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【アルゼンチン共和国杯2024】あの人気馬はココが不安 初タイトルを目指すクロミナンスが「何とかできない」もの

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【アルゼンチン共和国杯2024】あの人気馬はココが不安 初タイトルを目指すクロミナンスが「何とかできない」もの

先週末の天皇賞(秋)で、筆者がターゲットとしていたレーベンスティールは3番人気で8着。ただ、筆者の馬券は、本命視していた1番人気馬リバティアイランドがまさかの13着に敗れ撃沈。せめてもの救いは、当記事も外れてのWパンチを食らわなかったことと切り替えて、今週もまいりたいと思います。

さて今週末は、穴党ファンが大好きなアルゼンチン共和国杯です。登録馬を見る限り、人気が割れそうな状況。複数のメディアにおける人気予想を見ていると、クロミナンスを1番人気候補として挙げているところが多いようです。

クロミナンスは、オープン入り後、3戦していますが、1月のAJCCで3着、3月の日経賞で2着、そして5月の目黒記念で3着という戦績を残しています。今回は目黒記念以来となる休養明けでの一戦ですが、この近3走を見る限り、そろそろ勝つ順番が回ってきても不思議ない1頭ではないでしょうか。

いつものように、近10年データからクロミナンスの不安材料を探したのですが、意外なほど見つかりません。目黒記念から直行でこのレースに挑んできた馬は「1-0-0-9」とあまりいいとは言えないのですが、それでも2019年の勝ち馬ムイトオブリガード目黒記念からの休み明けで勝利していますので、決定的なマイナスとは言い切れません。今回は、目黒記念で騎乗していたC.ルメール騎手から日経賞時にコンビを組んだ戸崎圭太騎手乗り替わりますが、前走から騎手が乗り替わっているケースも「7-8-7-93」で全く問題なさそうです。目黒記念から斤量が0.5キロ増えて58キロでの出走となる点も、2016年にシュヴァルグランが58キロで勝っていますので、問題ありません。


う~ん、クロミナンスに関して何とかなりそうなデータばかり集まってしまうなあ……、と思いながら、ため息混じりに調べつつたどり着いたのは次のようなものでした。

クロミナンスは現在7歳ですが、近10年のアルゼンチン共和国杯において、7歳以上の馬は「0-1-0-28」となっており、勝ち馬は1頭もいません。昨年のこのレースでマイネルウィルトスが2着に入っていますが、近10年で馬券に絡んだのはマイネルウィルトスだけなのです。

また、今年の登録馬を見ると、クロミナンスより斤量が軽い4~5歳馬が多数といった面々ですので、そうした状況もふまえ、馬券的にはクロミナンスが先着を許す場面に賭けるという手も考えたいところです。もっとも、今回“何とかなりそう”のほうが数多く見つかったように、厳しい戦いを強いられるのはクロミナンスではなく筆者のほうかもしれませんが。

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