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毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第49回は京成杯について金子京介プロ・霧プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【金子京介】ー関東主場全レースのパドックに立つ孤高の“馬見家”
―予想のポイントからお願いします。
年またぎの開催に加え、気温も低く日照も少ない芝の生育が遅い時期ですから、金杯週で時計が出ていても、同じような馬場状態を望めない印象です。とはいえ、2000mを好時計で走ってきた馬は、けっこう期待できるかなと。
―時計面のお話が出ましたが、見るべきポイントしては持ち時計になりますか。
どちらといえば、上がりを重視しますね。時計やペースとの兼ね合いで水準以上の上がりを出せているか。
―スローしか経験のない馬も多いですが、このあたりで買える・買えないの見極め方はありますか。
馬体的には、胴回りが厚く寸胴に見える馬が走る傾向にあります。反対に、ひ弱で線が細く馬体の薄い馬は、速い上がりで好走していても、格上げ挑戦で期待できないという判断になります。2020年に断然人気で2着のスカイグルーヴのように、馬体の小さなピッチ走法の馬、一瞬のキレを活かすようなタイプはつらいですよね。馬場の悪い時期なので。
―今回その「走る傾向」に該当するのは、どの馬でしょうか。
まず、アーバンシックはよかったですね。500キロを超える馬ですが、前走は最後尾から上がり33秒台を使えていますから。あとは、バードウォッチャーも嫌う必要はないかなという印象でしたね。単純に馬体もよかったです。ほかだと、葉牡丹賞の2、3着馬ですね。
―マイネルフランツとレイデラルースですね。
特にマイネルフランツは、まだ成長の余地があるなと思いますし、お腹がぽってりしていて、鈍足っぽい感じに映るのに上がり勝負に対応したというか、直線で明らかに加速が効いて、他馬を交わして入線したのは褒められる材料です。
―レイデラルースはどうでしょうか。
すごくいい馬体に見えるんですが、まだレースで出し切れていないですね。前走も「これは勝つでしょ」というレース運びで切れ負けする形だったので。中身に問題を抱えているのか、「もう少しやれるんだけどなあ」といった印象です。
―前走京都2歳S4着のダノンデサイルはどうですか。
この馬もけっこうよかったですよね。前走はまあまあいい馬体をしていて驚きました。0秒1差の額面どおり評価していいんじゃないですかね。もう一度、パドックを確認しますね。
※京都2歳Sのパドックを見始めます。
まあ、まだ緩い馬ですよね。だから大事に乗っているのか、今回も前回のように後ろから行くかもしれません。後ろの脚を前に引き上げる動作に一拍入ってしまっていますよね。
―ああ、ほんとですね。これはわかりやすい。ええと、つまりどういうことでしょうか。
後ろ脚の股関節の腱ができていないんですよ。これができてくるともう少し素早く戻せるようになります。
―この「できていない」部分というのは、レースにどう影響するんですか。
他馬に比べて引き上げる動作に間があるので、瞬間的に加速を要求されるようなレースだときついですし、コーナーから立ち上がるときに、すっと加速できる馬とダノンデサイルのように反応が遅れてしまう馬に分かれてしまいますね。
―なるほど。これは後々良くなるんですか。
順調にいけば良くなりますよ。
―次に周回してくるのが勝ち馬のシンエンペラーですけど、この馬と比較するとよりわかりやすいですね。こちらは後ろ脚が無駄なく出てきます。
飛節の角度を見ても、ダノンデサイルも真っすぐなほうですけど、シンエンペラーはさらに真っすぐですよね。この「真っすぐ後ろ脚を伸ばす」という動作は、2歳の1勝クラスだと、ほとんどできないんですよね。
―そうか、なるほど。次の馬も真っすぐではないですね。
ただ、真っすぐであることが大事なわけじゃないんですよ。〝2歳のこの時期に〟真っすぐであることがアドバンテージになるだけで。
―それについてもう少し詳しくお願いします。
飛節の形がおかしかったり、脚が曲がっている馬というのは、ちゃんとした筋肉がついて、四肢の関節を存分に動かせるようになるまで時間がかかるわけです。レース数をこなし、鍛錬を重ねることで、それが少しずつ素早く動かせるようになっていく。それに対して、飛節の形がハマっている馬は、2歳時から着地や蹴り出しをスムーズに行えるので、有利になるという話ですね。
―はあ、面白いですね。逆に言うと、シンエンペラーは成長力に乏しいですか。
まあ、話の流れからいくとそうなりますよね。頭打ちがくるんじゃないかという。それはホープフルSを見たとき少し感じましたね。
―ありがとうございます。話を戻して、馬券的にはどうですかね。人気になりそうなアーバンシック、バードウォッチャーあたりが凡走する可能性は低いでしょうか。
う~ん。まあ、正直「大したことないだろう」という馬が8割くらいなので、そこは素直に表現していこうかなと。あとは、多頭数だと馬場との兼ね合いで、外枠が有利になったりするので、そのあたりでしょうね。
取材後記:そのほか有力馬だと、ハヤテノフクノスケはまずますで、ジュンゴールドも微妙とのこと。あとは、パドックを見るとなかなか面白いです。
【霧】ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ
戦歴、レース内容や指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握し、そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドして、コンスタントに人気薄の激走を見抜く霧プロ。今年の京成杯はどう映っているのでしょう?
―今年は頭数が揃いそうですが、どのような印象でしょうか。
評価に困る馬が多いなという感じですね。
―想定オッズも割れていますね。
「粒ぞろい」という評価も見ますけど、どの馬も危ないような気もします。
―その筆頭となるとどの馬でしょうか。
アーバンシックですね。
―前走は東京の百日草特別を差し切り勝ちでした。
ただ、走り方が不器用で、小回りの中山ではどうかという。いかにも「素質だけで勝っているなあ」と。新馬戦前も武史騎手が「追い切りからコントロールが利かなかった」と話していましたし、1番人気になるならちょっと嫌いたいですね。
―昨年勝ったソールオリエンスも荒削りでしたが、それとはまた違う感じでしょうか。
ソールオリエンスよりはるかに荒削りだと思うんですよね。
―それはなかなかです(笑)。次に人気しそうなのは、バードウォッチャーですかね。1戦1勝ですが、どう見ていますか。
アパパネの子ですよね。超良血で血統だけでも人気しそうです。アパパネの子どもって、共通して新馬戦を走らないんですよ。
―秋華賞馬のアカイトリノムスメも凡走でしたね。この馬は勝ちました。
ただ、U指数は低いんですよね。まあ、スローだから上がりようがないんですけど。後方からラップを上げて勝っているので、兄妹のなかでは走るほうだとは思いますよ。
―毎年、超スローの新馬戦を勝ち、浅いキャリアのなか重賞で人気になる馬が出てきますけど、買う・買わないのジャッジはどのあたりでされていますか。
ラップタイムと同じレースを走った馬のその後ですかね。
―ラップはまずまずとして、同組のその後は、うーん、微妙ですかね……(笑)。
走っていない馬も多いですが、微妙ですね。例えば、ホープフルSでひどい不利を受けたミスタージーティーっていますよね。
―矢作先生が坂井騎手に怒っていた馬ですね。
そうです。その馬は高い評価をしていたんですけど、それは新馬戦で2着に下したハヤテノフクノスケが、次走すごい強い競馬をしたのも理由のひとつなんです。
―これはわかりやすいですね。
バードウォッチャーに関しては、徐々に良くなっていく血統背景と、徐々に馬を作っていく国枝先生の手法が噛み合えば、一気に上がってくるもしれませんね。一戦見たいというのが正直なところです。
―アーバンシックとバードウォッチャーは、嫌う手も一考という感じですね。お話にあったハヤテノフクノスケもここに出てきますが、こちらはどうですか。
前走は強かったですよね。早めに動き、じわじわっと伸びて、最後までラップは落ちてないですから。決め手がものすごくある感じはしませんが。
―決め手比べの新馬戦は落としていますからね。
淡々としたペースになったとき、どこまでやれるかというイメージですね。あとは、ちょっと調教がもうひとつなのは気になるところです。
―状態を維持できているかも鍵になりますね。出走馬のなかで、レース内容から「これは」という馬はいますか。
インパクトだと、ジュンゴールドの新馬戦なんですよね。
―前有利の流れを差し切ったレースですね。
この馬はギアチェンジが異様に速いですし、ピッチも速く、ビュッと加速する感じなので、中山は合うと思うんですよ。ただ、見た目のインパクトのわりに、U指数は低めで、そのあたりは悩ましいです。ほかだと、ダノンデサイルですか。
―前走は京都2歳S4着でした。重賞で善戦しているのはこの馬だけですね。
内容的にも、直線で狙っていたところが開かず、外に切り替える形でした。それがなければ、差し切っていたかもしれません。
―勝ち馬とは0秒1差。その勝ち馬が次走のG1で2着したことを思えば期待感はありますね。
流れは向きましたけど、あれだけ走れるならという感じはしますよ。スタートはちょっと不安ですけど。
―前走もスタートはひと息でしたね。何かストロングポイントはありますか。
新馬戦も出遅れながら最後は伸びているように、競争意欲は高いと思うんですよ。「エピファネイアの子どもらしいな」と。今回も最後は伸びてきそうですよね。
―スタートを決めてほしいですね。穴っぽい馬で狙えそうな馬はいるでしょうか。
1頭気になっているのは、ドゥレイクパセージですね。
―前走は「あれ?」という感じでしたが、巻き返せるでしょうか。
新馬戦のパフォーマンスが良いだけに残念でしたが、二、三番手の馬にプレッシャーをかけられていましたからね。ドゥラメンテの子が変わるときって、調教が一気に良くなるんですよ。この馬も昨秋と比べて、今回の時計の出方が明らかに違うので、一変を期待できるかもしれません。
―これは楽しみですね。最後にここまで取り上げた以外に注目馬がいればお願いします。
ロジルーラーですかね。葉牡丹賞は2着以下混戦でしたけど、この馬だけ窮屈な競馬だったので。
取材後記:人気サイドが危ないとなれば、ドゥレイクパセージ、ロジルーラーから買う手もアリでしょうかね。すごい配当になりそうです。
以上、プロ予想家2名の京成杯の見解と注目馬を紹介しました。人気馬の評価はやや異なりましたね。お二方ともに高評価はダノンデサイルでしょうか。最終結論が楽しみです。
(文・垣本大樹)
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
金子京介プロの最新予想ページはこちら
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※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
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