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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はシンザン記念・調教予想(最終版)をお届けします!
日曜日に行われるシンザン記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ビーアストニッシド【B】
栗東CW単走(4日・映像なし)。全体時計、ラスト1ハロンのラップともに、明け3歳馬とすれば合格点の水準。反面、陣営のコメントは折り合い難を危惧して辛め。中距離戦であれば大きな減点材料も、今回は前回から2ハロン短縮のマイル戦。判断に悩ましいが、B判定としておきたい。
②ラスール【B】
美浦南W併走(6日)。直線を向いてから手前を替えた際、リズムを崩して重心が高くなったことはマイナス材料。だが、その後は首の振り方が良くなり、弾力性に富んだフットワークで力強く駆け抜けた。この馬なりに順調と判断したい。
③ソリタリオ【A】
栗東CW併走(6日)。首が短いため、コンパクトな走りに映るが、この馬とすれば伸びやかに動けているほう。手前の切り替えに無理がなく、鞍上の仕掛けに対する反応も上々。ブレの少ない好フォームを最後まで保っていることも好感が持てる。いい雰囲気でレースに臨めそうだ。
④ジャカランダ【C】
栗東坂路併走(4日・映像なし)。中1週の間隔でも、しっかり併せ馬を消化していることは評価できるが、ラップ面で目立つところはうかがえない。字面を確認する限り、相手強化の重賞で上位争いを見込める状態にあるかといえば疑問府が付く。
⑤アールチャレンジ【C】
栗東CW併走(6日)。四肢を柔らかく使い、前肢をまっすぐ前方に伸ばせていることは評価できる。その一方、随所に耳をフワフワさせ、抜け出す際にも頭をあげるなど、走りがまだまだ幼い。成長途上の感が強く、相手強化の重賞で大望まではどうか。
⑥カワキタレブリー【B】
栗東CW併走(31日)。首と前肢の動きが少し硬いため、こぢんまりと映るが、脚どりは力強く、鞍上の仕掛けに対する反応も悪くない。4日の坂路追い切りでも併せ馬でしっかり時計を出しており(映像なし)、少なくとも体調面の不安はなさそう。良い意味での平行線ではないか。
⑦シーズザデイ【C】
栗東坂路単走(6日)。26日に実戦を使っているので、流す程度のごく軽めの内容。まとまりのあるフォームで登れてはいるが、鞍上の合図に対する返しが遅く、数回促してようやく反応。その点を踏まえると、評価を上げるには躊躇してしまう。
⑧ウナギノボリ【B】
栗東坂路併走(5日)。手前を替えたあとに右側へ切れ込んでいった。重心の傾きも影響しているのかもしれないが、併走馬が寄せてきたため、鞍上が意図的に進路を変えた面もある。一概に減点材料とは言えないだろう。四肢のさばき自体は素軽く、集中も途切れていない。侮れない存在だ。
⑨レッドベルアーム【B】
栗東芝単走(6日)。肩まわりから股下にかけての発汗は気になるが、その一方で前肢のしなやかな動きは目を引くものがあった。重賞勝ちした兄たちと比べると、現時点では少し後肢が甘く映るものの、追い出されてからの伸びやかな走りには高いポテンシャルを感じる。ぞんざいには扱えないだろう。
⑩マテンロウオリオン【B】
栗東CW単走(6日)。トビが低く、四肢の可動域もさほど広くはないが、首を上手に使えているし、折り合いもスムーズ。脚元のグリップ力も高い。右手前のほうが力強い走りゆえに、右回り→左回りのコース替わりは悪くないはず。警戒を怠れない1頭だ。
⑪デルマグレムリン【C】
栗東坂路併走(5日)。活気があるし、脚元の動きも力強いが、手前をコロコロ替えるなど、全体的に走りが雑。そのぶん、追われてから鞍上の手ごたえほど伸びていない印象。若さが出ていることを考慮しても、消化不良の感が残るのは事実。評価は上げづらい。
⑫ジャスティンヴェル【C】
栗東坂路単走(4日・映像なし)。前回の最終追い切りでは上がり重点の稽古を施すも、反応が鈍く案外な内容。今回刻んだラップは、その当時と似たような感じゆえに、まだまだ良化余地を残しているように思える。過去2戦2連対という左回りの相性の良さで、どこまでカバーできるかが焦点になりそうだ。
⑬ショウナンアメリア【C】
美浦南W併走(6日)。四肢のさばきは力強いのだが、コーナーで気負う面を見せるなど前進気勢が過ぎるような気も。ラストにかけては苦しくなったのか、手前を戻してしまった。前回から距離延長の重賞へ臨むにあたり、心許ない内容なのは確か。積極的には手が出ない。
⑭モズゴールドバレル【B】
栗東CW併走(6日)。線が細く映るも、四肢のさばきは素軽く、ストライドも広くとれている。最後まで低い姿勢を維持している点も好感。デキ自体は良さそうだ。あとは、フェアリーSを抽選除外でこちらに回ってきた経緯が示すとおり、牡馬との力関係がどうか。その1点に尽きよう。
⑮セルバーグ【B】
栗東坂路併走(5日)。四肢のさばきが少し硬く映るも、推進力は前方にしっかりと向いている。力みがちで最後は少し頭をあげるなど、操縦性の難しさも垣間見える内容ではあるが、昨秋に比べると口向きは随分と良くなった。及第点の仕上がりにある。
【調教予想からの注目馬】
唯一のA判定、③ソリタリオがトップ評価となる。仕掛けに対する鋭い反応、ブレの少ない好フォームが印象的。乗り込み量の不足もなく、ここ目標にきっちり態勢を整えてきた感を受ける。
<注目馬>
③ソリタリオ
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