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【漆山“教授”のGI因数分解】穴っぽいのはジュンライトボルト

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【漆山“教授”のGI因数分解】穴っぽいのはジュンライトボルト

 中山から阪神に移設されて5年が経過。上位馬の傾向には、明らかに変化が見られる。

 (1)絶好ステップ

 阪神移設後の5回で、前走を東京芝1600メートルで走った馬は【3・1・2・5】。連対率36・4%、複勝率54・5%の好成績を残している。1986~2013年の中山開催28回では、前走、東京芝マイル組が5勝しか挙げていなかった。トリッキーなおむすび形コースから直線の長い外回りに替わったことで、広々とした東京での同距離戦が絶好の“足慣らし”になっている。

 (2)無敗の重賞V馬

 過去10年、無敗の重賞ウイナーは【3・2・1・6】連対率41・7%。これだけでも魅力的な数字だが、芝1600メートル以上の重賞を勝っていた馬(白抜き馬名)に限ると【3・2・1・1】同71・4%とさらに好走確率が跳ね上がる。先週の阪神JFではレシステンシアがデビューV3で女王に輝いたが、これで無敗のGIウイナーは今年4頭目。“無敗V”の当たり年なのかもしれない。

 (3)大ブレーク

 当たり年といえば、現2歳世代のハーツクライ産駒も当てはまる。芝の1勝クラス&オープン戦でトップの【7・1・1・4】連対率61・5%は驚異的といえる。ハーツ産駒といえば晩成のイメージがつきまとうが、実は2歳戦での連対率は16年22・1%→17年24・1%→18年27・0%→19年30・1%と上昇一途。育成方法が確立されてきたのか、はたまた種牡馬としての“キャラ変”か。いずれにしても興味深い現象だ。

★注目馬

 ハーツクライ産駒で、サウジアラビアRCをレコードV。サリオスにはあらがいがたいムードが漂う。同じくデビュー2連勝でD杯2歳Sを制したレッドベルジュールがどこまで対抗するか。穴っぽいのはジュンライトボルトだ。前5年で2頭の勝ち馬を送り出しているベゴニア賞で2着。半兄に中京記念勝ちのグルーヴィット(父ロードカナロア)、曽祖母に名牝エアグルーヴと血統的な魅力も大きい。 (漆山貴禎)



朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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