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春の東京開催の開幕週を飾るサンスポ賞フローラS(24日、GII、芝2000メートル)の追い切りが20日、茨城・美浦トレセンで行われた。3戦2勝のラスールはWコースの併せ馬で少しモタついたが、このひと追いで上昇は必至。クリストフ・ルメール騎手(42)=栗東・フリー=が「新しいグランアレグリア」とGI6勝を挙げた名牝の後継者に指名した逸材が、サンスポ賞から大舞台へと飛躍する。
GIはなくとも、目が離せない週末だ。2月末で定年、解散となった名門・藤沢和厩舎から同じ美浦の宮田厩舎に移籍。フランス語で“唯一無二”を意味するラスールが、デビュー以来手綱を取るルメール騎手とともに、サンスポ賞で注目の転厩初戦を迎える。
昨年10月、東京芝1600メートルの新馬戦をラスト3ハロン34秒0の切れ味で牡馬を完封。早め先頭で後続を寄せ付けなかったレースぶりもさることながら、引き揚げてきたルメール騎手が発した、「新しいグランアレグリアです」という言葉が何より衝撃的だった。
GI9勝のアーモンドアイを筆頭に、あまたの名牝の背中を知る名手が感じたインスピレーション。続くシンザン記念は7着と1番人気を裏切る結果となったが、前走の1勝クラスでは危なげない内容で2馬身差の完勝。「2走前は休み明けですごく引っ掛かって、結果を出せなかった。前走は本当のラスールでした。能力はあるし、絶対重賞レベルにある」と高い評価は揺るがない。
桜花賞に無理に間に合わせず、2戦2勝の東京に照準を定めた今回、調整は順調だ。20日の追い切りは美浦Wコース6ハロン81秒7-11秒7。併せた外スペシャルドラマ(2勝)に手応えで見劣り、一杯に追われてどうにか併入に持ち込んだが「もともと併せ馬で体を並べにいくときに気を使うタイプみたいで、並んでしまえばスッと前に出るよう。先週までは息遣い、動きともに重かったけど、これで一段階上がると思います」と宮田調教師は不安を打ち消した。
父は長距離を主戦場にGI7勝を挙げたキタサンブラックで、半兄が2200メートル以上でGII3勝のシャケトラ(父マンハッタンカフェ)。オークスの2400メートルもどんとこいの血統背景だけに、今回の10ハロンを克服すれば夢は大きく広がる。
「引き継ぎが決まったときに連絡した際、藤沢先生には『近くでずっと見ていただろう。好きなようにやったらいい』と言っていただきました。今回は2000メートルでエネルギーのロスなく走れるかといった課題もありますが、いい結果を出して報告できたら最高です」とトレーナーが前を向けば、今週こそ2022年JRA重賞初Vを決めたいルメール騎手も「今回は2000メートルで冷静に走らないといけない」と集中力を高める。さまざまな夢を乗せる“ニューアレグリア”が大歓声に包まれる日も遠くはない。(内海裕介)
★GI6勝を含む重賞8勝グランアレグリア
グランアレグリアは藤沢和厩舎から2018年にデビュー。3歳時に桜花賞を制してJRA賞最優秀3歳牝馬に選出され、4歳時は安田記念、スプリンターズS、マイルCSとGI3連勝。5歳時の昨年もヴィクトリアマイル、マイルCSを制して2年連続で同最優秀短距離馬に輝いた。昨年引退し、通算成績は15戦9勝、GI6勝を含む重賞8勝。15戦中13戦でルメール騎手が騎乗した。
★転厩後の大レースV
ラスールは今回が転厩初戦となるが、転厩後に大レースを勝つことは珍しくない。今回のように厩舎の解散に伴う転厩のケースでは、1993年のレガシーワールドが戸山為夫調教師の死去により森秀行厩舎に転厩し、同年のジャパンCを制覇。2008年のスクリーンヒーローが矢野進調教師の定年で鹿戸雄一厩舎に転厩し、同年のジャパンCを制した例が有名だ。
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