【フローラS】レースを終えて…関係者談話2018年4月23日(月) 05:08
◆戸崎騎手(ノームコア3着) 「まだ緩い面があり、ハミに乗っかってくる走りだけど、最後までしぶとく伸びている」
◆大野騎手(ファストライフ5着) 「レース前は距離の不安があったけど、最後までしっかりと伸びてくれました」
◆内田騎手(ウスベニノキミ6着) 「(2コーナーで)外から絞られて落ちそうになったけど、それでも最後はよく伸びている」
◆三浦騎手(レッドベルローズ7着) 「内の馬を気にして外に張り気味だった。これから成長しそう」
◆柴田大騎手(ヴェロニカグレース8着) 「少し力みはあったけど、一生懸命走っていた」
◆武士沢騎手(ハイヒール9着) 「まだ力が付き切っていないけど、小さい体で頑張って走っていた」
◆田辺騎手(デュッセルドルフ10着) 「リラックスして走ればと思っていたけど、力んでいたね」
◆友道師(ノーブルカリナン11着) 「両方のトモ(後肢)が落鉄していた」
◆武藤騎手(ディアジラソル12着) 「最後は行き場をなくしてもったいなかった」
◆蛯名騎手(オスカールビー13着) 「(2コーナーの)不利で競馬にならなかった」
◆石橋騎手(オハナ14着) 「ゴーサインを出すと左にモタれて、力を出し切れなかった」
◆北村友騎手(カーサデルシエロ15着) 「いい感じで4コーナーまで回って来られた。キャリアも浅いし、これからです」
◆松岡騎手(ラブラブラブ16着) 「ごちゃついたところで引っ掛かった」
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【フローラステークス】斬って捨てる!2018年4月22日(日) 09:27
【フローラステークス】取捨即断!血統アナリシス2018年4月21日(土) 14:42
日曜日に行われるサンケイスポーツ賞フローラステークスの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。
①サラキア
サンデーサイレンス系×ニジンスキー系の組み合わせは、2014年の勝ち馬サングレアルと同様。本馬の場合は、父がディープインパクトで、やや瞬発力に偏ったタイプに仕上がっている。ただし、母方は欧州型で固められており、高速決着になると遅れをとりやすい。ゆえに、適度に時計のかかる馬場の瞬発力比べがベターではないか。
②オスカールビー
父は当該コースと好相性のトニービンを内包しているサンデーサイレンス系。母父ジェイドロバリーも当舞台にマッチするパワー&持続力に長けた欧州型ミスプロ系で、父と母父の適性だけなら、このメンバーでも見劣りしない。半面、母方の血脈が少しクラシカルなせいか、速い時計を求められるとイマイチ。持ち味を活かすためには、時計あるいは上がりを要する競馬が望ましい。
③ウスベニノキミ
キングカメハメハを経由しないキングマンボ系の産駒は不思議と馬群を嫌がる馬が多く、エイシンフラッシュを父に持つ同馬も同様のクチ。その点を踏まえると、中山から広い東京へのコース替わりは悪くない。そのうえ、キングマンボ系は毎年のように馬券絡みを果たしている当レースの好走血統。スムーズに運ぶことができれば侮れない。
④サトノワルキューレ
ディープインパクト×米国型の組み合わせは悪くないのだが、母父のレイズアネイティヴ系が脚の遅いタイプで、どうしてもエンジンのかかりが遅くなりがち。加えて、母母父も欧州型なので、高速決着や速い上がりの瞬発力勝負に対応するための軽さに欠ける。距離は問題ないので、持ち味である持久力を活かせる流れが欲しいところ。
⑤ノーブルカリナン
ディープインパクト×ミスプロ系の配合自体は悪くない。半面、母父であるスマーティジョーンズの日本における活躍馬が、ダートあるいはマイル以下に集中している点は気がかり。母母父モンズーンの持ち味である豊富なスタミナを活かせるようであれば、面白い存在だが……。
⑥ファストライフ
父は1400~1800mで活躍したスーパーホーネット。近親にNHKマイルC3着馬のムサマサノヨートー、一族には米二冠馬ファニーサイドの名が見られることから、スピード面については相応の適性を持ち合わせているものと判断できる。半面、全体的に詰めの甘い血筋が揃った印象は否めない。ゆえに、持続力勝負がベストの血統構成と言えるのではないか。
⑦デュッセルドルフ
父は持続力型のノヴェリスト、母父はサンデーサイレンスという組み合わせ。軽すぎず、タフすぎずの馬場がベターとなる。ただし、本馬の場合は、サンデーサイレンス以外の欧州型の血脈が強く反映されているため、瞬発力勝負では遅れをとりやすい。血の良さを引き出すためには、適度に上がりを要する競馬が望ましい。
⑧ラブラブラブ
オルフェーヴル×トウカイテイオーという、クラシックと縁の深い配合。メジロマックイーンとトウカイテイオーの名が3代内に並ぶさまは、どこかノスタルジックなものを感じさせる。オールドファンにとっては、たまらない血統構成と言えよう。その一方で、クラシカル要素が強いぶん、速い上がりの瞬発力比べでは見劣りする。現段階では、体力を活かせる持久力勝負が適しているのではないか。
⑨ハイヒール
父トーセンホマレボシは持続力特化型のサンデーサイレンス系。その父にキングマンボ×サドラーズウェルズのエルコンドルパサーを掛け合わせているのだから、本馬が備えているスピード持続力はかなりのもの。血筋の良さを最も活かせる上がりを要する展開になれば、侮れない1頭になるかもしれない。
⑩オハナ
ディープインパクト×キングカメハメハの王道配合は、2013年1着馬のデニムアンドルビーと同様。祖母はマイルG1 2勝のノースフライトで、牝系についても文句なし。スピードの持続力に長けた、祖母の父トニービンの良さを活かすことができれば、芝2000mでも十分対応できる。
⑪カーサデルシエロ
父は当レースと相性の良いキングマンボ系のロードカナロア。母はオークス馬のダイワエルシエーロと、血統背景は文句なし。一方で、母母父であるドクターデヴィアスの影響が強く出ているせいか、現状は持久戦の我慢比べが適している印象。速い上がりを求められる競馬ではワンパンチ足りないかもしれない。
⑫レッドベルローズ
ディープインパクト×米国型ミスプロ系の組み合わせは当レースと好相性。一方で、牝系は米国型のスピードタイプで固められている。そのあたりを踏まえると、スタミナを求められるタフな馬場よりも、軽い馬場での瞬発力勝負、あるいは速い時計の決着がベターではなかろうか。
⑬ヴェロニカグレース
ハービンジャー×グレイソヴリン系という、東京芝2000mの好走血統同士の組み合わせ。ただし、ややスタミナとパワーに偏りがちな配合ゆえに、瞬発力を求められる競馬ではひと押し欠ける。血の良さを活かすためには、上がりを要する競馬になるか、あるいは早めに仕掛けて持続質の競馬に持ち込むことが肝要になる。
⑭ディアジラソル
母父サドラーズウェルズ系、母母父ノーザンテースト系で、スタミナ面の問題はなさそうだが、父方の血がダート型に偏りがち。ゆえに、瞬発力勝負になるとモロい一面がある。上位進出するためには、上がりを要する展開かつ母方の体力を活かせる消耗戦が必須条件となろう。
⑮パイオニアバイオ
キングカメハメハ×トニービンという、当レース&コースの好走血脈同士を掛け合わせたルーラーシップ産駒。母は牝馬クラシック戦線で活躍したアニメイトバイオで、舞台適性の高さは疑いようがない。ただし、父方の血脈が強く出ているためなのか、瞬発力を求められると足りない印象。長所を活かせる持続質勝負になれば、といったところか。
⑯ノームコア
父ハービンジャーは昨年の当レースでワンツーフィニッシュを果たした相性の良い血統。母父ヴァイスリージェント系も当該コースの成績は悪くない。ある程度のスピード決着に対応できるサンデーサイレンスの血を内包している点もプラスで、血統的な潜在適性だけなら、メンバー上位の存在と言えよう。
ウマニティ重賞攻略チーム |
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