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東京の土曜メインは京王杯2歳S(6日、GII、芝1400メートル)。今年は例年以上にいいメンバーが顔をそろえた。まずはオープン勝ちがある2勝馬から紹介する。
コラリン(美浦・木村哲也厩舎、牝)は新馬戦4着後、未勝利戦、前走のカンナSと連勝。スタートに課題は残るが、末脚は鋭い。小柄な牝馬だが、中山の急坂を克服できたのは今後に向けての収穫だった。ダイワメジャー産駒で叔父に阪神大賞典などGII3勝のシャケトラがおり、200メートルの距離延長はプラスになりそう。仕上がりも良好だ。直近の5年で4勝しているルメール騎手が引き続き騎乗するのも心強い。
ラブリイユアアイズ(美浦・黒岩陽一厩舎、牝)は新馬戦、クローバー賞と連勝。スッと好位づけできるセンスの良さがあり、馬場の広い東京でも問題ないだろう。前走で芝1500メートルを勝っているので、1400メートルは守備範囲。まだまだ伸びしろが見込める。
ベルウッドブラボー(美浦・和田雄二厩舎、牡)は2戦目で初勝利を挙げて、続くダリア賞で2勝目をマークした。相手に恵まれた感じは否めないが、自在性のある脚質は魅力。東京芝1400メートルは新馬戦3着で経験しているのも強みだ。
ヴィアドロローサ(美浦・加藤征弘厩舎、牡)は新馬戦、すずらん賞と芝1200メートルを連勝。初戦は2番手から、2戦目は差す競馬と脚質に自在性があるのは頼もしい。時計が速い東京の芝にも適性がありそうで、1ハロンの延長も問題ない。
1勝馬ではテーオースパロー(栗東・清水久詞厩舎、牡)。前走のもみじSは2着ながら1400メートルに対応。左回りも中京で初勝利をマークしているので心配ない。追って味があるので初コンビになる岩田康騎手とも手が合いそうだ。
シゲルファンノユメ(美浦・伊藤圭三厩舎、牡)はカンナSでコラリンの2着。デビューからの3戦いずれも上がり3ハロンは最速をマークしており、決め手勝負は望むところだ。
他にも新馬戦の勝ちっぷりが良かったトウシンマカオ(美浦・高柳瑞樹厩舎、牡)、大崩れがなさそうなタイプのレッツリブオン(美浦・伊藤大士厩舎、牡)、エピファネイア産駒のセルバーグ(栗東・鈴木孝志厩舎、牡)。パラスアテナやカイザーノヴァなど、きょうだいがコンスタントに走っているキングエルメス(栗東・矢作芳人厩舎、牡)も差がない。
★京王杯2歳Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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