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今年最後のGI東京大賞典が29日、大井競馬場で行われ、M・デムーロ騎乗の1番人気オメガパフュームが史上初の同一平地GI4連覇を達成した。これがラストランで、来春から種牡馬となる予定。2着に3番人気のクリンチャーで、3着は2年連続でウェスタールンドだった。
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今年もやっぱりこのコンビ。年末の大一番で、ダート馬としてはスマートな芦毛オメガパフュームとM・デムーロ騎手が空前絶後の東京大賞典4連覇を達成した。
「今日は競馬場に着いたときからプレッシャーがすごかった。とっても気持ちいい。感謝しています!」
夕暮れの表彰台で顔を紅潮させたジョッキーが、とびっきりの笑顔をみせた。3連覇を決めた昨年以降、今年は3戦して未勝利。しかし王者はプライドを失っていなかった。4コーナーでミューチャリーと接触する不利を受けたが、そこからまるで闘志に火が付いたような伸び脚。「いつものように二の脚が遅くて心配したけど、向こう正面に行ったらいつものオメガパフュームでした。競馬はとっても難しいし、4連覇はものすごく強い馬じゃないとできない。すごい馬です」と愛馬の大偉業に賛辞を贈った。
「6月の帝王賞(5着)の頃は馬に覇気がなくて、もう気持ちが切れちゃったのかと思っていた。だけど今回は、新馬でみたときの“ああ、いい馬だな”という感じ、しぐさが戻っていた」
王者復権の走りに安田翔調教師も会心の表情だ。6歳を迎えた今年はしっかりと間隔を取ったコンディション最優先のローテーションで道筋をつけ、ここ一番で底力をよみがえらせた。「今だから言えますが、この馬のベストは1600メートルから1900メートルで、ジョッキーとも2000メートルはギリギリだと話していたんです。寒い時期がいいわけでもないし、本当に大井が好きってことなんですかね」と、短距離系と言っていいスウェプトオーヴァーボード産駒での快挙を振り返った。
不滅の大記録を打ち立てた砂王は来春から北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入り。「僕はあと10年くらい乗っていたい。けど、いい種牡馬になってほしいです」と、ミルコが別れを惜しむ類いまれなパワーと勝負根性は、順調なら4年後の2025年にデビューを迎える産駒たちへと受け継がれていく。(内海裕介)
■オメガパフューム 父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス、母の父ゴールドアリュール。芦毛の牡6歳。栗東・安田翔伍厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は原禮子氏。戦績23戦10勝(うち地方12戦5勝)。獲得賞金6億8741万4000円(うち地方5億2525万円)。重賞はGI東京大賞典(2018~20年)、18年GIIIシリウスS、19年交流GI帝王賞、20年GIII平安Sに次ぐ7勝目。東京大賞典は安田翔伍調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに同馬での18~20年に次いで4勝目。馬名の意味は「冠名+香水。母名より連想」。
★同一GI4連覇…オメガパフュームが東京大賞典を4連覇したが、これは平地レースの同一GIでは史上初。3連覇は他にアドマイヤドン(JBCクラシック2002~04年)、ブルーコンコルド(南部杯06~08年)、ヴァーミリアン(JBCクラシック07~09年)ホッコータルマエ(川崎記念14~16年)がいた。同一GI最多連勝記録はオジュウチョウサンの中山グランドJ(16~20年)の5連勝。
★地方競馬初!1日売り上げ100億円突破…今年の東京大賞典の売り上げは69億5320万8900円で、前年比114・5%。昨年に記録した60億7444万7400円を上回り、地方競馬1レースの売り上げレコードを更新した。また東京大賞典当日の大井競馬の売り上げ104億4805万4290円(トリプル馬単を含む)も前年比113・0%と大幅な伸びを見せ、地方競馬において初めて100億円を突破した。従来のレコードは2019年の東京大賞典当日の92億5853万8550円。
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