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ハーツクライ種牡馬引退、今後は社台SSで功労馬に

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ハーツクライ種牡馬引退、今後は社台SSで功労馬に

 現役時にGI2勝を挙げ、父として数々のGIウイナーを送り出したハーツクライ(牡20歳、父サンデーサイレンス)が種牡馬を引退していたことが21日、関係者への取材で明らかになった。

 2007年に種牡馬入りして以降、毎年100頭以上の牝馬と交配。ピークの14年には246頭に種付けするなど精力的に繁殖活動を行ってきたが、20年には71頭と初の2桁にまで減少。21年はゼロだった。繋養先の北海道安平町にある社台スタリオンステーション(SS)を運営する(有)社台コーポレーション代表取締役の吉田勝己氏は「馬自身はまだ元気だけど、種付け時の背中や腰への負担を考えると無理はさせられない。多大な功績を残してくれた馬でもあり、大事を取って引退させました」と語った。現在は功労馬として、引き続き社台SSで繋養されている。

 ハーツクライは04年にデビュー。GI初制覇を決めた05年の有馬記念では、それまで無敗のディープインパクトと対決。日本調教馬でただ一頭、ディープを負かした馬としても知られている。種牡馬になってからは常にランキングの上位に名を連ね、GI4勝のリスグラシュー、米国でGI2勝のヨシダなど国内外で活躍馬を輩出。母の父としても21年の皐月賞エフフォーリアがおり、後継種牡馬ではGI3勝のジャスタウェイが頑張っている。

 なお、7月12、13日に北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催されるセレクトセールには、ハーツ産駒の1歳馬が20頭、最終世代の当歳馬が3頭上場予定。希少価値が高まっており、その落札額が注目される。



 ◆ハーツクライを生産した社台ファーム代表で、㈲社台コーポレーション代表取締役の吉田照哉氏「残念ですが、寄る年波には勝てなかった。競走馬としてディープインパクトを負かすなど、印象深い生産馬。種牡馬としても素晴らしい産駒をたくさん出してくれました」

ハーツクライの競走馬情報はこちら

 ■ハーツクライ…父サンデーサイレンス、母アイリッシュダンス、母の父トニービン。2001年生まれ。鹿毛。現役時は栗東・橋口弘次郎厩舎所属。馬主は(有)社台レースホース。戦績は19戦5勝、重賞は04年のGII京都新聞杯、05年のGI有馬記念、06年のGIドバイシーマクラシック。獲得賞金9億2536万900円(うち海外3億6962万9900円)。05年にJRA賞最優秀4歳以上牡馬を獲得。07年春から種牡馬入りし、GI馬10頭など重賞ウイナーを輩出。リーディングサイアーランキングでは19年度の2位が最高。

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このニュースへのコメント

マサマサバッジョ|2021年6月22日 1:06 ナイス! (0)

お疲れ様でした。ゆっくり余生を過ごして下さい^_^

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