週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【2月3日(土)】
小倉11R 4歳上2勝クラス 芝1800m 小雨 稍重
11番
シランケド(1番人気2着)
勝った馬が荒れ馬場を気にしなさすぎたのと、この馬自身のポジション取りが悪すぎたのと、敗因は大きく2つ。上がりの速さもVで見る強さも、メンバー中では圧倒的で、なぜこの馬で負けたか……? と言いたくなるくらいの内容だった。短距離でも好成績を残しているが、走りを見る限り2000m前後のほうが合っていそうな雰囲気。次は確実に人気になるだろうが逆らえない一頭だ。 【次走注目度:S】
京都10R 3歳オープン 芝1600m 曇 良
2番
ライトバック(1番人気1着)
勝ち時計自体は平凡だが内容はかなり強い。スタートは普通だがスピードの乗り方と闘争心がかなり強いという印象。道中かなり力んで走っているので距離が延びると不安だが、1600mくらいならばこういう走りでも足りる。今日は直線で内から大きく前を塞がれたがこじ開けて出てきたように、この馬のセールスポイントはとにかく闘争心の高さと包まれても突破する度胸。勝ち負けまでは分からないが、
桜花賞に駒を進めてくれば入着くらいは少なくともありそうな雰囲気だ。チェックしておきたい。 【次走注目度:A】
【2月4日(日)】
京都11R 3歳オープン G3
きさらぎ賞 芝1800m 晴 良
3番
ウォーターリヒト(10番人気2着)
勝った馬は良く届いたな……という印象のレースだが内容的に目立ったのはこの馬。初勝利までに4戦を要しているが、レースを見ればデビュー戦以外は全て上がり3位以内。前走初距離の重賞
シンザン記念でも上がり最速で3着に食い込むなど、ここでの好走要素はいくらでもあったが、見落としていた。レースは経験が豊富なぶん落ち着いていて、スタート直後に内から外に大きくコース変更を指示した鞍上にも、素直に従ってすんなり外目につけた。道中はずっと外々を回っていたのに、なぜ直線で内に入れたのか甚だ疑問だが、一番内から良く伸び、あと少しで勝てる内容だった。強いと思う。時計もそこそこ速いので、この後クラシックに出走してくるようならば、穴候補で押さえておきたい一頭だ。 【次走注目度:A】
東京11R 4歳上オープン G3
東京新聞杯 芝1600m 曇 良
6番
マスクトディーヴァ(1番人気6着)
レーティングの記事で本命にした
ウインカーネリアンが逃げて2着。勝ったのは道中6番手にいた
サクラトゥジュール。3着も3番手追走の
ホウオウビスケッツ、という状況を見れば今日は完全に前残りの競馬。
マスクトディーヴァは自身5戦のキャリアの中で1800m、2000mしか走ったことがなかったことを考えると、いかに実力があるとは言え、ここで本命視は危険すぎたと思う。レースVを見ると、スタートで出遅れて2馬身くらいは離されている。慣れない距離、それもマイルでの出遅れはあまりに痛かった。スピードの絶対値が違うので4角では後方5番手まで押し上げ、直線も上がり2位の脚で良く詰めてきたが、6着まで。それでも、ゲートをしっかり出ればこの距離でも十分通用するのではないかと思わせる内容。次走がどこになるかは分からないが、マイルのペースも一度経験したので、次は前進できると思う。 【次走注目度:S】
(文:のら~り)
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