2200メートル戦に出走していた馬が【2・2・1・8】、連対率30・8%と好走。特に産経賞オールカマー組が【2・1・0・3】と強さを発揮している。芝2200メートルで行われている牝馬重賞は女王杯が唯一。前走で同じ距離のペースを経験していることは大きな強みになる。

 (2)高速決着

 京都の改修に伴い、今年は阪神で行われるのが大きなポイント。ファンタジーSで2歳日本レコードがマークされるなど、開幕週の芝は速い時計の決着が目立ち、スピード馬場への対応が鍵になる。実際に過去10年中7年で、芝2000メートルの持ち時計5傑から馬券に絡む馬が出ており、有益な指標になるはずだ。

 (3)上位騎手の地殻変動

 コース替わりをさらに深掘りすると、同じ芝2200メートルでも京都と阪神では上位騎手の顔触れがかなり入れ替わることに気づく。特に京都でトップのルメール騎手は阪神で上位5傑漏れ。【2・1・1・15】で、平均2・2番人気に対して平均5・9着と数字を落としている。逆に阪神でグンと成績を上げて4割超の連対率を残している川田騎手や武豊騎手は狙い目といえそうだ。

 注目馬 センテリュオ産経賞オールカマーを快勝。芝2000メートルのみならず、実は芝2200メートルの持ち時計比較でもトップで、この条件への適性が極めて高そうだ。昨年は4着に終わったが、さらに力をつけた今なら戴冠も狙える。

 エスポワールは今年新設された芝2200メートルの新潟牝馬S2着から挑む。武豊騎手だけでなく、2015年以降の阪神芝2200メートルでトップの【7・3・2・17】と、好成績を残している角居厩舎という点も魅力だ。

 GIホースのノームコアラッキーライラックも芝2000メートルの持ち時計できっちり上位にランクイン。週末の最終結論には頭を悩ませそうだ。(漆山貴禎)

エリザベス女王杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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