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★28年ぶりのグランプリ制覇狙う横山典弘騎手 今年の日本ダービー馬ダノンデサイルに騎乗予定
ダノンデサイル(牡3歳、栗東・安田翔伍厩舎)に騎乗予定の横山典弘騎手には、サクラローレルで制した1996年以来、28年ぶりの有馬記念制覇がかかる。横山典弘騎手はダノンデサイルのデビュー以来すべてのレースに騎乗し、今年の日本ダービーを制した。前走の菊花賞は1番人気に支持されたものの6着に敗れたが、有馬記念で巻き返すことができるだろうか。なお、過去10年の有馬記念で菊花賞組は2勝、2着2回、3着2回(勝率11.1%、3着内率33.3%)という成績で、2018年には菊花賞で1番人気→4着に敗れたブラストワンピースが勝利を挙げている。
★今年JRA・GⅠ2勝の上村洋行調教師 大阪杯の覇者べラジオオペラを登録
上村洋行調教師(栗東)は、開業以来毎年JRAでの勝利数を伸ばしており、今年は12月15日現在で43勝を挙げている。同調教師は今年の大阪杯を管理馬べラジオオペラが制して開業6年目でGⅠ初制覇を遂げ、アルマヴェローチェで阪神JFも制している。上村調教師は、有馬記念にべラジオオペラ(牡4歳)を出走させる予定だが、今年3度目のJRA・GⅠ制覇を遂げることができるだろうか。なお、ベラジオオペラは天皇賞・秋6着以来の出走で、前走に続き横山和生騎手が騎乗する予定。
★同一年の宝塚記念&有馬記念制覇に挑戦 ブローザホーンは春の輝きを取り戻せるか
今年の春に天皇賞・春2着、宝塚記念1着とGⅠで好走したブローザホーン(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎)は、秋初戦の京都大賞典が11着、前走のジャパンCが12着と目下2戦連続で2桁着順に終わっており、有馬記念での巻き返しを狙う。出走馬をファン投票によって決めるドリームレースの宝塚記念と有馬記念双方を制した馬はこれまでに16頭、同一年の宝塚記念&有馬記念を制した馬は11頭を数えるが、ブローザホーンは春の輝きを取り戻すことができるだろうか。同馬に騎乗予定の菅原明良騎手は、デビュー6年目で有馬記念初騎乗。なお、1989年のイナリワン、92年のメジロパーマーは、前走2桁着順から巻き返して同一年の宝塚記念&有馬記念制覇を遂げている。
★C・ルメール騎手とのコンビで2戦2勝 菊花賞を制したアーバンシック
アーバンシック(牡3歳、美浦・武井亮厩舎)は、春のクラシックでは皐月賞4着、ダービー11着という成績だったが、C・ルメール騎手との新コンビで臨んだ秋初戦のセントライト記念で重賞初制覇を遂げると、続く菊花賞でもルメール騎手が騎乗して勝利を挙げている。アーバンシックは、有馬記念でも同騎手が騎乗する予定だが、3連勝でグランプリを制すことができるだろうか。なお、ルメール騎手は有馬記念で通算17戦3勝、2着5回、3着2回(勝率.176、3着以内率.588)という成績を挙げている。
★7歳馬が勝てば54年ぶり ディープボンドは4年連続のグランプリ参戦
京都大賞典2着以来の出走となるディープボンド(牡7歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、2021年から3年連続で天皇賞・春2着となるなどJRA・GⅠに14回、海外GⅠに2回出走して、4度の2着が最高成績となっている。ディープボンドは21年(2着)、22年(8着)、23年(15着)に続く4年連続の参戦となるが、国内外通算17回目のGⅠ挑戦で悲願の初勝利を挙げることができるだろうか。同馬には幸英明騎手が騎乗する予定。なお、7歳馬が有馬記念を勝てば、1970年スピードシンボリ以来54年ぶり2頭目となる。
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