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【宝塚記念】下克上で頂点獲り!シュヴァルの乱

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【宝塚記念】下克上で頂点獲り!シュヴァルの乱

 ユーイチも驚く上昇度だ。強力4歳世代の青天井シュヴァルグランが夏の頂点に輝く。

 昨秋10月の時点では単なる1勝馬。それが急激に力をつけ、今春はGII阪神大賞典で2馬身半差の圧勝を演じた。続く天皇賞も先行馬2頭(キタサンブラックカレンミロティック)で決する厳しい展開のなか、中団から力強く追い上げ0秒2差3着だから、その上昇度や恐るべしだ。

 もっともそんな羨望のサクセスストーリーも、実は物語の序章にすぎないのかも。福永騎手の見立てはそれほど大胆だ。

 「天皇賞から2カ月経つけど、中間の成長ぶりが半端じゃない。ハーツクライ産駒らしくずっと成長カーブを描いてきて、今回それが“スコーン”と跳ね上がった感じがする」。数多の名馬を知る1800勝ジョッキーから驚きの発言が聞かれるのは、ズバリ、けいこでの変わり身がそれだけ強烈だからだ。

 調教駆けしないタイプとして前走までCWコースの併せ馬では常に格下をあてがわれ、しかも遊ばれる場面も多かった。それが先週、今週は満を持してとばかり、攻め駆けする古馬OPクラリティスカイをパートナーに指名。22日は主戦を背に3馬身追いかけ、6F82秒1で堂々、併入に持ち込んだのだ。

 「跨った感じがこれまでと違う。馬体に幅が出て、あっ、ずいぶん良くなったなって分かった」

 思い起こすのは同じハーツ産駒で、その成長力で世界王者に登りつめたジャスタウェイ(14年ドバイデューティフリーなどGI3勝)のことか。確かに調教の一連の流れを見ていけば、ユーイチの言う“スコーン”がいかにもとうなずける。

 「あとはこのメンバーでどうかだけど、2200メートルは問題ないし、GIなら超スローペースもないだろうからね。それにコースも、京都より阪神のほうが良さそう」

 天皇賞でのブラックとの0秒2差などもはやないに等しいとばかり、大勢逆転に腕を撫す鞍上。実際、12年のオルフェーヴルから昨年のラブリーデイまで、過去4年の勝ち馬はいずれも阪神で重賞勝ちの実績を持っていた。正面突破でもぎ取った阪神大賞典Vは、ドゥラにもキタサンにもない強烈なアドバンテージといえるだろう。

 2年前に半姉ヴィルシーナが8番人気3着と奮闘した夏の頂上決戦。今年は弟が“大魔神”佐々木主浩オーナーに夢のBIGタイトルを届ける。

 “究極の3連単”はシュヴァルを1着に固定。2着にドゥラメンテキタサンブラックの同期クラシック馬2頭を据えた12点で勝負する。(夕刊フジ)

宝塚記念の枠順はこちら 調教タイムも掲載

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