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【血統アナリシス】共同通信杯2024 冬の東京でトニービンやSadler's Wellsの重厚さが活きる

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【血統アナリシス】共同通信杯2024 冬の東京でトニービンやSadler's Wellsの重厚さが活きる

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は共同通信杯2024・血統予想をお届けします!


2月という季節も相まって悪天候や道悪、良馬場でもタフなコンディションで行われることが珍しくないレース。そのため、総じて底力を問われやすい傾向にあり、トニービンやSadler's Wellsといった欧州の重厚な血脈を持つ馬が幅を利かせている。

近年の好走馬はハーツクライを介してトニービンの血を引くことが多く、勝ち馬では2017年スワーヴリチャード、2021着エフフォーリア、2022年ダノンベルーガが該当。また、2016年1着ディーマジェスティから2021年1着エフフォーリアまで、Sadler's Wells(または全弟Fairy King)の血を引く馬が6年連続で連対していたことも気にとめておきたい。


ミスタージーティーは、父ドゥラメンテ×母リッスン(母の父Sadler's Wells)。父は15年共同通信杯の2着馬で、種牡馬としても23年2着タッチウッドを出した。本馬はトニービンとSadler's Wellsを併せ持つ血統構成が興味深く、そのあたりの特徴はエンジンのかかりが遅いレースぶりにもよく表れている。一方で、“重厚な末脚”と呼ぶにふさわしい脚力はレースの血統傾向に合致するところであり、東京で真価を発揮して不思議ない魅力がある。


ディマイザキッドは、父ディーマジェスティ×母ミスミーチャン(母の父ファスリエフ)。今回のメンバーでは数少ないSadler's Wells内包馬で、16年共同通信杯の勝ち馬である父を介して同血脈を持つことも評価に値する。また、父同様に嶋田オーナーの所有馬であることも興味深いところ。ディープインパクトの孫世代は苦戦気味だが、父の血統構成を満遍なく抑えた配合が目を引く馬でもあり、父仔制覇のかかった一戦としても注目度は高い。


【血統予想からの注目馬】
ミスタージーティー ②ディマイザキッド


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