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【ドバイ(UAE)26日=内海裕介】メイダン競馬場で25日、ドバイ国際競走が行われた。ドバイシーマクラシック(GI、芝2410メートル)では、昨年のJRA賞年度代表馬イクイノックス(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)が圧勝。クリストフ・ルメール騎手(43)=栗東・フリー=が意表を突く逃げの手に出て、直線も後続を寄せ付けずに衝撃の世界デビューを飾った。この日の日本馬はメインのドバイワールドカップをウシュバテソーロ、さらにUAEダービーもデルマソトガケが勝ち、3勝の活躍を見せた。
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サプライズ満載の世界デビュー戦だった。まさかの逃走劇、そしてノーステッキで3馬身半差の圧勝。日本が誇る若き天才、イクイノックスがルメール騎手の〝マジック〟に完璧に応え、世界にその名をとどろかせた。
「彼が最高の馬なのは分かっていたのでうれしい。逃げることができてよかったです。前回、優勝したハーツクライは2週間前にこの世を去ってしまった。勝って追悼することができたので、イクイノックスにとても感謝しています」
喜びを爆発させるルメール騎手。まさしく、9日に天国に旅立ったハーツクライにささげる逃走劇だ。鞍上にとって、日本での最初の代名詞といえるハーツとのコンビで制した2006年のシーマクラシックも、陣営ですら驚く逃げての圧勝。17年後の再演も、ゴール前で後ろを振り返るほど余裕たっぷりの内容で国内外のライバルを沈黙させた。
決して、万全の出走態勢ではなかった。木村調教師は出国前から走りのバランスに物足りなさを口にし、レース前日になっても「天皇賞(秋)前の状態にどこまで戻れたか」と歯がゆい現実を受け入れていた。しかし、年度代表馬のポテンシャルはそんな不安も吹き飛ばし、2分25秒65のレコードでGⅠ・3連勝。「去年の秋に膨らんでいた筋肉がついてこない。痛いところもあるのだと思うし、よく耐えたなと思います」と最敬礼だ。
ニュースタイルで無限の可能性を示し、気になるのは今後。ここを勝ったことで、秋のジャパンCも勝てば褒賞金が付与されるが、「個人的には米国や欧州で、という気持ちもある」とトレーナー。所有するシルクレーシングの米本昌史代表も海外メディアの取材に「世界中のレースが選択肢になる」と再遠征へ含みを持たせた。まずはじっくりと英気を養ったのち、秋にはまた、その才を天下に誇示する。
■イクイノックス 父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイロー。青鹿毛の牡4歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。戦績は7戦5勝(うち海外1戦1勝)。獲得賞金12億6549万2200円(うち海外4億5889万200円)。重賞は2021年GⅡ東京スポーツ杯2歳S、22年天皇賞・秋、有馬記念に次いで4勝目。ドバイシーマクラシックは木村哲也調教師が初勝利、クリストフ・ルメール騎手は06年ハーツクライに次いで2勝目。馬名は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」。
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◆クリスチャン・デムーロ騎手(シャフリヤール5着)「少しスタートが遅く、中団後方からになりました。外を回りたくなかったのでロスなく運びましたが、去年ほどの反応はありませんでした」
◆ダミアン・レーン騎手(ウインマリリン6着)「ラチ沿いでうまく進められましたが、最後はあまり伸びませんでした」
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