中央競馬ニュース

【血統アナリシス】カペラS2022 父または母の父サンデーサイレンス系が優勢、A.P. Indyの直系は人気馬でも過信禁物

 0   1   903
シェアする  x facebook LINEで送る
【血統アナリシス】カペラS2022 父または母の父サンデーサイレンス系が優勢、A.P. Indyの直系は人気馬でも過信禁物

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はカペラS2022・血統予想をお届けします!


昨年はパドトロワ産駒の3番人気ダンシングプリンスが、ハイペースながら好位2番手から押し切る強い競馬を披露。産駒としても重賞初制覇を飾るとともに、自身は3着に敗れた2年前の雪辱を果たすかたちになった。なお、昨年は同じフォーティナイナー直系のオメガレイインボー(父アイルハヴアナザー)も3着に入線している。

近年の傾向としては父または母の父にサンデーサイレンス系種牡馬を配された馬が優勢。直近5年で3着以内に好走した15頭のうち12頭が該当し、データ集計期間外の16年ノボバカラ(父アドマイヤオーラ)から連勝が続いている。一方、不振傾向にあるのがA.P. Indyを筆頭とするBold Rulerの直系で、08年のレース創設以降でも「0-0-0-22」と好走例がない。

ジャスティンは、父オルフェーヴル×母シナスタジア(母の父Gone West)。昨今、同産駒はダートでの躍進ぶりが際立つが、その先駆けとなったのが本馬だろう。中山ダート1200mは「2-1-0-0」と連を外しておらず、2年前のカペラSでは58kgの斤量を背負って勝利。ノーザンテーストを基調とした父の配合はパワーを問われる中山向きといえ、前走は展開だけでなく軽い馬場も応えた。リピート好走が目立つ傾向を鑑みてもぞんざいには扱えない。


シンシティは、父サウスヴィグラス×母ジェネロシティー(母の父フジキセキ)。昨年の結果を踏まえれば、エンドスウィープ、フォーティナイナーへと遡る父系を強調しやすい。また、「父エンドスウィープ系×母の父サンデーサイレンス系」となる配合はダンシングプリンスと共通し、母の父にフジキセキの血を引く点ではパドトロワらしさもある。このクラスでもテンの速度は見劣らないだけに、自分の競馬に徹してどこまでやれるかだろう。

レディオマジックは、父フェノーメノ×母ストリートキャット(母の父アドマイヤムーン)。父系祖父がステイゴールドである点は上記ジャスティンと共通し、本馬においては母の父がエンドスウィープの直仔であることも興味深い。近親にスターリングローズミツバナムラタイタンがいる血統背景も申し分なく、ダートグレード競走を賑わす存在となっても不思議ない魅力がある。自慢の差し脚が活きる展開になれば、一気の台頭もありそうだ。


【血統予想からの注目馬】
ジャスティン ②シンシティ ⑯レディオマジック

この記事はいかがでしたか?
ナイス (1)
 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月16日()
マーメイドS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月9日()
エプソムC G3
函館SS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る