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今年の3歳牝馬が強いのは、札幌記念を制したハープスターの走りからも明らかだ。それでも秋華賞1、2着のショウナンパンドラを▲、ヌーヴォレコルトを○にとどめたのはレースレコード決着の疲労が心配だから。当初からここが目標だった古馬との差が最後に出るのでは…。
今年のエリザベス女王杯は波乱必至とみて◎アロマティコで勝負する。決して「重賞未勝利馬が勝つ」というこの秋のトレンドに乗じたわけではない。
過去10年で古馬は5勝だが、最重要ステップであるはずの府中牝馬Sを経由したのは一昨年のレインボーダリアのみ。残りは天皇賞・秋や京都大賞典で牡馬と戦っていた。昨年は府中牝馬S7着から挑戦して3着だったアロマティコも、今年は産経賞オールカマーからの参戦。しかも0秒1差の5着まで追い上げて好勝負を演じた。2着ラキシスには先着されたが、タイム差なしなら流れ次第で逆転可能だ。
中6週のゆったりしたローテも好感がもてる。全6勝のうち4勝が中間にひと息入れてのもの。「短期放牧を挟んでレースに向かうリズムがこの馬には合う。巴賞を勝って賞金加算したことでそれが可能になった」と佐々木調教師。
今まで以上に気合にあふれていた最終追い切りもリフレッシュの効果か。「最高の状態に仕上がった」とトレーナーが胸を張るのもうなずける。中3週の在厩調整だった昨年よりさらに上のパフォーマンスが期待できるはずだ。
懸念されるのは大外枠の(18)番だが、前走も(17)番からスタートをソロッと出してインへ潜り込んだ。「今までそういう競馬を続けてきましたから」と三浦騎手も腹をくくる。勝負事はやることがシンプルなほうが、うまくいくものだ。
馬連(18)-(5)(12)(3)(1)(6)(15)の馬券を握りしめ、最後の直線でヴィクトリーロードが開けることを祈りたい。
★エリザベス女王杯の枠順はこちら
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