中央競馬ニュース

【漆山“教授”のGI因数分解】大阪杯

 0   11   3,687
シェアする  x facebook LINEで送る
【漆山“教授”のGI因数分解】大阪杯

 東大卒の漆山貴禎記者がGI的中への解法を導き出す「漆山教授のGI因数分解」。高松宮記念を的中させて勢いに乗る知性派が大阪杯を徹底分析。昨年のGIシリーズや阪神芝2000メートルのレース傾向から、有力馬3頭をピックアップした。

 高松宮記念は△△(=二重△)◎で的中し、馬券プレゼントにも成功。春のGIシリーズで幸先のいいスタートを切ることができた。連勝を狙う大阪杯は先週同様に、昨年のGIシリーズの振り返りからスタートしたい。

 (1)3連覇へ

 昨年のGIで「牝馬」とともにキーワードだったのが「サンデーレーシング」。昨年はGIで馬主として歴代最多の9勝を挙げ、連対率37・5%、単勝回収率154%も過去10年で最高だった。今年はフェブラリーS高松宮記念に出走がなく、満を持して迎えるGI初戦だ。一昨年にアルアイン、昨年はラッキーライラックで勝ち、3連覇の偉業がかかる一戦でもある。

 (2)パワーに注目

 阪神芝2000メートルはゴール前で急坂を駆け上がる設定だけに、馬力が要求される。2018年以降の全場の芝2000メートル戦を対象に馬体重500キロ以上の馬の成績を調べると、阪神コースだけ連対率が20%を超えている。大阪杯でも17年のGI昇格後、馬体重500キロ以上の大型馬が4連勝している。

 (3)頼れる剛腕

 18年以降の阪神芝2000メートルの騎手成績ベスト5では、川田騎手が2位に10勝差の23勝と圧倒的な強さを誇り、単勝回収率も134%をマーク。さらに、ディープインパクト産駒に騎乗時は【9・2・2・4】、勝率52・9%をはじき出している。高松宮記念で8年連続JRA・GI制覇を飾って勢いに乗る剛腕に注目だ。

 ≪注目馬≫

 サンデーRが送り込むグランアレグリアは、前走馬体重が500キロ超とコース傾向にもマッチする。初の2000メートルが鍵だが、ルメール騎手と藤沢和厩舎の名コンビは阪神重賞で通算【8・0・3・7】、勝率44・4%だ。

 サリオスは前走馬体重がメンバー中最も重い538キロ。朝日杯FSを完勝したように阪神への適性は高い。今年42勝でリーディング2位と好調な松山騎手との初コンビも魅力だ。

 川田騎手はディープ産駒レイパパレとのコンビで挑む。デビューから無傷の5連勝で、前走は同舞台のチャレンジCを制した。アッと驚く大物食いがあっても不思議ではない。

 コントレイルは、現段階では一枚割り引く。昨年のジャパンC出走馬がその後に重賞未勝利という点が気がかりだ。あのデアリングタクト金鯱賞で苦杯を喫した。3冠達成後の激闘からどこまで立ち直っているのか。最終追い切りを注視したい。 (漆山貴禎)



大阪杯の特別登録(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (11)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る