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【天皇賞・秋】小島太師トーク

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【天皇賞・秋】小島太師トーク

★天皇賞・秋

 あと3日に迫った「第152回天皇賞・秋」(11月1日、東京、GI、芝2000メートル)に、小島太調教師(68)が叩き上げの秘蔵っ子2頭を送り出す。ディサイファ札幌記念V→毎日王冠2着、ダービーフィズ函館記念V→札幌記念3着と、期待どおりの上昇曲線を描いてきた。夢のワンツーで府中の杜が“フトシまつり”となるか。トレーナーを直撃した。

 --天皇賞に期待の2頭が出走。ディサイファは“勝ちに行く”と宣言した札幌記念でGI馬を撃破し優勝した

 小島太調教師「奥手で去年あたりから馬が良くなってきたけど、今年、さらに変わった実感があった。それで夏に強いところにぶつけさせてもらった。自分で勝ちに動く競馬で、今見ても一番強い勝ち方だと思う」

 --毎日王冠は“このメンバーでやれたら夢がつながる”と言い2着

 「結果的にだけど、直線の位置取りが少し後ろすぎた。器用な脚を使えるタイプじゃないのに、そのいい脚を使わせる時間が短かった。それでも去年とは力が違うところは見せてくれたね」

 --28日は美浦坂路で4F52秒6-12秒4

 「八分程度でやるように指示したが、動きはいつもより軽快に見えた。前走後の回復がすこぶる早くて、とにかく息の入りや身のこなしが抜群にいい。6歳になってからここまでパワーアップする馬はそういない」

 --昨年(12着)の雪辱も十分

 「今年は初めからこの天皇賞に賭けてきた。本番まで自分なりに思い描いてやってきたけど、全くそのとおりになった。調教師だからいつもいろいろと期待するけど、こう事がうまく運ぶことはまず滅多にない。人馬一体でやれることはやり尽くした。去年は確かに惨敗だったけど、今年は違う結果を期待していい」

 --ダービーフィズ函館記念で重賞初V。札幌記念3着でサマー2000王者に輝いた

 「肉体的には去年の後半からグンと良くなってきたけど、今年は気持ちのほうもスッと前向きになった。いろいろと注文がつく難しい馬を、夏に岩田ジョッキーがうまく力を引き出してくれた」

 --今夏急逝したマンハッタンカフェの近親。厩舎ゆかりの血統馬だ

 「マンハッタンと共通するのは走ることに集中しすぎず、フワフワと抜く部分があること。それが武器になっている。体力がついてくれば、その良さがさらに生きる」

 --札幌記念から2カ月ぶり

 「今までけいこではまるで動かなかったけど、今週も自分から走る気を見せていた。とうとう闘争心に火がついた感じがする。函館記念あたりから普段の仕草も変わってきたし、もう、さほど乗り難しくもないかもしれない。今なら大舞台でも恥ずかしくない競馬をしてくれるんじゃないか」

 --騎手時代にはサクラユタカオーサクラチトセオーで秋天を優勝。勝てば2000メートルになった84年以降、初の“騎手&調教師ダブル制覇”だ

 「ユタカオーは大外枠((16)番)で、チトセオーは最内((1)番)だったかな。どちらも珍しく、自分がうまく乗れたレースだった。今は調教師だけど、この歳になって、こういう夢が見られるのは本当に幸せなこと。競馬だから勝ち負けは分からないけど、2頭とも素晴らしいレースを見せてほしいね」

 ■小島太調教師は騎手時代に天皇賞・秋を2勝(86年サクラユタカオー、95年サクラチトセオー)している。勝てば史上4人目の、騎手&調教師W制覇となる。また調教師として、02年マンハッタンカフェとの春秋盾制覇もかかる。

 ■小島太(こじま・ふとし) 1947年4月11日生まれ。北海道出身。1966年に騎手デビューし、78年サクラショウリ、88年サクラチヨノオーでダービー2勝のほか、秋の天皇賞2勝、93&94年のスプリンターズSを連覇したサクラバクシンオーなどで活躍した。JRA通算1024勝、重賞84勝で96年に引退。翌97年に厩舎を開業し、00年にイーグルカフェで重賞(GIII共同通信杯4歳S)およびGI・NHKマイルCを制覇。GIはほかマンハッタンカフェで01年菊花賞有馬記念、02年天皇賞・春、イーグルカフェで02年JCダートを勝っている。JRA通算は先週まで重賞23勝を含む441勝。次男・良太、三男・勝三は調教助手として、四男・太一は騎手として厩舎に所属している。

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(夕刊フジ

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