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今年で84回を迎える伝統のGIIに、3頭出しで臨むのが池江泰郎調教師(68)=栗東=だ。来年2月いっぱいで定年を迎えるベテラントレーナーは、今年すでに重賞2勝と相変わらず競馬界をリード。武豊騎手が手綱を取る連勝中の上がり馬キングストリートを筆頭の布陣で、早くも3つめの重賞Vを狙う。
豊富な陣容を誇る名伯楽が3頭を送り込む。この3頭を含め古馬オープン馬9頭を抱える池江郎厩舎の中でも、注目すべき存在がキングストリート。キングカメハメハ産駒の素質馬が、4歳迎えて本格化の気配を漂わせる。
「まだ筋肉も柔らかくて、素質だけで走っている状態ですが、勝ちっぷりは鮮やかでした。重賞になるので、ここが一つの正念場でしょう」
ベテラントレーナーも目を細める充実ぶり。ここ2戦は楽に好位につけて直線も危なげなく抜け出す内容で、前走が初騎乗の武豊騎手も「本当に乗りやすい馬」とぞっこんの様子だ。昨年のシンザン記念に出走した後は8カ月も休養。しかし、無理せず我慢した甲斐はあった。「能力について行けなかった体がしっかりして、走りが安定してきた」と池江郎師。まだ成長の余地を残すとはいえ、ひと皮むけたことは間違いない。
「今はもう、1日1日が真剣勝負です」
定年まであと1年となり、池江郎師の言葉に力がこもる。これまでにもディープインパクトをはじめ数多くの名馬を育ててきたが、残りわずかの調教師人生にアクセルは全開だ。今回の3頭出しも「(3頭以外の)他の馬との使い分けがある」のが理由で、うれしい悩みの末の決断だった。
ドリームサンデーは小倉大賞典11着も「前走はゲートの誤作動で1度、2コーナーまで走ってしまったので、度外視できる」。前々走の中日新聞杯は2着に逃げ粘っており、巻き返しに意欲満々だ。ニルヴァーナは「距離短縮は好材料。無理使いしていないから、馬がまだ若い」。サンデーサイレンス産駒の7歳に寄せる期待は小さくない。
「3頭とも位置取りが違うし、見ていて楽しいでしょう。どれが先に来るかな」と池江郎師はレースが楽しみな様子。今夏にはディープの産駒もデビュー。残り1年はホースマン人生の集大成。当然、この中山記念にも全力投球だ。(黒田栄一郎)
★オープン馬の宝庫
池江郎厩舎には3歳、古馬合わせて12頭のオープン馬が在籍。古馬の大将格は有馬記念4着で、前走のダイヤモンドSを快勝したフォゲッタブル(牡4、父ダンスインザダーク)。エアグルーヴ産駒が本格化して阪神大賞典(3月21日、阪神、GII、芝3000メートル)から天皇賞・春(5月2日、京都、GI、芝3200メートル)でGI制覇を狙う。また、新馬-野路菊Sを連勝後、右前トウ骨剥離骨折で休養していたディープインパクトの甥リルダヴァル(牡3、父アグネスタキオン)が11日に帰厩。「間に合わせないといけない」と池江郎調教師はクラシックを見据える。
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