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【天皇賞・春】参考レース分析

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【天皇賞・春】参考レース分析

阪神大賞典

1000メートルごとのラップが64秒9─63秒3─57秒9で後半だけのスピード勝負。こうなると強いのがディープインパクト産駒で、ジャスティンパレスが決め手にモノを言わせて突き抜けた。直線で寄られて一瞬進路が狭くなるシーンこそあったものの、道中は好位につけて終始ロスのない完璧なレース運び。長距離戦において立ち回りのうまさは重要で、京都の3200メートルでも注目だ。

2着ボルドグフーシュはペースが速くなった2周目3~4コーナーで大外を回ったロスが響いた。もともと切れより持続力の馬。全体的にペースが流れれば逆転があっていい。3着ブレークアップは完璧な内容で上積みまではどうか。5着ディープボンドは太め残りだったにしても、2番手から逃げ馬すらかわせなかったのは不満だ。




日経賞

タイトルホルダーが連覇を果たした一戦だが、同じ逃げ切りでもパフォーマンスは今年の方が素晴らしい。不良馬場でかなり時計がかかる状況にもかかわらず、前半1100メートル69秒2と昨年より1秒速いペースで通過。それでいてメンバー最速の上がり3ハロン36秒8で押し切るのだから驚きだ。2着を8馬身ちぎるのも納得のラップを刻み続けた。2分36秒8のV時計も相当優秀。スピード、スタミナ面どちらも突出しており、負かした相手に逆転されることはないだろう。

3着ディアスティマは2番手でタイトルホルダーのペースに付き合いながらよく粘った。良馬場ならGⅠでも出番があるか。9着アスクビクターモアは道悪、出遅れのダブルパンチ。叩き2戦目の上積み込みで大前進があっていい。

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