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【京都大賞典】レース展望

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【京都大賞典】レース展望

京都では月曜メインに京都大賞典(GⅡ、芝2400メートル)が行われる。秋のGI戦線を占ううえでも注目される一戦で、1着馬には天皇賞・秋(29日、東京、GⅠ、芝2000メートル)の優先出走権が与えられる。

ディープボンド(栗東・大久保龍志厩舎、牡6歳)は宝塚記念で5着。3コーナーから手が動き始めながら、最後までこの馬らしいしぶとさを見せた。1ハロンでも距離が延びるのは歓迎材料で、天皇賞・春3年連続2着、一昨年の有馬記念2着が示すように底力はGI級だ。

ヴェラアズール(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡6歳)は阪神で行われた昨年の優勝馬。続くジャパンCでは力強い末脚を繰り出して初のGIタイトルを獲得した。その後の3走はひと息だが、瞬発力は現役屈指。京都の芝コースは初めてだが、展開が向けば連覇の可能性は十分だ。

ヒートオンビート(栗東・友道康夫厩舎、牡6歳)は前走の目黒記念で重賞初勝利。それまでの詰めの甘い印象を払拭する、鋭い伸びを見せた。ひと皮むけた感じで侮れない。


ボッケリーニ(栗東・池江泰寿厩舎、牡7歳)は宝塚記念で7着。4コーナーで最後方まで下がりながら直線では猛チャージし、見せ場十分だった。力の要る馬場を得意にしているが、スピード決着にも対応できるタイプだ。

青葉賞優勝馬で最近も重賞で差のない競馬を続けているプラダリア(栗東・池添学厩舎、牡4歳)、マーメイドS勝ちのビッグリボン(栗東・中内田充正厩舎、牝5歳)、札幌日経オープンが圧巻の勝ち方だったブローザホーン(美浦・中野栄治厩舎、牡4歳)などにも注目したい。

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