中央競馬ニュース

【ズバリ!調教診断】函館2歳S 新馬戦快勝のヴィクトワールピサ産駒が前回以上のデキ!ノーマークにはできない加用厩舎の黒鹿毛馬!

 0   2   3,983
シェアする  x facebook LINEで送る

日曜日に行われる函館2歳Sの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。


ビアンフェ
1週前に函館Wでしっかりと攻め、速い時計を記録。ただ、ジョッキー騎乗かつ馬場の内めを回ってのもの。息をつくる意味では悪くないが、タイム自体を過度に評価しなほうがいい。今週のW追いは14-14程度の軽めの内容。とはいえ、首と四肢の連動性を欠き、フットワークはバラバラ。現状は一定のリズムで走れないと厳しそう。すんなり運べれば、という条件付きの狙いとなる。

ヤマメ
ジョッキー騎乗で調教本数をこなしているが、時計的に目立つようなところは見受けられない。函館Wで実施した最終追いのラップも平凡そのもの。脚勢的にもっとタイムが詰まってもよさそうだが……。この中間の内容を検証する限り、芝ではスピード不足の印象。上位争いに加わるには、上がりを要する消耗戦、あるいは道悪といった状況が最低限必要となる。

レッドヴェイパー
短期放牧を挟んだことに加え、小柄な馬体を考慮してか、14日のW追いは4Fから流す程度の内容。最終追いはWコースで併せ馬を行い、マズマズのタイムを記録した一方で、テンションが高く、脚の運びも乱れがち。それでも踏ん張って先着を果たしているように、勝負根性は高く評価できる。ただし、上積みを望めるかどうかについては疑問。△評価が妥当な線ではないか。


リュウノゲキリン
最終追いは芝コースで実施。関係ない併せ馬に追随するかたちで内に入り、最後は1頭をパスしてゴールした。ワンペース気味の走りではあるが、前肢と後肢の連動性が高く、時計以上のスピードを感じさせる。追い出した際に、素早くギアチェンジができるかどうかは不透明も、気配自体は決して悪くない。それなりの上積みを見込めそうだ。

タイセイビジョン
栗東坂路で速い上がりを2本出したあと、函館へ移動。入厩後は調整色の濃い内容に終始していたが、今週のW追いではキッチリと攻め、及第点のタイムをマーク。単走の予定ながら、結果的に前を行く同厩の併せ馬を目標とする変則の3頭併せとなり、楽々と最先着を果たした。後肢が遅れがちの走りではあるものの、この時期の2歳馬とすれば許容範囲の部類。いい仕上がり具合ではないか。

パフェムリ
最終追いは函館Wで2勝クラスを相手に併せ馬を実施。コーナーを過ぎたあたりから楽な手応えで前に出ると、直線ではパートナーを置き去りに。やや内めを回ったとはいえ、少し仕掛けた程度で5F67秒近辺を刻んでいるのだから、時計面の不足もない。1度使った効果は大きく、前回以上の状態でレースを迎えることができそうだ。

メイショウナパワン
中1週続きということもあって、最終追いは函館Wで感触を確かめる程度の調整。フォーム自体は悪くないが、頭を上げるシーンがあるなど、集中して走れていないように映る。コレといった強調点は見当たらず、上積みに乏しい印象。相手強化の重賞で、ハイパフォーマンスを望むのは厳しいだろう。

プリンスリターン
接戦後の中1週とあってか、最終追いは函館Wで上がり重点の内容。後肢主導の「後ろが勝った」走りではあるものの、鞍上のゲキにこたえるべく、馬自身が懸命に前肢を使って進もうとしているところは好感が持てる。そのぶん、ギクシャクしているように映るが、馬体自体は柔らかく、醸し出す雰囲気は決して悪くない。ノーマークにはできない存在だ。

マンバー
連闘。前回は美浦の坂路で加速ラップを刻んだのち、函館に入厩。想定メンバーを確認したうえで、急遽出走の運びになった様子。そうした経緯もあってか、腹回りに余裕があり、ゲートも立ち遅れる始末。それでも差し切り勝ちを演じるのだから、賞賛に値する。反動が出るようなら、当然ここは回避するはず。目算があっての出走とみるべきだろう。軽視禁物の1頭だ。

バブルガムダンサー
最終追いは門別坂路で実施。3F36秒0、2F24秒1、1F12秒3のタイムを記録した。この時計は前回(栄冠賞)の最終追いとほぼ同じ。前走快勝の反動は心配しなくてもよさそうだ。あとは、道中の追走力の問題。追ってバテない強みを活かすには、他馬が脚を削がれるタフな馬場、もしくはタイトな流れの持久力戦が望ましい。

スマートカーリー
1週前に函館Wで及第点のタイムを記録。芝コースで行われた17日の併せ馬でも、鞍上の合図に鋭く反応し、いい加速を見せた。中2週ながら併せ馬を3本消化するなど、中間の乗り込み量は十分すぎるほど。少なくとも体調面の不安はない。テンションを維持できれば、怖い存在になりそうだ。


アザワク
門別坂路で行われた最終追いでは、3F35秒9、2F23秒7、1F12秒3をマーク。前回(JRA認定ウィナーズ) の最終追い切り時よりも、2~3Fのタイムを詰めてきた。ダート1000mとはいえ、道中引っ張り切りのまま後続に影を踏ませない圧勝劇を続けたのだから、能力は確か。父方の影響力が強ければ、芝をこなしてもおかしくない。ヒモに加える手もアリだろう。

プリモジョーカー
最終追いは門別坂路で実施。3F35秒9、2F24秒1、1F12秒2のタイムを記録した。前回(JRA認定ウィナーズ)の最終追い切り時と比較して、やや上がりを要しているものの、全体タイムは詰めているので、気にする必要はない。ただ、適度な間隔があるにもかかわらず、1週前に速い時計を出していないのは気がかり。そのぶん、終いの踏ん張りが利かない可能性もある。今回は様子見がベターかもしれない。

イーサンティラノ
14日に終い重点の調整を施し、マズマズのラップをマーク。今週のW追いでは、単走ながら集中力のある走りを見せた。発汗の多さと脚さばきが硬く映るところは気になるが、最後まで重心を低く保っている点は評価できる。この馬なりにいい状態をキープしているのではないか。

ブルーパピヨン
短期放牧を挟み、10日に函館Wで初時計を記録。10日、17日と併せ馬を行い、格下相手とはいえ後れをとっていない点は好感が持てる。ただ、ともに馬なりの調整でタイムも凡庸。相手強化の重賞に臨むことを踏まえると、物足りなさを感じてしまう。上昇度に乏しく、今回は苦しい戦いになるかもしれない。

ゴッドスター
長距離輸送を挟んだこともあってか、1週前までの内容に目立つところはなかったが、今週のW追いで一変。ラスト1F12秒台前半の好ラップをマークした。少しズブい面がある一方で、加速がついたあとの前肢を有効に使ったフォームは目を引くものがあった。力を出せる仕上がりとみていいだろう。



ウマニティ重賞攻略チーム

この記事はいかがでしたか?
ナイス (2)
 ナイス!(2

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月2日()
安田記念 G1
6月1日()
鳴尾記念 G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

5月26日()
日本ダービー G1
目黒記念 G2
5月25日()
葵ステークス G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る