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毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。先週の東京新聞杯は、豚ミンCプロ高評価のサクラトゥジュールが7番人気1着でした。なんでも「2年前から今回の条件を狙っていた」とのこと。第53回は京都記念について伊吹雅也プロ・スガダイプロの2名にお話を伺いました。今週の当欄でも激走馬への見解は聞かれるのでしょうか?! 早速、ご紹介していきたいと思います。
【伊吹雅也】―本質を見抜く的確なデータ分析
ウマニティ、JRA公式HPをはじめ、多数の媒体で鋭い見解を披露。独自、かつ的確なデータ分析で目から鱗の穴馬を推奨する伊吹雅也プロに京都記念の予想についてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
京都記念は実績馬が強いレースです。“JRAの、G1のレース”において6着以内となった経験がない馬は2016年以降[1-0-1-46](3着内率4.2%)と苦戦しています。ブレイヴロッカーなど、まだビッグレースで善戦したことのない馬は過信禁物です。
―実績馬が中心という感じですね。京都記念を対象にしたデータでほかに狙い馬を絞りやすいものはありますか。
馬齢が6歳以上、かつ前走の着順が6着以下だった馬は2016年以降[0-0-2-32](3着内率5.9%)ですから、馬齢と直近のパフォーマンスは素直に評価したいところです。中京芝2200mで施行された2021~2023年もこの傾向に変化はありませんでしたし、該当馬は思い切って評価を下げるべきでしょう。
―実績馬かつ、6歳未満と条件を絞れますね。京都芝2200mに適性のあると感じる馬がいればお願いします。
来月2024年03月29日にリリースする単行本『血統&ジョッキー偏差値2024-2025~儲かる種牡馬・騎手ランキング』でも紹介する予定なのですが、ドゥラメンテはリニューアルオープン後の京都芝中長距離で素晴らしい成績を収めている種牡馬です。2023年1回京都~2024年2回京都(※2月4日終了時点)で施行された京都芝1800~3000mのレースを集計対象にすると、父がドゥラメンテ、かつ馬齢が4歳以下の馬は、3着内率が44.6%に、複勝回収率が134%に達していました。先ほど実績がやや物足りないと紹介したブレイヴロッカーも、無印にはできませんね。
―複勝率・回収率ともにすごい数字ですね。現状軸としてどの馬を考えているでしょうか。
格の高いレースを積極的に使ってきたプラダリアは、いかにもこのレースが合っていそうなタイプです。2走前の京都大賞典を勝ち切っている馬ですし、コース替わりはプラスに働くと思います。
―5歳馬で実績もあり、コース適性も高いと安心ですね。反対に人気サイドで危険だと感じる馬はいるでしょうか。
強いて挙げるならばベラジオオペラですかね。前走の条件がG1だった馬を除くと、前走との間隔が中5週以上の馬は2016年以降[0-0-1-18](3着内率5.3%)。ビッグレースからの直行組でない限り、休養を挟んで臨む馬は強調できません。今回はかなりの人気を集めてしまいそうですから、扱いに注意するべきでしょう。
―なるほど。ベラジオオペラについては、「現4歳世代の牡馬は弱い」など、世代レベルの強弱について耳にする状況にあってその4歳牡馬。伊吹さんは世代論についてどうお考えでしょうか。
結局のところ予想の成績を左右するのは個々の馬に対する評価であり、それを判断するうえでノイズになってしまう可能性がある以上、いわゆる「世代レベル」はあまり意識し過ぎないよう心掛けています。ただ、魅力を感じるトップホースの数が世代によってだいぶ異なるのも事実ですし、世間一般の「世代レベル」に対する見解がオッズに影響してくることも多々ありますから、まったく意識しないわけにはいきません。
―なんとも難しいところですね。
ちなみに、3歳時に古馬相手(3歳以上)のJRA平地重賞で各世代の馬がマークした3着内率を振り返ってみると、いわゆる「降級制度」がなくなった2019年に3歳だった現8歳世代は27.8%。以下、現7歳世代は19.6%、現6歳世代は37.1%、現5歳世代は32.8%、現4歳世代は19.4%となっていました。現4歳世代の数字は現7歳世代とほぼ同じくらいの低水準で、「世代レベル」を心配されてしまうのは仕方のないところ。
―思っていた以上世代間に差がありますね。現5歳・現6歳が良かっただけに、余計に目立つのかもしれません。
ただ、その現7歳世代も4歳時のJRA重賞やJRAG1における好走率は他の世代と同じくらいでしたから、少なくとも今の時点で大きく評価を下げる必要はないでしょう。むしろ、当面は「世代レベル」のせいで過小評価されている馬を見逃さないよう心掛けたいですね。
―大変参考になります。京都記念に話を戻して、穴っぽいところで期待できそうな馬はいるでしょうか。
もし出走してくるようであれば、ラヴェルには何らかの印を回そうと思っています。ビッグレースで上位に食い込んだことのある、G1から直行してきた4歳馬ですからね。
―好走データに該当するわけですね。
右回りのレースに実績がないとはいえ、さすがに今回はそのあたりが不安要素としてオッズに反映されるはず。絶好の狙い時かもしれません。
―最後に挙がった馬以外に注目馬がいればお願いします。
マテンロウレオ・ルージュエヴァイユあたりもこれといった不安要素が見当たらないので、買い目の中心に据えると思います。
取材後記:好走データに該当するプラダリアに注目ですね。伊吹さんの著書『血統&ジョッキー偏差値2024-2025~儲かる種牡馬・騎手ランキング』が来月3月29日にガイドワークスより発売予定です。回収率向上のお伴にぜひ。
【スガダイ】―全開催プラス収支を可能にする“予想神”
群雄割拠のウマニティプロ予想MAXで13年連続ランキングトップに君臨した殿堂入り予想家。他のの追随を許さない、競馬予想界のキング・オブ・キングス、スガダイプロに京都記念についてお聞きしました。
―ややさみしい頭数になりましたが、注目馬をお願いします。
ルージュエヴァイユです。
―直近3走は重賞で連続2着ですね。
近走は内容も良く、特に秋2戦の府中牝馬S、エリザベス女王杯は評価できます。4走前のメイSは10着ですが、直線で詰まってしまい、度外視できると考えれば安定していますよね。
―前走はエリザベス女王杯2着とG1でも馬券に絡みました。
この時は対抗にし、勝った馬を本命にしたので、馬券的にはよかったです。ただ、乗り方ひとつで頭まであったかなと。ずっと力みながら走っているような感じで、スタート後にポジションを取りすぎたかと思います。それでも、多少甘くなったとはいえ、最後まで伸びていますし、荒れたところを通っても走れたのは、今の京都の馬場を考えるとプラスでしょうね。
―デビュー時と比べ、成長を感じる部分はありますか。
昔は如何にも非力な感じだったんですが、どんどん体重が増えてきた部分ですね。この中間の写真を見てもおそらく減ってはいないでしょうから、これもいい材料です。ジョッキーも2度目ですし、そろっと出して折り合いに専念すれば、上位に来るのではとみていますよ。
―人気を分け合いそうなベラジオオペラはどうでしょうか。
この馬はダービーで本命にして悶絶した馬なんですよね(笑)。
―9番人気でハナ差の4着……。
まあ、あの時に来てくれたらと思いますが、前走のチャレンジCは人気に推されたなか、勝ち切ったのはよかったですよね。プラス20キロはほとんど成長分でしょうし、ダービーで本命にしたくらいですから、距離延長も問題ないとみていますし、むしろ京都の外回りコースはいいです。
―今のタフな馬場も問題ありませんか。
道悪のスプリングSを勝っていますから、おそらく荒れた馬場も対応可能だろうと。皐月賞の大敗は、非常に厳しいペースのなか何を血迷ったか先行してしまったので、参考外でいいと思います。普通に乗ってくれれば馬券内には来てくれるのではないかと。
―去年、京都大賞典を勝ったプラダリアをどうみていますか。
前走の有馬記念は外枠から正攻法の競馬で大敗しましたけど、基本的に4歳以降安定して力を出していますからね。昨年の宝塚記念6着も評価できる内容でしたし、多少荒れた馬場もこなせるタイプだと思います。未勝利時ですが、重馬場に圧勝歴もありますしね。もう少し周りが強ければ考えますけど、今年のメンバーでは手を伸ばさざるをえないです。
―ありがとうございます。重賞初挑戦のブレイヴロッカーは厳しいでしょうか。
うーん、手薄なメンバーなので連勝馬の勢いを買う手も考えましたが、この馬はちょっと乗り難しそうなんですよ。ずっと藤岡康太騎手が乗ってきましたけど、酒井学騎手に替わってどうか……。もしかしたら、上手に乗るかもしれないですけどねえ。うーん、という感じです。
―ありがとうございます。最後に穴っぽいところで期待できそうな馬がいればお願いします。
ナイママですかね。
―これは相当穴ですね。最低人気もありそうな。
まさかまたナイママに印を打つ日が来るとは思わなかったんですけど、一昨年の巴賞で本命を打ったんですよ。それ以来印を打たず、馬券にも絡まずきていますが、今回はメンバーが手薄なのと、前走は意外と頑張ったんじゃないかと。ペースが流れた分に馬場状態を考えると時計が出たなかで、「まだこれだけ走れる体力があったんだ」と思いました。瞬発力とかはまるでなく、今のような馬場でしか走れないタイプでしょうからね。
取材後記:上位人気は順当に高評価という感じでしょうか。ナイママの一発に期待したいですね。
以上、プロ予想家2名の京都記念への見解と注目馬を紹介しました。お二方とも高評価ですとプラダリア、そしてルージュエヴァイユといったあたりでしょうか。馬券の組み方もポイントになりそうです。最終結論にもぜひご注目ください。
(文・垣本大樹)
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
スガダイプロの最新予想ページはこちら
伊吹雅也プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
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