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世界王者と3冠牝馬の対決が注目されたジャパンCは、世界一の貫禄を見せたイクイノックスが4馬身差で圧勝。管理する木村哲也調教師(51)=美=は感動の涙を見せた。オーナーサイドは今後について明言を避けており、去就が注目される。2着に終わったリバティアイランドは完敗を認め、年内は休養して来年の飛躍を誓う。
ホースマン冥利(みょうり)に震えた。大偉業を涼しい顔でなし遂げた愛馬と対照的に、地下道で待ち受けた木村調教師は思い余って号泣した。
「正直、今回のプレッシャーは今までと違った。でも最高の形で解放されました。ターフの方からスタンドを見上げることができるのは、勝者に与えられる特別な景色なので」
最強馬を預かる重圧。とりわけ今回は初の中3週という詰まった間隔との闘いもあった。「今回は馬自身が緊張感を感じるのが天皇賞より早かった。これで果たして持つのかなと」。それでも調教の負荷は落とさず攻めた。「毎回毎回、厩舎としては必死。紙一重のところでリスクを取ってやっているので。きょう出張馬房で馬を見て、前回よりもどっしりしていたので、何とか踏ん張れたかなと」と格闘の日々を振り返り、賞金面でもついに史上最強に手が届いた選ばれしサラブレッドをたたえた。
生産者の北海道安平町・ノーザンファームはJRA・GⅠ実施機会12連勝となり、自身の記録を更新。吉田勝己代表(75)は「前回以上。この馬はすごいですね。笑っちゃいます。(大逃げの展開には)去年の天皇賞(秋)を思い出しました。時計も馬場を考えれば速い。(GⅠ12連勝は)恐ろしいです」と笑顔を絶やさない。
さまざまな記録を打ち立て、気になるのは今後の行方だ。所有するシルクレーシングの米本昌史代表(48)は、「周りからいろんな評価をいただけると思うので、馬の状態を含めて検討していきたい。選択肢はいろいろあるので検討していきます」とあらゆる可能性を模索する。
もし有馬記念(12月24日、中山、GⅠ、芝2500メートル)に参戦し、勝てばGⅠ7連勝の新記録に加え、同年の天皇賞・秋&ジャパンC勝ち馬に与えられる〝古馬秋3冠〟の2億円のボーナスも与えられる。スーパーホースの夢の続きから目が離せない。(内海裕介)
■イクイノックス 父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイロー。青鹿毛の牡4歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲シルクレーシング。戦績10戦8勝(うち海外1戦1勝)。獲得賞金22億1544万6100円(うち海外4億5889万100円)。重賞は2021年GⅡ東京スポーツ杯2歳Sの他、GⅠ6勝(別掲)を含め7勝目。ジャパンCはクリストフ・ルメール騎手が09年ウオッカ、18&20年アーモンドアイに次いで4勝目。木村哲也調教師は初勝利。馬名は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」。
★ジャパンCアラカルト
◆C・ルメール騎手 2020年(アーモンドアイ)以来で、通算4勝目。武豊騎手と並ぶ最多勝利記録。JRA・GⅠはエリザベス女王杯(ブレイディヴェーグ)以来で今年6勝目、通算49勝目。重賞もエリザベス女王杯以来で今年16勝目、通算145勝目。
◆木村哲也調教師 2頭の出走で初勝利。前回は21年(オーソリティ)の2着。JRA・GⅠは天皇賞・秋以来で今年3勝目、通算7勝目。重賞も天皇賞・秋以来で今年7勝目、通算27勝目。
◆キタサンブラック産駒 初出走で勝利。JRA・GⅠは天皇賞・秋以来で今年4勝目、通算6勝目。重賞は京都ジャンプS(エコロデュエル)以来で今年7勝目、通算12勝目。
◆父子制覇 父キタサンブラックは16年の優勝馬で、当レース6組目。
◆馬主:㈲シルクレーシング 20年以来で、通算3勝目。JRA・GⅠは天皇賞・秋以来で今年3勝目、通算22勝目。重賞も天皇賞・秋以来で今年7勝目、通算97勝目。
◆生産者:ノーザンファーム 20年以来で、通算13勝目。JRA・GⅠはマイルCS(ナミュール)に続く今年14勝目、通算199勝目(他にJ・GⅠ3勝)。重賞もマイルCS以来で今年46勝目、通算807勝目。
◆生産者のJRA・GⅠレース実施機会12連勝 ノーザンファームは今年のヴィクトリアマイル(ソングライン)からJRA・GⅠレース実施機会12連勝となり、自身の持つ歴代単独最多連勝記録を更新。
★売り上げ、入場者数
ジャパンCの売り上げは260億5899万5600円で前年比122・9%とアップ。入場者数は8万5866人で同160・3%だった。
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