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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は函館記念・調教予想(最終版)をお届けします!
日曜日に行われる函館記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①イクスプロージョン【C】
函館W併走(12日)。1週前まで栗東でしっかりと乗り込んでいたため、今回は軽めの内容。それはいいとしても、久々の右回り戦に臨むにあたり、右→左の手前替えができていないのはいただけない。いつもより、肩の出が窮屈に見えるのも気になるところ。調教観点的に評価は上げづらい。
②ユニコーンライオン【A】
函館芝併走(12日)。エンジンのかかりが若干遅いが、それはいつも同じ。安定感のあるフォームで、脚元は実にパワフル。それでいてフットワークは柔らかく、集中力も高い。良化途上の感を強く受けた前回よりも、随分と気配は上向いている。仕上がりに不足はなく、あとは59キロのハンデがどうかだけ。
③ハヤヤッコ【B】
函館W併走(12日)。軽めの内容ながら、きちんと折り合いはついていたし、脚どりも力強い。気を抜くようなところがあるのは相変わらずだが、この馬とすれば動きに余裕があるし、モタれる悪癖もさほど出ていない。それなりに整えてきた印象を受ける。
④ドーブネ【B】
函館W単走(12日)。首を前に突き出すような感じで活気は十分。コーナリングもスムーズだった。馬場が重かったぶん、最後は脚いろが怪しくなったが、鞍上の仕掛けに応えるべく、懸命に前へ進もうとする姿は好感が持てる。順調と捉えてもいいのではないか。
⑤ヤマニンサルバム【B】
函館芝単走(12日)。若干ズブい面は出ているが、この馬とすれば集中して走れていたし、四肢の運びも滑らか。着地も力強い。もう少し鞍上の促しに対する反応が鋭くなれば言うことなしだが、概ね自身のパフォーマンスは示している印象。いい頃の雰囲気に近づいてきたように思える。
⑥ロングラン【B】
美浦南W単走(12日)。函館への移動を考慮して控えめの調整。ムキになることなく、落ち着いて走れていたのは良い傾向。ひと頃見られた口元の硬さが薄れ、本来の推進力ある走りを取り戻しつつある。輸送を無難にクリアできれば、面白い存在になるかもしれない。
⑦ルビーカサブランカ【A】
函館芝単走(12日)。単走表記だが、実質的に併せ馬の形。前を行く2頭の後ろで、折り合いをつけながら自身のリズムをキープ。直線に入ってからも、この馬らしい体幹しっかりの安定したフットワークで走れていた。軽い促しに対する反応も良く、最後まで余力十分の内容。上々の仕上がりだろう。
⑧ブローザホーン【C】
函館芝併走(12日)。直線で手前を替えなかったが、この馬にはよくあることのようだし、鞍上も意に介していない様子なので、過度に気にする必要はない。ただ、全体的に走りは硬め。発汗が目立つのも気がかり。無理追いを避けたとはいえ、最後は脚いろも手応えも劣勢。高い評価はしづらい。
⑨ローシャムパーク【B】
函館芝併走(12日)。直線を向いて間もなくの気合乗りは良かったのだが、馬場の緩さがこたえたのか、ラストの反応はひと息。鞍上が仕掛けて体勢五分に持ち込んだとはいえ、少し物足りなさを感じる内容。判断するに悩ましいが、好内容だった1週前追い切りを加味しての、B判定としておきたい。
⑩アラタ【A】
函館W単走(12日)。カーブがきついレイアウトにもかかわらず、スピードをそれほど落とすことなく、巧みにコーナーを回っていた点は好印象。その後もバランスの良いフットワークで、キビキビと気持ちの乗った走りを見せていた。前肢のかき込みもしっかりしており、調子は良さそう。高く評価したい。
⑪マイネルウィルトス【B】
函館W単走(12日)。手控え気味の内容ながら、脚元の力感と活気は十分。身のこなしに硬さはなく、直線を向いてからの手前替えもスムーズだった。長期休養明けの割に攻め本数が少なめの点は気になるが、動き自体は昨年2着時と比べても見劣りしない。警戒を怠れない存在だ。
⑫ローゼライト【C】
函館W単走(12日)。水分を多く含んだウッドチップを苦にしている様子はない。その反面、首の使い方が上手ではなく、前方への推進力を削ぐような完歩が多いのは気になるところ。調子が上向きとは思えず、今回は52キロという軽い斤量で、どこまでカバーできるかが焦点になりそうだ。
⑬スカーフェイス【B】
函館芝併走(12日)。右にモタれ癖のあるロータスワンドが相手ゆえ、それをフォローするような形での追走。先着を許したため、見映えこそ悪いが、最後までブレの少ない安定したフォームを保ち、馬場をしっかり掴んで走れていたことは評価できる。及第点の仕上がりと判断したい。
⑭テーオーシリウス【C】
函館W単走(12日)。コーナリングや脚さばき自体は悪くないのだが、舌を出していたのは気になるところ。加えて、直線に入ってからは物見がちとなり、しまいにかけてはフォームが乱れていた。重いウッドチップが影響したにせよ、いい時の力強い走りに比べると、物足りなさを覚えてしまう。
⑮アルナシーム【A】
函館芝併走(13日)。折り合いに主眼を置いた内容。前に馬を置いても難しい面を出さず、我慢がきいていたことは好印象。軽めの内容ゆえ派手さはないが、脚さばきは柔らかく、手前替えもスムーズ。しっかり追えば弾けそうな余韻を残しているのもいい。好気配。
⑯キングオブドラゴン【C】
函館芝併走(12日)。上体高めの走りはいつものこと。それ自体を深刻に捉える必要はない。ただ、コーナリングでスムーズさを欠き、直線では最後まで右手前のまま。脚さばき自体は悪くないのだが、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。
【調教予想からの注目馬】
A判定は4頭。トップは⑦ルビーカサブランカとしたい。メリハリのある動きができていたのは好感度大。ラストの反応も良く、前哨戦を使って状態は型通りに上向いている。反撃を見込める態勢と判断したい。
ほか、本来の走りを取り戻してきている②ユニコーンライオン、前回に勝るとも劣らないデキの⑩アラタ、気配の良さが目立つ⑮アルナシームらも大きな差はない。
<注目馬>
⑦ルビーカサブランカ ②ユニコーンライオン ⑩アラタ ⑮アルナシーム
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