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◆先行策で勝負〔1〕バビット
展開の鍵を握る3歳馬は、栗東坂路で4ハロン67秒8-17秒5。ゆったりとしたペースで駆け上がった。浜田調教師は「順調に問題なく、出走できそうです。(〔1〕枠(1)番を引いて)ジョッキーも前に行きたいと思ってくれています」と先手を奪う構えだ。
◆大駆けに期待〔2〕ブラストワンピース
一昨年の覇者は美浦南A→坂路で調整。天皇賞秋(11着)をひと叩きして気配は上向いてきた。大竹調教師は「有馬記念を勝った2年前の金曜と同じメニューで調整。動きはよかったし、まだまだやれるところを見せてほしいですね」と大駆けに期待を寄せる。
◆2年越し出走〔3〕クレッシェンドラヴ
昨年は賞金除外で、2年越しのグランプリ出走がかなったステイゴールド産駒は美浦南A→坂路で調整。「きょうは気持ちのスイッチを入れるためにしまい2ハロンを15-15を切る感じで伸ばしました。雰囲気はいいし、(時計がかかる)今の中山の馬場状態はいいし、条件は好転するので楽しみな面はあります」と林調教師。
◆上昇ムードだ〔4〕ラヴズオンリーユー
昨年のオークス馬は栗東Eコースで軽めのキャンター調整。吉田助手は「鳴尾記念のときは(調子の)底という感じでした。その後は休ませて、オークスのときまではいかないけど、徐々に良くなってきました」と上昇ぶりを伝える。
◆元気モリモリ〔5〕ワールドプレミア
復帰2戦目となる昨年の3着馬は、栗東の角馬場で汗を流したあと、CWコースを元気よく1周した。「(調教後馬体重が前走から12キロ増は)輸送で減る馬なので、前走と同じぐらいだと思う。追い切り後も変わりなく、落ち着いているのがいい」と友道調教師。
◆落ち着きあり〔6〕キセキ
3年連続参戦となる2017年菊花賞馬は栗東坂路で4ハロン63秒8-15秒2。落ち着いた走りをみせた。「(前走から16キロ増の調教後馬体重524キロは)この時期はどうしても発汗量は少ないけど、運動量はこなしている。重苦しさも感じません」と清山助手。
◆「変わりない」〔7〕ラッキーライラック
ラストランとなるGI4勝馬は、栗東の角馬場からCWコースへ。素軽さを感じさせる走りで1周した。松永幹調教師は「特に変わりはないです。やることはやったし、無事に輸送を終えて、スタートしてくれれば」と力を込めた。
◆6歳で初有馬〔8〕ペルシアンナイト
有馬記念初参戦の6歳馬は、栗東坂路で4ハロン62秒6-14秒0と軽快な走り。齊藤助手は「馬なりでしまいを少し伸ばす程度でした。順調です。調教後馬体重の504キロはいつもこんなもの。問題ありません」と話した。
◆折り合いが鍵〔9〕クロノジェネシス
同一年グランプリ連覇を狙う宝塚記念勝ち馬は栗東で角馬場から坂路に入り4ハロン68秒6-15秒7をマークした。斉藤崇調教師は「いい状態でレースに臨めそうです。体重(調教後478キロ)も輸送でちょうど整うと思います。折り合いさえつけば」と力を込めた。
◆何も不安なし〔10〕カレンブーケドール
ジャパンC4着馬は美浦の角馬場→南Bコース(ダート)で調整。「追い切り後も順調で体調もいいし、何も不安はないよ。オーナー(鈴木隆司氏)はカレンチャンで〔5〕枠(10)番からGI(スプリンターズS、高松宮記念)を2勝しているし、池添騎手に頑張ってもらいましょう」と国枝調教師。
◆大金星を狙う〔11〕モズベッロ
6カ月ぶりの実戦となるディープブリランテ産は、厩舎周りの運動を消化して栗東トレセンでの最後の調整を終えた。「追い切り後は木曜、金曜と運動で調整しました。変わらずにきています」と森田調教師。
◆決戦へ「順調」〔12〕オーソリティ
青葉賞、アルゼンチン共和国杯を連勝中で底を見せていないオルフェーヴル産駒は、美浦の坂路とAコースで調整を行った。「追い切り後もトラブルもなく来ていて元気。川田ジョッキーが流れに乗せやすいように厩舎としては調整していきたいと思います」と木村調教師。
◆歩様に躍動感〔13〕フィエールマン
GI4勝目に挑むディープインパクト産駒は、美浦の角馬場→坂路で調整。追い切り後の疲れもなく、歩く姿も躍動感にあふれている。「変わりなく来ているし、落ち着きもある。良馬場でやれそうだし、ルメール騎手も自信を持って乗ってくれると思うので楽しみ」と手塚調教師。
◆吉兆枠に笑顔〔14〕サラキア
エリザベス女王杯の2着馬は栗東の角馬場で調整された。池添学調教師は「体をほぐす程度でした。調教後馬体重のプラス10キロは予定通り。これまで〔7〕枠では4回走っていますが、すべて連対していますからね」と笑顔で話した。
◆「臨機応変に」〔15〕オセアグレイト
ステイヤーズSの覇者は美浦の角馬場から南Aコースで調整。前走と変わらない気配で元気いっぱいだ。菊川調教師は「(中2週で)間隔は詰まっているが、体調はいいね。枠はせめて真ん中ぐらいがほしかったが、スタートセンスがいいので、臨機応変に乗ってもらえれば…」と話した。
◆体シャープに〔16〕ユーキャンスマイル
大外(16)番枠を引いた重賞3勝馬は、栗東の角馬場で体をほぐしたあと、CWコースをゆったりと1周。友道調教師は「年齢のせいか良化がスローだったけど、ようやくよくなってきた。体もシャープになってきました」と話した。
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2020年の「年度代表馬」はいったい?
かつて
有馬記念優勝馬が「年度代表馬」に選出された時代があった。
香港G1遠征が標準路線になる前の頃だ。
【3歳クラシック馬】vs【天皇賞秋・ジャパンカップ優勝古馬】
初対戦で勝った競走馬だ。
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◎無敗のクラシック3冠馬でJC2着のコントレイル
◎シンボリルドルフ・ディープインパクトを超えたG1-9勝馬アーモンドアイ
◎有馬記念優勝すれば(昨年のリスグラシューと同じパターン)ラッキーライラックなのか?