【ズバリ!調教診断】函館2歳S 新馬戦快勝のヴィクトワールピサ産駒が前回以上のデキ!ノーマークにはできない加用厩舎の黒鹿毛馬!2019年7月20日(土) 16:30
日曜日に行われる函館2歳Sの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ビアンフェ
1週前に函館Wでしっかりと攻め、速い時計を記録。ただ、ジョッキー騎乗かつ馬場の内めを回ってのもの。息をつくる意味では悪くないが、タイム自体を過度に評価しなほうがいい。今週のW追いは14-14程度の軽めの内容。とはいえ、首と四肢の連動性を欠き、フットワークはバラバラ。現状は一定のリズムで走れないと厳しそう。すんなり運べれば、という条件付きの狙いとなる。
②ヤマメ
ジョッキー騎乗で調教本数をこなしているが、時計的に目立つようなところは見受けられない。函館Wで実施した最終追いのラップも平凡そのもの。脚勢的にもっとタイムが詰まってもよさそうだが……。この中間の内容を検証する限り、芝ではスピード不足の印象。上位争いに加わるには、上がりを要する消耗戦、あるいは道悪といった状況が最低限必要となる。
③レッドヴェイパー
短期放牧を挟んだことに加え、小柄な馬体を考慮してか、14日のW追いは4Fから流す程度の内容。最終追いはWコースで併せ馬を行い、マズマズのタイムを記録した一方で、テンションが高く、脚の運びも乱れがち。それでも踏ん張って先着を果たしているように、勝負根性は高く評価できる。ただし、上積みを望めるかどうかについては疑問。△評価が妥当な線ではないか。
④リュウノゲキリン
最終追いは芝コースで実施。関係ない併せ馬に追随するかたちで内に入り、最後は1頭をパスしてゴールした。ワンペース気味の走りではあるが、前肢と後肢の連動性が高く、時計以上のスピードを感じさせる。追い出した際に、素早くギアチェンジができるかどうかは不透明も、気配自体は決して悪くない。それなりの上積みを見込めそうだ。
⑤タイセイビジョン
栗東坂路で速い上がりを2本出したあと、函館へ移動。入厩後は調整色の濃い内容に終始していたが、今週のW追いではキッチリと攻め、及第点のタイムをマーク。単走の予定ながら、結果的に前を行く同厩の併せ馬を目標とする変則の3頭併せとなり、楽々と最先着を果たした。後肢が遅れがちの走りではあるものの、この時期の2歳馬とすれば許容範囲の部類。いい仕上がり具合ではないか。
⑥パフェムリ
最終追いは函館Wで2勝クラスを相手に併せ馬を実施。コーナーを過ぎたあたりから楽な手応えで前に出ると、直線ではパートナーを置き去りに。やや内めを回ったとはいえ、少し仕掛けた程度で5F67秒近辺を刻んでいるのだから、時計面の不足もない。1度使った効果は大きく、前回以上の状態でレースを迎えることができそうだ。
⑦メイショウナパワン
中1週続きということもあって、最終追いは函館Wで感触を確かめる程度の調整。フォーム自体は悪くないが、頭を上げるシーンがあるなど、集中して走れていないように映る。コレといった強調点は見当たらず、上積みに乏しい印象。相手強化の重賞で、ハイパフォーマンスを望むのは厳しいだろう。
⑧プリンスリターン
接戦後の中1週とあってか、最終追いは函館Wで上がり重点の内容。後肢主導の「後ろが勝った」走りではあるものの、鞍上のゲキにこたえるべく、馬自身が懸命に前肢を使って進もうとしているところは好感が持てる。そのぶん、ギクシャクしているように映るが、馬体自体は柔らかく、醸し出す雰囲気は決して悪くない。ノーマークにはできない存在だ。
⑨マンバー
連闘。前回は美浦の坂路で加速ラップを刻んだのち、函館に入厩。想定メンバーを確認したうえで、急遽出走の運びになった様子。そうした経緯もあってか、腹回りに余裕があり、ゲートも立ち遅れる始末。それでも差し切り勝ちを演じるのだから、賞賛に値する。反動が出るようなら、当然ここは回避するはず。目算があっての出走とみるべきだろう。軽視禁物の1頭だ。
⑩バブルガムダンサー
最終追いは門別坂路で実施。3F36秒0、2F24秒1、1F12秒3のタイムを記録した。この時計は前回(栄冠賞)の最終追いとほぼ同じ。前走快勝の反動は心配しなくてもよさそうだ。あとは、道中の追走力の問題。追ってバテない強みを活かすには、他馬が脚を削がれるタフな馬場、もしくはタイトな流れの持久力戦が望ましい。
⑪スマートカーリー
1週前に函館Wで及第点のタイムを記録。芝コースで行われた17日の併せ馬でも、鞍上の合図に鋭く反応し、いい加速を見せた。中2週ながら併せ馬を3本消化するなど、中間の乗り込み量は十分すぎるほど。少なくとも体調面の不安はない。テンションを維持できれば、怖い存在になりそうだ。
⑫アザワク
門別坂路で行われた最終追いでは、3F35秒9、2F23秒7、1F12秒3をマーク。前回(JRA認定ウィナーズ) の最終追い切り時よりも、2~3Fのタイムを詰めてきた。ダート1000mとはいえ、道中引っ張り切りのまま後続に影を踏ませない圧勝劇を続けたのだから、能力は確か。父方の影響力が強ければ、芝をこなしてもおかしくない。ヒモに加える手もアリだろう。
⑬プリモジョーカー
最終追いは門別坂路で実施。3F35秒9、2F24秒1、1F12秒2のタイムを記録した。前回(JRA認定ウィナーズ)の最終追い切り時と比較して、やや上がりを要しているものの、全体タイムは詰めているので、気にする必要はない。ただ、適度な間隔があるにもかかわらず、1週前に速い時計を出していないのは気がかり。そのぶん、終いの踏ん張りが利かない可能性もある。今回は様子見がベターかもしれない。
⑭イーサンティラノ
14日に終い重点の調整を施し、マズマズのラップをマーク。今週のW追いでは、単走ながら集中力のある走りを見せた。発汗の多さと脚さばきが硬く映るところは気になるが、最後まで重心を低く保っている点は評価できる。この馬なりにいい状態をキープしているのではないか。
⑮ブルーパピヨン
短期放牧を挟み、10日に函館Wで初時計を記録。10日、17日と併せ馬を行い、格下相手とはいえ後れをとっていない点は好感が持てる。ただ、ともに馬なりの調整でタイムも凡庸。相手強化の重賞に臨むことを踏まえると、物足りなさを感じてしまう。上昇度に乏しく、今回は苦しい戦いになるかもしれない。
⑯ゴッドスター
長距離輸送を挟んだこともあってか、1週前までの内容に目立つところはなかったが、今週のW追いで一変。ラスト1F12秒台前半の好ラップをマークした。少しズブい面がある一方で、加速がついたあとの前肢を有効に使ったフォームは目を引くものがあった。力を出せる仕上がりとみていいだろう。
ウマニティ重賞攻略チーム |
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◆アザワク・角川秀師 「1ハロン延びるのは現時点でひとつのハードルかも。芝でスピードが生きるようなら楽しみ」
◆イーサンティラノ・昆師 「ボテッとした感じがなくなって、体がすっきりした。使って馬は良くなっている」
◆ゴッドスター・池上師 「前走はああいう(差す)競馬で勝ちきったのは大きい。パワータイプで洋芝も合う」
◆スマートカーリー・武豊騎手 「馬の後ろで折り合いも付き、本当に優等生。行かなくても競馬はできるだろうし、幅がありそう」
◆タイセイビジョン・菊本助手 「距離は延びてもいい馬だけど、短いところでもいいと思う」
◆パフェムリ・菱田騎手 「操作性が高く、ゴーサインにすぐに反応してくれる。他馬にひるむこともない」
◆バブルガムダンサー・角川秀師 「スピードに対応できるかが鍵だが、いい決め手を持っている」
◆ビアンフェ・藤岡佑騎手 「3走目だけど硬くなっていないし、いい調整過程を踏めている」
◆プリモジョーカー・角川秀師 「芝はやってみないと分かりませんが、前走で接戦をしのいだ経験は生きると思う」
◆プリンスリターン・加用師 「中1週なのでしまい重点。2走目の上積みはありそう」
◆ブルーパピヨン・田島師 「1ハロンの延長も問題ない。使っての上積みが生きれば」
◆マンバー・粕谷助手 「初戦は余裕残し。ダメージもないし、上積みを考えればいい競馬をしてほしい」
◆メイショウナパワン・四位騎手 「やりすぎると体も減るし、カッカカッカする兄姉なのでソフトに仕上げた」
◆リュウノゲキリン・松岡騎手 「あまり(強く)やらなかったけど、伸ばせば余力もあった。芝に対応してほしい」
◆レッドヴェイパー・北村友騎手 「理想的な追い切りができた。スピードも瞬発力もあるし、いい脚を長く使える」
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【函館2歳S】厩舎の話2019年7月18日(木) 10:43
アザワク・角川秀調教師「調整は順調。芝でこの馬のスピードがさらに生きるようなら楽しみ」
イーサンティラノ・昆調教師「体がすっきりした。動きもいい」
ケープコッド・鈴木助手「追い切りはフワッとやれて予定どおり。落ち着いて臨めれば」
ゴッドスター・池上調教師「余裕があり、いい動き。洋芝も合う」
スマートカーリー・武豊騎手「動きはいい。素直で優等生。行かなくても競馬はできる」
タイセイビジョン・菊本助手「フットワークは良かった。距離は短いところでもいいと思う」
パフェムリ・菱田騎手「いい調教ができた。操作性が高く、ゴーサインにすぐに反応する」
バブルガムダンサー・角川秀調教師「芝のスピードに対応できるかがカギ。いい決め脚がある」
ビアンフェ・藤岡佑騎手「3走目だが、硬くなっていない。いい調整過程を踏めている」
プリモジョーカー・角川秀調教師「芝は分からないが、期待を持って」
プリンスリターン・加用調教師「追い切りの感じは悪くなかった。2走目の上積みはありそう」
ブルーパピヨン・田島調教師「1F延長は問題ない。使っての上積みが生きれば」
メイショウナパワン・四位騎手「カッカカッカする兄姉なのでソフトに仕上げた。どこまで」
ヤマメ・藤岡康騎手「テンションが上がらないようサラッと。シャープな動きで良かった」
リュウノゲキリン・松岡騎手「追い切りはまだ余力があった。芝に対応してほしい」
レッドヴェイパー・北村友騎手「理想的なけいこ。スピードも瞬発力もあり、脚を長く使える」(夕刊フジ)
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【函館2歳S】追って一言2019年7月18日(木) 05:06
◆アザワク・角川秀師 「順調そのもの。距離が1ハロン延びるのは、現時点でひとつのハードルかも。芝でスピードが生きるようなら楽しみ」
◆イーサンティラノ・昆師 「ボテッとした感じがなくなって、体がすっきりした。動きもいいし、使って馬はよくなっている」
◆ケープコッド・鈴木助手 「最初に少しかんだけど、フワッとやれて予定通り。前走は引っ張りきれない手応えから抜け出してくれた。落ち着いて臨めれば」
◆ゴッドスター・池上師 「余裕を持ってやれて、いい動きだった。前走はああいう(差す)競馬で勝ちきったのは大きい。パワータイプで洋芝も合う」
◆バブルガムダンサー・角川秀師 「馬体がボリュームアップして、走りにも軽さが出てきた。スピードに対応できるかが鍵ですが、いい決め手を持っている」
◆ビアンフェ・藤岡佑騎手 「先週にかなり速い時計を出しているので馬なり。3走目だけど硬くなっていないし、いい調整過程を踏めている」
◆プリモジョーカー・角川秀師 「芝はやってみないと分かりませんが、前走で接戦をしのいだ経験は生きると思う」
◆プリンスリターン・加用師 「中1週なのでしまい重点。感じは悪くなかったし、2走目の上積みはありそう」
◆ブルーパピヨン・田島師 「1回使って調教でも余裕を持って走れている。1ハロンの延長も問題ない。使っての上積みが生きれば」
◆メイショウナパワン・四位騎手 「やりすぎると体も減るし、カッカカッカする兄姉なのでソフトに仕上げた。どこまでやれるか」
◆リュウノゲキリン・松岡騎手 「テンションも上がってきているので、あまりやらなかったけど、伸ばせば余力もあった。芝に対応してほしい」
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