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《本紙の狙い》ブルーミングアレーを本命に推す。昨秋の新馬戦を楽勝後、赤松賞はアパパネ(阪神JF、桜花賞)、続くエリカ賞はエイシンフラッシュ(京成杯V、皐月賞3着)に惜敗。相手が悪すぎた。その後の調子は下降線で、クイーンC5着後はオークスに目標を切り替えて立て直した。放牧でリフレッシュした後、再び調子を上げてきた。いい脚を長く使えるので東京向き。2000メートルのエリカ賞でEフラッシュとクビ差の接戦を演じたように距離適性もある。重賞勝ちを果たし、オークスへ駒を進める。サンテミリオンが相手の筆頭。フラワーCはスタートで後手を踏んだのが痛かった。スムーズならば、巻き返せる。経験豊富なベストクルーズが▲。
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クイーンC5着の(14)ブルーミングアレーは、まだ薄暗い午前5時に坂路1本の調整。4ハロン62秒6、終い1ハロン14秒6と少し脚を伸ばした。余力十分でゆったりしたフォームからは好調さがうかがえる。「ここまで順調に来てます。中間は、これまでで一番と言えるくらい攻めた。それを乗り切ったのだから大したものだよ」と小島茂調教師は満面の笑みだ。
枠順は府中2000メートルでは不利な外目の〔7〕枠(14)番。トレーナーは「オークスではさらに頭数が多く、相手のレベルも上。そこで戦うためには、ここで泣き言なんて言っていられない。負けられない一戦です」と自らに気合を入れていた。
フラワーC3着の(15)サンテミリオンは、午前7時30分に坂路を一本駆け上がった。黒鹿毛の馬体がピカピカに輝き、仕上がりは良さそうだ。「いつも通り坂路をサラッと。雰囲気はすごくいいね」と古賀慎調教師は安堵の表情を浮かべた。〔8〕枠(15)番と外枠に入ったが、「枠云々を言っているような馬ではないんです」と能力を信頼。馬場に関しても、「週中は雨が降ったけど、開幕週で芝の状態も良く、クッションが利いてちょうどいいよ」と気にしていない。1番人気に応えてのオークス出走を望んでいる。
松田博厩舎の2騎(3)ベストクルーズと(13)アマファソンは、午後4時5分に東京競馬場に到着。疲れも見られず、調子は良さそうだ。阪神JF3着の実績があるベストクルーズは、追い切りでは動かないタイプ。直前もCWで一杯に追われて終い1ハロン13秒2と時計を要した。それでも「実戦では走り過ぎるくらいだから心配ない。使いつつ良くなっているし、中間も順調。前向きな気性が東京コースでどう出るか」と松田博調教師。君子蘭賞で鮮やかな追い込みVを決めたアマファソンについては「前走はいい脚を使ってくれた。追い切りでもタメた分だけ弾けたし、直線の長い東京なら楽しみ」と権利獲りに期待大。
(9)ディミータは午前6時に坂路を一本駆け上がってレースに備えた。「休み明けを叩いて、かなり良くなった。気合乗りもいいよ」と臼井調教助手は好感触を伝えた。以前はレースで内にささる場面もあったが、休養を経て解消。「早めに休ませて正解だった」と笑みを浮かべる。「急いで前に行く馬でもないし、内と外を見ながら行けるからちょうどいい枠。何とか3着以内に入って優先出走権を取りたい」とオークス出走に望みをつないでいる。
大外枠の(16)オルレアンノオトメは、午前6時に角馬場で体をほぐしてから坂路を軽く1本。「1度使うと体が硬くなるんだけど、ゆったり調整できたおかげで、全く心配ない。カイ食いも良くて、減った馬体も戻したよ」と森調教厩務員のトーンは高い。ただ、枠順に話が及ぶと「こればっかりは仕方ない」と苦笑い。それでも「距離はこれくらいの方がいいし、スタートもポンと出る。相手は強いが、うまく前に行ければチャンスはあるよ」と一発を狙っている。
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