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川須騎乗で16番人気のボンボヤージが、最内枠からロスなく立ち回って重賞初勝利。17日に亡くなった伊藤雄二元調教師の〝後押し〟を受け、レース史上最高の単勝払戻金1万6430円の大波乱を演じた。2着に3番人気のタイセイビジョン、3着に1番人気のナムラクレアが入った。
それいけ!! まるで天国の名伯楽に背中を押されたようだった。単勝164・3倍の16番人気ボンボヤージが重賞初制覇。梅田調教師は感慨深げに空を見上げた。
「びっくりやわ。伊藤先生がどこかで乗り移っているんじゃないか。単勝万馬券は何回かあるけど、今回ばかりは本当にびっくりした」
最内枠から中団のインをロスなく進み、直線に向くとスムーズに前が開いた。残り150メートルで抜け出すと、軽量51キロを生かして押し切った。16番人気での勝利は当レース57回目で初めて。不思議な力を感じずにはいられなかった。
ボンボヤージの廣崎利洋オーナーを紹介してくれたのが、17日に死去した伊藤雄二元調教師だ。2007年の開業時に引退した名伯楽から厩舎を引き継ぎ、廣崎氏所有のアスクジュビリーがいて縁が深まった。20日の札幌1Rでは、伊藤雄厩舎所属だった寺田助手が担当のビキニボーイが初白星を挙げたばかりだ。
また、重賞勝利は18年の京王杯2歳Sのファンタジスト以来。当舞台の小倉2歳Sで重賞初勝利を挙げた同馬は、19年の京阪杯のレース中に転倒、急性心不全で命を落とした。ボンボヤージはその全妹で、担当は同じ硎屋(とぎや)助手。トレーナーは「天国から後押しされているとしか思えない」とうなずいた。
大金星を挙げた川須騎手は、15年の関屋記念以来7年ぶりの重賞制覇。福岡出身で地元では10年ぶりのタイトルだ。鞍上が「①番枠を最大限生かして乗ろうと思っていました。ここで久々に重賞を勝つことができて大変うれしく思います」と満面の笑みを浮かべると、梅田調教師は「(馬を)一番分かっているジョッキーが、一番うまく乗ってくれた」とたたえた。
今後はスプリンターズS(10月2日、中山、GⅠ、芝1200メートル)が視野に入る。夏の小倉で幾重にも重なった縁に導かれ、新たな旅路の切符を得た。秋は大舞台で天に向けて輝きを放つ。(増本隆一朗)
■ボンボヤージ 父ロードカナロア、母ディープインアスク、母の父ディープインパクト。鹿毛の牝5歳。栗東・梅田智之厩舎所属。北海道平取町・㈱アスクスタッドの生産馬。馬主は廣崎利洋氏。戦績20戦5勝。獲得賞金9687万5000円。重賞は初勝利。北九州記念は梅田智之調教師、川須栄彦騎手ともに初勝利。馬名は「よき~を(伊)+旅。どうぞよい旅を」。
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