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インフルエンザに感染してしまい、先週のコラムはお休みさせて頂きました。申し訳ございません。
丸1週間苦しみ続け、ようやく熱は下がって参りましたが、体力がなかなか追い付いて来ず……。
まだ学生だった約10年前にも感染しているのですが、こんなに長引いた記憶はありません。
ウイルスの種類にも左右されるのでしょうが、体力の低下や加齢も回復力に影響している気がします。
まだ若いと言える側だと自分では思っている(強がり)のですが、身体の方は着実に向こう側へ突き進んでいる様子。
……うーん、そろそろ真面目に"適度な運動"というのを考えなければならない時期なのかもしれませんね。
さて、私が熱にうなされている間に、競馬の舞台は3月の中山&阪神開催へ。
先週の中山記念にも素晴らしいメンバーが揃っていたように、春の主役候補達が一斉に動き出す時期です。
その中でも特に注目したいのは、一生に一度しかないクラシックを目指す3歳馬達のトライアル。
今週は桜花賞、皐月賞、それぞれの最重要トライアルとなるチューリップ賞と弥生賞が行われます。
ここでの結果が本番にも大きな影響を及ぼすことになりそうなだけに、どちらも見逃せませんね。
コラムを書く上でも題材選択に迷ってしまいますが、今回はチューリップ賞の方に触れさせて頂きます。
◇
桜花賞の最重要トライアルということで、毎年世代の核となる存在が春初戦に選んでくるレース。
過去の勝ち馬の中には、ウオッカ、ブエナビスタ、レーヴディソールといった絶対的な存在の名が見えます。
が、その一方でアパパネ、ジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナといった圧倒的人気の実績上位馬が、
伏兵の強襲の前に敗れていたりと、意外と波乱の要素も含んでいる様子。
今回もハープスターという、明らかに一枚上の実績を持つ馬が居ますが、
彼女の評価をどの辺りにするかで、狙う券種や配当もだいぶ変わってくるのではないでしょうか。
さて、そのハープスター。
8月の新潟2歳Sでは、今や牡馬路線の核の1頭となったイスラボニータを全く問題にせず、
12月のG1・阪神JFでは首の上げ下げの差で限りなく勝ちに等しい2着。
最後方近くからすっ飛んでくる末脚の威力は牝馬離れしたものがあります。
出走馬の半分以上が条件馬である今回は、黙っていても勝ち負けに加わってきそうな雰囲気があります。
が、そんな本馬にも心配な点が1つ。それは調教の動きです。
松田博資厩舎の所属馬ということで、長めから終い重点の調整を施されることが多いのですが、
この中間も直前の動きもどこかピンと来ません。
阪神JF時も似たような雰囲気でしたが、まだ当時やデビュー時の方が動けていた気がします。
新潟2歳S時に川田騎手が「スタートでも進んでいかず、直線でも進んでいかず」とコメントしているように、
本質的に走ることに後ろ向きなタイプなのかもしれません。
それでもこれまでの3戦は最後になるとちゃんと伸びていますし、実戦でスイッチが入れば問題はなさそう。
ですが、逆にこの後ろ向きさが悪い方へ出てしまうと……他馬へ逆転のチャンスを与えてしまうかもしれません。
その際に浮上してきそうな存在となると、実績的にはエルフィンS勝ちのシャイニーガールが挙げられるでしょうか。
そのエルフィンSは前半行きたがってハナを切る形となりましたが、結果的に楽なペースでレースを支配できました。
馬場が悪く、後続のマークも緩かった等、だいぶ恵まれての勝利だったという印象はありますが、
デビュー時から人気の割にはいい走りを見せてきた馬。今回も相手なりに走ってきても不思議はないでしょう。
ただ、血統を見ると近親には平坦なローカルでの実績馬が多く、本馬自身3走前の中京戦で伸び切れていません。
どちらかと言えば平坦向きの一族である可能性がありそうで、阪神の急坂をどうこなすかが課題となりそうです。
シャイニーガールとは逆に坂を苦にしなさそうなのが、ハーツクライ産駒の関東馬・ヌーヴォレコルト。
デビュー戦こそ少しモタつきましたが、その後の2戦は完勝。まだ底を見せたとは言えません。
東京では差して勝利、中京では先行しての押し切りと、戦法に幅があるのも魅力です。
前走で抑えたアドマイヤビジンは1月のOP・紅梅Sを制していますし、本馬もクラス通用の能力は持っているはず。
ただ、先週の芝レースの結果を見ると、大外枠というのは少し競馬がしにくそう。
この枠と初の右回りで、ロスのない位置での立ち回りが出来るかどうか。
かつてクラシックを湧かせたフサイチエアデールを母に持つマラムデールも、圏内突入可能な能力の持ち主。
これまでの良績は1200~1400mに集中していますが、マイル以上の距離を走った2戦はいずれも馬場が悪かったもの。
母や兄姉達の戦績からも、1400~1800m辺りに適性がありそうなので、馬場さえ良ければ巻き返しが期待できそうです。
松田国英調教師曰く「腹を括った調整」で臨んでくるそうなので、仕上げも本気モードでしょう。
初の芝でもちょっと注目してみたいのがビートゴーズオン。
父がカーリンということでぱっと見は実績通りダート向きの印象なのですが、
これまで日本でデビューしたカーリン産駒で、ダートオンリーの適性を示しているのは意外と少数。
芝とダートの走りが殆ど変わらないタイプか、芝寄りの適性を持つタイプの方が多いように映ります。
加えて本馬の母タドウィガはアイルランドの芝マイル重賞の勝ち馬。
本馬自身も450~460kg台の、ダート馬らしくないサイズであることから、芝でも走れる可能性はあるはず。
折り合いさえつけばマイルもこなせそうなので、ダートと同等のパフォーマンスを発揮できるなら面白い存在になりそうです。
フェアリーSで3着に逃げ粘ったリラヴァティは、調教の動きが少し良化。
デビュー時からずっと調教では動けない馬でしたが、この中間はいくらか楽に時計が出せるようになっています。
フェアリーSが実質500万条件戦レベルだったことを考えると、いくら重賞実績があるとは言えど強気にはなれませんが、
阪神コースで行われるラジオNIKKEI杯2歳Sを制したアダムスピークが半兄におり、自身の未勝利勝ちも阪神。
現状においてベストと言える舞台に変わるのはプラスではないでしょうか。
前走は押し出される形でハナに立ってしまったので、もう少し溜める形なら。
ハープスター以外のディープ産駒・プリモンディアルとミュゼリトルガールは評価に迷う存在。
前者……プリモンディアルは調教の動きが軽快で、デビュー戦も人気に応える快勝でしたが、インパクトはイマイチ。
この時は馬場が悪かったので、良馬場ならばもっと走れる可能性はありますが、今回は様子を見てみたいところ。
相変わらず調教は良く動けていますし、母系の血統も良質なので、どう変わってくるか楽しみではあります。
後者……ミュゼリトルガールは良績が全て東京の1400m。
この条件に限ればなかなかのレベルの走りを見せていますが、マイル戦だったアルテミスSでは全く見せ場を作れず。
母系の血統の脆そうな部分が顔を覗かせている気がします。
それでも、本番の桜花賞に比べると、このチューリップ賞は脆さがある馬でもスムーズなら何とか我慢できるレース。
ハープスター以外のメンバーにそう差を感じない今回ならば見せ場を作れるかもしれません。
◇
こうして改めて見ると、ハープスターの実績だけが目立ち過ぎてて逆に相手探しが難しいレースですよね。
これでハープスターがモタつくなんてことがあれば、結構な配当も期待できそうです。
多分大丈夫だとは思えど、私個人としては巷で騒がれているほど世代の中で抜けた存在と思えないのも確か。
本番前だから……というわけではありませんが、ちょっとヒネた予想をしてみるのも面白そうです。
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