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17日、京都競馬場で秋華賞が行われる。サンケイスポーツ・加藤隆宏記者の◎は〔7〕枠(15)番アパパネ。昨年の阪神JF、今年の桜花賞、オークスを制しているGI3勝牝馬が、牝馬3冠の最終決戦も勝つという見解で一致だ。前日発売も単勝オッズ2・3倍で断然の1番人気。昨年のブエナビスタも成し得なかった史上初の“2歳&3歳牝馬GI完全制覇”を決める。
2歳戦から続く、この世代の傾向は東高西低。前哨戦のローズS、紫苑Sとも関東馬が勝ち、秋になっても勢力分布図に大きな変化は見られなかった。レベルの高い関東勢の頂点に立つ◎アパパネの牙城は、3冠最終決戦でも揺るがない。
ローズSの敗因は明白。本番を見据えた24キロ増の仕上げだったうえ、スタート後に引っ掛かってしまった。それでも勝ちに行っての4着だから、試走としては上々。元来が叩き良化型だけに、1度使われた上積みは大きい。体は締まり、動きはスピード感、迫力を増した。阪神JF、桜花賞、オークス当時とそん色ないどころか、成長度を加味すれば、それ以上と言っていい状態だ。
フットワークの大きな馬で、内で包まれると窮屈な走りを強いられる可能性があったので、外めの〔7〕枠(15)番はかえって歓迎だろう。ローズSをひと叩きされて、気負いが抜けたので、折り合いを欠く心配もなし。この枠ならば、無理なく好位ないし中団の位置に付けられ、流れに乗れるだろう。3冠制覇へ視界は限りなく明るい。
相手はやはり関東馬が本線。○はアニメイトバイオで、ローズSの勝ちっぷりは本物と言っていい。一瞬の脚だけではなく、馬群にひるまない根性もA級。▲アプリコットフィズは当日のテンションが気になるが、潜在能力はGI級。好枠(4)番で、馬場状態のいい内を走れるのはプラスだ。
馬単は(15)→(10)(4)を厚めに(15)→(3)(5)(6)(13)。3連単は(15)の1着固定18点で勝負する。(加藤隆宏)
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