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3歳牝馬3冠の最終戦、秋華賞の追い切りが13日、滋賀県の栗東トレセンで行われた。紫苑S2着のヴィブロス(栗東・友道厩舎)は、坂路でしっかりとした動きを見せて状態の良さをアピール。2012年の2着馬でヴィクトリアマイルを13、14年と連覇したヴィルシーナの全妹。ひと夏を越して心身ともに一皮むけた素質馬が、虎視眈々とヒロインの座を狙う。枠順は14日に確定、馬券は15日から発売される。
姉のヴィルシーナがわずかに届かなかったタイトルを目指し、妹はしっかりと坂路を駆け上がった。素質馬のヴィブロスが、大一番の最終調整をスムーズにこなした。
「予定していた時計よりも速くなったけれど、走りっぷりや息遣いは悪くはなかった。馬が落ち着いていて、いいコンディションだと思う」
騎乗した福永騎手が、好仕上がりを伝えた。
馬場が荒れていた午前8時前に登場。ぶれのないフォームで、徐々にスピードに乗っていく。ラスト1ハロン過ぎに鞍上が軽く促すと、もうひと踏ん張りして4ハロン54秒0-13秒0でまとめた。坂路で速い時計が出るタイプではなく、4ハロン54秒を切れれば上々の馬。ウッドチップを入れ替えたばかりで時計がかかる今なら、及第点を与えていい。
5日には坂路で一杯に追って4ハロン53秒6-13秒2をマーク。調教の量は積んできた。福永騎手は「調教ではパッとしないけど、芝での走りがいいタイプだから心配していない」とうなずいた。
期待の大きさから、春は1勝馬ながら重賞に挑んだ。しかしチューリップ賞、フラワーCでともに12着。GIに駒を進めることはできなかった。だが7月の復帰戦(500万下)を勝った後に挑んだ3度目の重賞、紫苑Sで待望の素質開花を漂わせた。3コーナー過ぎで落馬寸前の不利を受け外傷と打撲を負いながらも、ビッシュに0秒4差の2着。地力強化を強烈にアピールしたのだ。
鞍上は「あれだけの不利を受けても気持ちが折れなかったのは大したもの。力をつけているのは間違いない」と力を込める。ヴィルシーナも担当した安田助手は「春はバネしかなかったが、全体的に筋肉が付き、バネを生かせるようになった。春と比べたら別の馬ですよ。ヴィルシーナはひと夏を越してよくなったけれど、ヴィブロスは短いスパンで成長した」と、今の姿に目を細める。
姉は2012年、強豪ジェンティルドンナの前に牝馬3冠すべてで2着。今年はオークス馬シンハライトが離脱したこともあり、妹は姉の無念を晴らす好機を得た。
友道調教師は「馬体のシルエットや毛づやは姉にそっくり。姉に似た勝負根性もある。大きいところを獲ってくれる馬だと思う」と期待を込めて送り出す。本格化気配のヴィブロスが、一気に頂点に立つ。 (川端亮平)
★全姉ヴィルシーナは牝馬3冠すべて2着
全姉ヴィルシーナは2011年8月に福永騎手でデビュー。12年2月のクイーンCで重賞初制覇を果たし、牝馬3冠はすべてジェンティルドンナの2着に敗れた。4歳時の13年のヴィクトリアマイルでGI初制覇。その後、牡馬相手に苦しい競馬が続き、14年のヴィクトリアマイルは11番人気だったが、鮮やかな逃げ切り。レース史上初の連覇を飾った。14年有馬記念14着を最後に引退。通算21戦5勝。オーナーは米大リーグで活躍した佐々木主浩氏で、ヴィブロスも所有。
★秋華賞の枠順はこちら 調教タイムも掲載
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