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メンバー最多のGI4勝を誇り、ファン投票2位で選出されたラッキーライラック(牝5)は、この有馬記念が引退レースとなる。阪神JFを勝って2歳女王に輝いて以降も、長く一線級で活躍を続けた名牝。管理する松永幹夫調教師(53)=栗東=が、ラストランを迎える厩舎の看板馬への思いを激白した。
長らく咲き誇った才媛がついに集大成の一戦を迎える。メンバー中最多のGI4勝を挙げるラッキーライラックは有馬記念を最後に繁殖入り。ファン投票では21万2674票を集めて2位に入った。松永幹調教師は言葉に万感の思いを込める。
「期待をされているということだと思います。その期待に応えられるよう、しっかりと力を出せるようにしたい。上位の支持を受けるということはうれしいですし、この1年、頑張った成果だと思います。最後だけに(管理する側として)気持ちも違います」
2017年には阪神JFを制して2歳女王に君臨。3歳時は同期のアーモンドアイの陰に隠れる形になったが、古馬になってからGI3勝(19年、20年エリザベス女王杯連覇、20年大阪杯)と再び大きく花開いた。
「長い間、厩舎の看板馬として頑張ってくれました。一番、印象に残っているレースは新馬戦(17年8月20日、新潟芝1600メートル1着)。あの勝ち方を見て、将来が楽しみになりました。GIでは昨年のエリザベス女王杯ですね。それまでとは違う面(鋭い伸び)を見せてくれました。ほとんどのレースで崩れずに走ってきてくれました」
前走後はノーザンファームしがらき(滋賀県)へ短期放牧に出され、今月2日に栗東トレセンに帰厩。16日の1週前はCWコースで6ハロン78秒8-13秒1(一杯に追う)をマークした。
「順調ですね。(16日の)1週前追い切りで強めの負荷をかけました。いつも通りの調整です。充実していますね。(馬は)1回使っているだけあって動きも軽いし、このままいってくれればと思います」
今回は福永騎手との初コンビで、距離の2500メートルも初めて。それでも指揮官が愛馬に寄せる信頼は揺るがない。
「冷静に乗ってくれるジョッキーですし、手が合うと思います。ピッタリじゃないですかね。距離も香港(ヴァーズ2着)で2400メートルを走っているので、問題ないと思います。位置取りはどこでもいいので、うまく道中で脚をためて折り合っていければ」
過去の有馬では何度も劇的なラストランVが繰り広げられてきた。古くは満場の“オグリ・コール”を巻き起こした1990年のオグリキャップ。近年でも同じ5歳牝馬の14年ジェンティルドンナ、19年リスグラシューが勝って、花嫁入りに花を添えている。
「スッと脚を使えますし、小回りコースは合っていますよ。あとは良馬場で競馬をしたいですね。いろんな路線から(出走メンバーが)くるし、頭数も多い。最後に結果を出して、いい形で終わりたいですね」
ジャパンCでひと足早く有終の美を飾った同級生のアーモンドアイに続く-。自身もジョッキーとしてのラストデーに重賞制覇&JRA通算1400勝の“Wミラクル”を達成したトレーナーは、ドラマチックな結末を信じてやまない。馬名は幸運のシンボルとされる五弁のライラックの花に由来する。女王が5つ目のGIタイトルを飾り、鮮やかにターフを去る。
★有馬記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
■松永 幹夫(まつなが・みきお) 1967(昭和42)年4月10日生まれ、53歳。熊本県出身。83年に競馬学校騎手課程第2期生として入学し、86年3月に栗東・山本正司厩舎所属でデビュー。91年オークス(イソノルーブル)をはじめ、2006年2月の引退までにJRA・GI6勝を含む通算1400勝(重賞54勝)。GI6勝は全て牝馬で“牝馬のミキオ”と呼ばれた。同年に調教師免許を取得し、07年に厩舎を開業。JRA通算381勝、重賞はGI6勝を含む21勝(成績は21日現在)。地方・海外でも重賞16勝を挙げている。
【主な有馬ラストランV】
★1990年オグリキャップ 希代のアイドルホースも、この秋は天皇賞・秋6着、ジャパンC11着と不振。「オグリは終わった」との声もささやかれるなか、武豊騎手を背に挑んだグランプリで奇跡の復活。17万人超の大観衆から“オグリコール”が起こった。
★2006年ディープインパクト 単勝1.2倍と圧倒的な支持を集め、武豊騎手を背に最後の衝撃を与えた。直線は異次元の末脚で突き抜けて3馬身差の完勝。国内唯一の黒星を喫した前年の無念を晴らし、7つめのGIタイトルを手にターフを去った。
★2013年オルフェーヴル ラッキーライラックの父は、フランスの凱旋門賞で2度目の2着に泣き、帰国初戦でラストランを迎えた。池添騎手を背に4コーナーで一気に先頭に立つと、そのまま後続に8馬身差をつける圧勝。レース後には引退式が行われた。
★2019年リスグラシュー 豪州の若き名手・レーン騎手を背に迎えたラストラン。断然人気のアーモンドアイが直線で失速するのとは対照的に、馬場の外めを力強く伸びて5馬身差で圧勝。この年3度目のGI制覇となった。
★「有馬記念2020」特集ページはこちら
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