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2024年11月16日(土) | 東京スポーツ杯2歳S G2 |
---|---|
2024年11月17日(日) | マイルCS G1 |
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 6 | 牡3 | 55.0 | 西村淳也 | 栗 杉山晴紀 | 506(+6) | 1.45.3 | 17.5 | 4 | 33.8 | ④④④ | |||
2 | 7 | 10 | 牝5 | 57.0 | 戸崎圭太 | 美 林徹 | 490(+10) | 1.45.3 | ハナ | 2.0 | 1 | 33.5 | ④⑦⑥ | ||
3 | 1 | 1 | 牡5 | 58.0 | C.ルメー | 美 手塚貴久 | 500(+10) | 1.45.3 | ハナ | 2.9 | 2 | 33.3 | ⑨⑩⑩ | ||
4 | 4 | 4 | 牡5 | 57.0 | 田辺裕信 | 栗 大久保龍 | 488(-6) | 1.45.4 | アタマ | 40.5 | 7 | 33.1 | ⑪⑪⑪ | ||
5 | 6 | 7 | 牡6 | 57.0 | 三浦皇成 | 美 鹿戸雄一 | 508(-2) | 1.45.6 | 1 1/2 | 20.4 | 5 | 34.4 | ①①① | ||
6 | 3 | 3 | 牡5 | 57.0 | 横山和生 | 栗 大久保龍 | 468(-4) | 1.45.7 | 1/2 | 166.3 | 12 | 33.9 | ⑦⑦⑥ | ||
7 | 6 | 8 | 牡5 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 安田翔伍 | 500(-4) | 1.45.8 | 1/2 | 5.3 | 3 | 33.2 | ⑫⑫⑫ | ||
8 | 2 | 2 | 牡3 | 56.0 | M.デムー | 美 伊藤大士 | 488(+4) | 1.45.9 | 3/4 | 21.1 | 6 | 34.3 | ③④④ | ||
9 | 7 | 9 | 牡4 | 57.0 | 横山武史 | 美 鹿戸雄一 | 512(+6) | 1.46.0 | 1/2 | 90.8 | 10 | 34.3 | ④⑦⑥ | ||
10 | 5 | 5 | 牡6 | 57.0 | 内田博幸 | 栗 浜田多実 | 464(-12) | 1.46.3 | 2 | 83.8 | 9 | 35.0 | ②②② | ||
11 | 8 | 12 | 牡4 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 森秀行 | 506(-2) | 1.46.7 | 2 1/2 | 90.8 | 11 | 35.0 | ⑨⑥⑥ | ||
12 | 8 | 11 | 牡4 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 宮本博 | 472(-2) | B | 1.47.0 | 1 1/2 | 54.0 | 8 | 35.6 | ⑦②③ |
ラップタイム | 12.5 - 11.5 - 12.0 - 11.9 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.4 |
---|---|
前半 | 12.5 - 24.0 - 36.0 - 47.9 - 59.5 |
後半 | 57.4 - 45.8 - 34.1 - 22.7 - 11.4 |
■払戻金
単勝 | 6 | 1,750円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 250円 | 4番人気 |
10 | 110円 | 1番人気 | |
1 | 120円 | 2番人気 | |
枠連 | 5-7 | 1,350円 | 4番人気 |
馬連 | 6-10 | 1,560円 | 4番人気 |
ワイド | 6-10 | 490円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
1-6 | 610円 | 6番人気 | |
1-10 | 170円 | 1番人気 | |
馬単 | 6-10 | 4,970円 | 14番人気 |
3連複 | 1-6-10 | 1,130円 | 2番人気 |
3連単 | 6-10-1 | 12,920円 | 35番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年の毎日王冠の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
東京競馬場はさきの水曜日に19.5ミリの降水を記録したが、その後の天気に恵まれたこともあり、馬場は早々に回復。土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。10月の東京開催は、当地において最も長くインターバルが取れる開催。しかも開幕週とあって、芝と路盤の状態は良好のようだ。
土曜日施行の芝競走6鞍を振り返ると、枠順の有利不利は少ない印象。6鞍中5鞍で1~4枠が勝ち星を挙げており、それだけを捉えれば内寄り主導に感じる。だが、3着以内の数でみると、1~4枠が10頭で、5~8枠は8頭。大きな偏りはなく、内有利とは言い難い。
脚質に視点を移すと、1着馬の最終4角通過順位は6、9、4、6、5、9番手。勝ち馬を含む連対馬すべてが、上がり3Fタイム3位以内でのフィニッシュ。それとは対照的に、4角1~3番手通過馬の2着連対圏入りは1頭にとどまっている。末脚の要求度が高いコンディションとみるべきだろう。
日曜日午後からの天気は下り坂。ただ、予報通りであれば降り出しが早まったとしても、開催中の雨量はそれほどでもなさそう(8日7時の時点)で、馬場コンディションに大きな変化が生じるとは思えない。突発的な大雨でもない限りは、土曜日と似たような傾向に落ち着くことが予想される。
また、近年の毎日王冠は上がり3Fタイム最速をマークした馬(タイを含む)が目下4連勝中。2016年から7年連続で2着連対圏を死守している。このレースに限ると、道中のポジションや勝負どころの進路取りを問わず、末脚のスピードに優れた馬が好結果を得る傾向がかなり強い。
その点を踏まえると、枠順よりも鋭い決め脚を持っているかどうかのほうが重要。となれば、優先すべきは近走でメンバー上位の上がり3Fタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、近2走とも上がり3Fタイム3位以内、なおかつ近2走内に上がり3Fタイム最速をマークしている馬に注目したい。
今回の出走メンバーで、要点(近2走の上がり3Fタイム順位)をクリアしているのは、①シュネルマイスター、⑧ジャスティンカフェ。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×万券ハンター「ヒノくん」が毎日王冠を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) ヒノくん(万券ハンター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第36回は毎日王冠についてにしのけいごプロ・豚ミンCプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【にしのけいご】―西野圭吾 RETURNS ~2度プロになった男!
一度、プロ予想家から一般予想家へ転落するも、不屈の闘志で復活。“大局観”+独自指数の組み合わせで飛躍的な回収率向上を成し遂げた、にしのけいごプロに毎日王冠についてお聞きしました。
―登録馬を見ての印象からお願いします。
ガッチガチだと思います。
―私もそう思いました。
買い方のセンスが問われるんじゃないかと。
―どう買うかですね。そのガチガチに入るのはどの馬になるでしょうか。
シュネルマイスター、ソングライン、ジャスティンカフェ、ウインカーネリアンです。
―ありがとうございます。この4頭以外は厳しいという感じですか。
気性に改善があればエエヤンなんですけど、行きたがる馬なので、1800mになると厳しいと思うんですよね。
―エエヤンは中山の重賞を勝っていますけど、東京は適性的にどうでしょうか。
前走のNHKマイルCは、馬場が悪かったですし、内に入ってしまったためなんとも言いにくいですが、一応大丈夫という見立てではあります。
―4頭にもう1頭加えるならという感じですか。ウインカーネリアンはハナに行くでしょうかね。
そうですね。ただ、バビットとかとにかく行きたい気もするので、枠の並びも重要ですよね。あと、ウインカーネリアンは距離延長を考慮して控えるかもしれません。そうなると、平均からスローに落ち着くのかなと。
―フェーングロッテンもいますし、ペースはちょっと読みにくいですね。上位4頭のなかで、序列をつけるとすればどうなりますか。
ジャスティンカフェが、1800mだとしまいが甘くなる傾向があるので、馬連や馬単を買うなら消したいです。3連単なら3着まで。
―ジャスティンカフェにその判断を下せるだけで、だいぶ買いやすくなりますね。4頭のいずれかで買うとなると、点数的にはどうなりますか。
ええと、馬連・馬単なら2点まで、3連単なら4点までですかね。3連単10倍前後とかもある気がするので。
―まさにどう買うかになってきますね。シュネルマイスターとソングラインなら、信頼度はどちらが上でしょうか。
信頼度いえば、そこはやっぱり(距離を)こなしているシュネルマイスターなんですけど、ソングラインも前走しまいしっかり伸びていて、あれが急にばったり止まる感じではないので、こなすだろうなと思います。むしろソングラインは、安田記念で一皮むけたような気もしていて、それ以前の戦歴はあてにならないというか。
―やっぱりあれは強いですよね。
時計は速いですけど、スローを楽に差していますから。
―3連単は頭が2頭ですか。
いや、それだと6点になりますね。ウインカーネリアンを2着に入れると。
―うーん、ああそうか。
なので、シュネルマイスターか、ソングラインかどちらかでいきたい感じはあります。
―やっぱり堅いですか。こういう話になるような感じはしていたんです(笑)。
そうですよね。ほんとにこう、無理やりでも無理というか(笑)。無理に波乱を想定するならスローから行った行ったとか。ただ、シュネルマイスターはキレますからねえ。
―スローとて、という話なんですよね。
1800mになれば位置も取りやすいでしょうし。
―ウインカーネリアンが鍵な気もしますね。2強より上に来てくれると、そこそこつくような。安田記念は逃げて、古馬のマイルG1にしては緩めのペースだったと思いますが、8着という結果をどう見ていますか。
もうちょっと粘れてよかったですよね。パフォーマンスは、東京新聞杯のほうが良かったですし。一応、陣営は海外帰りに触れていますが。開幕週ですし、今回ペースが緩むようなら面白いかもしれません。ひねくれた考え方をするなら、ウインカーネリアンの2、3着固定とか。
―なるほど。買わない馬の評価も少しお聞きすると、3歳馬のエルトンバローズは厳しいですか。
ラジオNIKKEI賞は、個人で出している指数的に準オープンくらいなんですよ。なので、成長があってもさすがに厳しいという見立てです。アドマイヤハダルも同じ理由ですね。ここ3戦の指数が低い。その3戦に含まれる鳴尾記念の指数が低いので、2着だったフェーングロッテンの評価も下げています。
―フェーングロッテンは一応、G2にも2着がありますが、これもそれほどですか。
そうですね。プログノーシスが強かったというレースだと思います。
取材後記:馬券は難しいですね。3連単なら1-2-3の4点……怖いですね。2-3-4の8点なら安心感はグッと上がるような(笑)。最後はオッズとの相談ですかね。
【豚ミンC】―庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!
10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロに毎日王冠の予想についてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
シュネルマイスターとソングライン、2頭のG1馬がどれだけ仕上げてくるかではないでしょうか。トライアルは、ここを勝って賞金を加算したい馬や出走権を獲得したい馬と、次を見据えた馬のどっちを上と見るかが難しいですよね。
―仕上げを見極めるのは難しく、頭を悩まされるところです。ソングラインは初めての1800mになりますが、距離延長をどう見ていますか。
今のソングラインなら1800mでも大丈夫な気はしますが、強気にはどうしてもなれませんよね。斤量とか仕上げの観点からもどうなるかちょっと分からないし。私の予想スタイルとしても無駄に印を打つことはないと思います。
―距離伸びること自体は大きな割引ではないんですね。ただ、人気は間違いなくするでしょうからねえ。東京芝1800mに向く、向かない馬という意味ではどうでしょう。
プラスは分からないですが、マイナスならありきたりですが、直線で一瞬の脚を使うタイプだと思います。『爆穴はコレ!』の紫苑Sの振り返りで書きましたが、例えばモリアーナなんかは府中よりは中山かなと思っていたので、そのイメージのタイプです。今回のメンバーの中だと、ジャスティンカフェかな。え!? エプソムCを勝っているし、去年2着ですけどって? そうなんです。合わないけど勝っていると思っていて、阪神Cなんか出たら最強と思っています(笑)。廃れる前に使ってみてほしいけど、どうかな……。
―ジャスティンカフェの阪神Cですか。出走となれば驚く人が多そうですね。私も驚くと思います(笑)。ウインカーネリアンが上位に割って入るのは難しいですかね。安田記念は力負けでしょうか。
力負けと言えば力負けだとは思います。一線級の馬と戦うには恵まれないと厳しいかなと。ただ、馬場の感じは違うと思いますが、ドバイでの走りはよかったのでダートを使ったら面白いと感じました。今回に関しては人気上位馬は次も見据えての仕上げにもなってくると思うので、その辺りに付け入る隙はあるかもしれないといったところでしょうか。
―なかなか上位の壁は厚いですね。対戦経験がないところから、ラジオNIKKEI賞を勝ったエルトンバローズはどうでしょうか。
前走はあれ以上どう上手く乗るのかという立ち回りで完璧でした。今回は古馬との対決ですが、前走はあの立ち回りの勝利なので強いとも言えないし、正直買いづらいですよね。府中に替わることも、悪くないだろうくらいの感じです。
―たしかに、まったくロスなくという競馬でしたよね。軸はどの馬になりそうでしょうか。
狙い馬の印が付いているのはノースザワールドとバラジなのでどちらかが本命になると思います。ノースザワールドの前走は、距離ロスのない馬が有利な馬場で終始外々を回っての内容なので評価は高いです。今回は相手関係的には厳しいかもしれませんが、開幕週ですし内枠に入ってくれたら面白いかなとは思います。バラジの前走はスタートでちょっと遅れて直線でも捌けずでしたが、外に出してからはしっかり伸びてきました。スムーズだったらと思わせる内容だったので今度は何もなく回ってきてほしいなという感じです。
―どちらも人気がないでしょうから楽しみです。最後に、挙げていただいた馬以外に注目馬がいればお願いします。
フェーングロッテンです。前走は多くの人が白熱の逃げ争いを期待したと思いますが、あれっ!? という感じでしたので。行き脚がない馬なので、前に行くであろうウインカーネリアンやバビットよりスッと行くことは出来ないと思いますが、今度はそれを追い越していってもらい面白い競馬を期待したいです。
取材後記:ひと波乱あるとすれば仕上げや枠順、最後に触れていただいた展開あたりでしょうかね。ノースザワールドとバラジに期待したいです。
以上、プロ予想家2名の毎日王冠への見解と注目馬を紹介しました。どう買うのかが、ひとつポイントになりそうですね。上位で絞るのか、人気薄からいくのかも含め。何はともあれ楽しみです。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われる毎日王冠の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①シュネルマイスター【B】
美浦南W併走(4日)。手前の切り替えに少しモタついたが、その後は段階的に伸びやかな走りに。1週前と比べて反応も良化している。もう少し早い地点から出力を上げてくればいうことなしだったが、このひと追いで仕上げはかなり進みそう。それなりに帳尻を合わせてきた印象を持つ。
②エエヤン【B】
美浦南W単走(5日)。コーナーで煩い素振りを見せるのは相変わらず。直線では内にササり気味と、鞍上は制御にひと苦労の感じ。しかしながら、四肢のさばきは軽快。ラストにかけての反応と伸びも良かった。フィジカルに関しては問題なく、ようは実戦でコントロールがきくかどうか。その1点に尽きよう。
③ノースザワールド【C】
栗東CW併走(5日)。直線を向いたあたりまでは手応えよく進んでいた。だが、僚馬が並びかけて前に出ようとする際、それに合わせて鞍上が促すも反応が渋くアオられてしまう。最後は何とか食らいついたが、これは相手の脚いろが鈍った感が強い。良化途上の印象は否めず、大望まではどうか。
④アドマイヤハダル【C】
栗東CW併走(5日)。四肢の可動域が広いダイナミックなフットワークは健在だが、鞍上の合図に対する反応が薄く、ゴール前の伸びは今ひとつ。手慣れたジョッキーが乗っていない点を考慮しても、本来はもっと覇気を示す馬だけに物足りなさを覚えてしまう。今回は期待よりも不安のほうが大きい。
⑤バビット【B】
栗東坂路単走(4日)。最後まで右手前のままだったが、左回りの府中に臨むことを思えば、過度に不安視する必要はない。真っすぐ前を向き、最後まで集中して走れている。重賞で勝ち負けしていた当時の中間時に比べると、フォームの質は若干落ちるが、大きく割り引くほどでもない。まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑥エルトンバローズ【A】
栗東坂路単走(4日)。右手前のまま走っていたが、鞍上は気にしておらず、ラストまで手応えも楽。割り引く必要はないだろう。軸ブレの少ない整ったフォームは見映えがするし、脚元の弾力性も十分。しまいの反応と伸びも良かった。もともと攻め駆けする馬ということを考慮しても、気配の良さは目を引くものがある。好仕上がり。
⑦ウインカーネリアン【B】
美浦南W併走(5日)。コーナーでは舌を出していたが、直線に入ると収まった。首の角度や前肢の使い方は悪くなく、ハミもきちんと取っている。もう少しパートナーに並びかける際の反応に鋭さが欲しいが、大きく減点するほどではない。前回(安田記念8着)よりデキが劣るという印象はなく、及第点の仕上がりと判断したい。
⑧ジャスティンカフェ【B】
栗東CW単走(4日)。当該週を単走で済ませるのは前回と同様。その当時と比べて負荷は軽いが、29日に坂路で速い時計の併せ馬を施しており、これで間に合うという陣営の判断なのだろう。確認程度の内容ゆえ威圧感こそないが、脚さばきはキビキビとしており、背中も安定している。始動戦なりの仕上がりとみたい。
⑨バラジ【A】
美浦南W併走(5日)。この馬らしい体を大きく使った走り。前後左右のバランスが良く、着地も安定している。相手が稽古駆けする馬ゆえ、そのぶん地味に映るが、無駄の少ない動きで集中力も高い。ゴールを迎えようとしても、手を緩めずステッキを入れてコーナー付近まで攻める熱のこもった内容。状態は良く映る。馬場や展開がかみ合えば、出番があってもいい。
⑩ソングライン【A】
美浦南W併走(4日)。前後に僚馬を置く形から、直線では左右2頭の間に入って折り合いをつけるいつも通りの調整。軽く促されると脚元の回転を上げて鋭く加速、相手2頭をまったく問題にしなかった。斤量面の課題はさておき、動きの質はG1好走時の中間と遜色ない。かなりの線まで仕上げてきた印象を受ける。
⑪フェーングロッテン【B】
栗東坂路単走(4日)。頭の位置が高く右手前1本の登坂だが、それはいつものこと。心配には及ばない。前回の最終追い切りよりも、落ち着いた雰囲気で走れているし、フォームのバランスもいい。休養を挟んだ効果もあってか、状態を持ち直してきた印象。あとは実戦に行っての集中力次第。それが焦点となろう。
⑫デュガ【C】
栗東坂路単走(5日)。直線の中盤ぐらいまでは力強い脚どりで登坂していたが、序盤からピッチを上げていたこともあってか、最後は脚勢が衰えて失速。時間帯を考慮すれば踏ん張った部類に入るのかもしれないが、一気に駆け登ろうとする走りはいかにもスプリンター。今回の距離延長に対応できるかどうかについては疑問符がつく。
◆アドマイヤハダル・谷口助手「輸送もあるので整える程度。悪くなかったと思います」
◆エエヤン・伊藤大師「跳びが大きいので広いコースは合う」
◆エルトンバローズ・杉山晴師「体の使い方が良くなっており、具合はめちゃくちゃいい」
◆ジャスティンカフェ・安田翔師「レースへの対応力は前走以上」
◆シュネルマイスター・手塚師「しまいを生かす競馬になると思う」
◆ソングライン・林師「ひと追いごとに研ぎ澄まされてきた」
◆デュガ・清水亮助手「調教では引っ掛かりますが、レースでは折り合える」
◆ノースザワールド・谷口助手「リフレッシュして、気持ちも整った」
◆バビット・浜田師「ハナに行きたい。ひと雨降ってくれれば」
◆バラジ・鹿戸師「余裕があったので、ゴールを過ぎても追った」
◆フェーングロッテン・宮本師「相手は強いが、大金星を狙いたい」
2013年以降(過去10年)の1~3着馬の馬齢を確認すると、3歳から7歳までの間。その一方、3歳の好走(3着以内)は、G1で2着以内の連対経験があった馬に限られる。近年の傾向を重視するならば、G1実績に乏しい3歳馬は過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
②エエヤン ⑥エルトンバローズ
2013年以降の1~3着馬延べ30頭の前走使用距離をみると、1600~2400mの範囲で収まっている。2400m超や1600m未満のレースを経由してきた馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
⑫デュガ
2013年以降の2着以内馬延べ20頭すべてが、前走で重賞に出走していた。ただし、重賞であれば何でもいいわけではなく、前走でハンデ重賞を使っていた馬が、当レースで2着連対圏に入ったケースは皆無となっている。その点には注意を払いたい。
(減点対象馬)
③ノースザワールド ④アドマイヤハダル ⑥エルトンバローズ ⑨バラジ ⑪フェーングロッテン ⑫デュガ
前走の着順については、G1であれば不問。G2なら8着以内、それ以外の場合は7着以内がひとつの目安。2013年以降、非G1組で2着連対圏に入った全馬が、この条件を満たしていた。
(減点対象馬)
⑪フェーングロッテン ⑫デュガ
2013年以降、近2走ともに6着以下敗退を喫していた馬が、当レースで2着連対圏に入ったケースはゼロ。掲示板外の着順が続いている馬は、連対(2着以内)候補として推奨しづらい。
(減点対象馬)
③ノースザワールド ⑤バビット ⑦ウインカーネリアン
2013年以降の1~2着馬延べ20頭はいずれも、過去の重賞において2着以内の連対歴、もしくは過去の重賞でタイム差0秒1以内の善戦経験があった。この条件を満たしていない馬は、少し割り引いて考える必要がありそうだ。
(減点対象馬)
③ノースザワールド ⑨バラジ ⑫デュガ
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このレースは例年、多頭数になりにくいことに加え、実績断然のG1馬や、G1タイトル獲得が視野に入る実力馬の参戦が頻繁に見られることも手伝って、大きな波乱が起こることはほとんどない。直近5年の3着以内馬の15頭中14頭が5番人気以内。ただ1頭の例外も6番人気。すなわち、U指数も人気も上位の馬には、無理に逆らわないほうがいいということである。
また、低い指数ながらも好走するのは、上位人気の3歳馬とだいたい相場が決まっている。2018年2着のステルヴィオ(8位、3番人気)、2019年1着のダノンキングリー(7位、1番人気)などがその典型例だ。春のクラシック戦線でしのぎを削るなど、目立つ戦績を有する3歳馬であれば、多少指数が低くても積極的に買ったほうがいい。
今年は断然の実績を誇るG1馬が2頭と、コース巧者でさらなる飛躍に期待できる素質馬が上位を占める格好になった。1位①シュネルマイスター(101.7)、2位⑩ソングライン(100.9)、3位⑧ジャスティンカフェ(99.2)の人気馬3頭を外すわけにはいかないだろう。
もう1頭、注目したいのは3歳馬の11位⑥エルトンバローズ(90.5)。クラシック路線を歩んできてわけではないが、世代トップクラスの評価を受けているレーベンスティールを負かした前走のラジオNIKKEI賞の内容が素晴らしかった。古馬初対戦の3歳馬ゆえに指数は低いが、警戒を怠らないほうがいい。
2015年エイシンヒカリ、17年リアルスティール、19年ダノンキングリー、「父ディープインパクト×母の父Storm Cat」となる配合が存在感を放ち、通算でも【3.2.0.0】と申し分のない成績を残している。なお、17年においてはリアルスティールとサトノアラジンで1・2着となっているため、同配合の馬で勝ちあぐねたのは21年2着ダノンキングリーくらいだろう(それでも58kgを背負いながら勝ち馬とはアタマ差の惜敗だった)。
ほか、ドイツに所縁ある血統馬も上位を賑わす傾向が見受けられ、2020~22年はサリオス、シュネルマイスター、サリオス(2回目)とSaldeの曾孫が勝利。つまり、続柄でいえば2頭は「はとこ」ということになる。歴代の勝ち馬では13年エイシンフラッシュもドイツ色の強い血統馬といえるだろう
ソングラインは、父キズナ×母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)。同産駒は初出走となるが、父は「父ディープインパクト×母の父Storm Cat」となる配合であることからも動向を注視したい種牡馬といえるだろう。なお、母の父も種牡馬として10年1着アリゼオを出している。本馬は全7勝を左回りで挙げるサウスポーであり、東京では安田記念連覇など「5-2-0-1」と一度しか連対を外していない得意舞台。牝馬にして57kgの負担重量、はじめての1800mなど課題はあるが、当地でG1・3勝の実績はぞんざいにできない。
シュネルマイスターは、父Kingman×母セリエンホルデ(母の父Soldier Hollow)。本馬は2年前の勝ち馬となるためコース適性については折り紙付きだが、冒頭で述べたとおり、直近3年はSaldeの曾孫で3連覇を飾っている牝系の実績も特筆に値する。しかも、はとこサリオスの2勝目においては、東京芝1800mのコースレコードまでをも更新していた。本馬自身、東京競馬場は「2-1-2-0」と4着以下に敗れておらず、3度の敗戦はいずれも安田記念とG1でのもの。3戦して1勝2敗の宿敵ソングラインとの再戦にも衆目が集まる。
編集部(以下、編) 3日間開催の中日となる日曜日のメインは毎日王冠です。
新良(以下、新) 頭数は毎年多くなりませんが、好メンバーが集まりやすく、名勝負も枚挙にいとまなし。今年も楽しみです。
編 半数の6頭が乗り替わりの格好になりましたが、チャンスのありそうな馬はいますか?
新 個々の馬に注目する前に、まずはレース傾向に触れておきたいです。じつは毎日王冠は、乗り替わり天国とも言っていいレースなんですよ。
編 え、そうなんですね? G1馬に主戦騎手が継続騎乗で臨んでそのまま結果を残す、というイメージでした。
新 ところが、振り返ると過去10年で乗り替わりが7勝、2着5回と優勢を誇っています。
編 それは意外です。乗り替わりが頑張っているどころか、継続騎乗を凌駕しているとは……。
新 しかも、直近5年で4勝。現在3連勝中ですからね。
編 これは、当コーナーとしても力が入るところです。
新 あくまで傾向なので、継続騎乗を軽視する根拠にはなりませんが、勝負事に流れは重要ですからね。今年も乗り替わりの活躍に期待したいと思います。
編 それでは、結論をお聞かせいただけますか?
新 横山和生騎手から横山典弘騎手に乗り替わる⑧ジャスティンカフェを狙います。
編 お、横山ジョッキーの親子リレー!
新 そうなりますね。しかも、テン乗りではなく手戻りのかたちで、横山典騎手はジャスティンカフェに跨って3戦2勝の実績をあげています。
編 息子に続き、父親もここを勝って、親子での重賞連勝もあり得そうな雰囲気ですね。
新 おおいにあると思いますよ。私は、お父さんとも非常に手が合うと判断しています。
編 どのあたりが根拠になりますか?
新 個性派の横山典騎手は極端なレース運びをすることが多く、離れた最後方のポジション取りを「ポツン」と揶揄されることもありますよね。当然、不発に終わると見栄えは悪いんですが、ハマるときは本当に鮮やか。なので、一概に否定はできないと思っています。
編 今回はその「ポツン」作戦で臨みそうでしょうか。
新 ジャスティンカフェは、脚質的にそんな競馬が合っています。だから、人馬の相性がいいのでしょう。ペースに左右されずに、必ず末脚を発揮してくれる点も心強いですよね。切れ味勝負ならG1馬にも見劣りしません。
編 前走のエプソムCは、上がり最速で見事に追い込み勝ちを決めました。今回も同じような競馬に期待できるということですね。
新 その通りです。開幕週ということもあり、総じて前が有利になるかもしれませんが、このレースはバビットとフェーングロッテンがいることで、ペースが速くなることが予想されます。だから、後ろからでも届く流れになる可能性はあるんです。
編 開幕週は前に意識がいくジョッキーも多いと思いますが、横山典騎手には関係なさそう(笑)。
新 お構いなしに、自身の競馬に徹するでしょうね(笑)。
編 相手は強いですが、ここでも互角以上に戦えそうですかね。
新 毎日王冠は上がり3F1位が4連勝中。末脚が不発に終わることも覚悟しつつ、弾けてくれることに信じて勝負しようと思います。
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G1実績を持つ好メンバーが毎年のように集まるため、名勝負や話題の一戦には事欠かないレース。なかでも、オグリキャップとイナリワンによる壮絶な叩き合いとなり、オグリキャップがハナ差で勝利した1989年の第40回は、日本競馬史上最高のレースのひとつに数えられる歴史的一戦として後世に語り継がれている。第49回(1998年)は断然人気のサイレンススズカが、エルコンドルパサー、グラスワンダーという4歳(現3歳)2強を寄せつけずに圧勝劇を演じた。ほか、第50回(1999年)のグラスワンダー、第57回(2006年)のダイワメジャー、第64回(2013年)のエイシンフラッシュ、第68回(2017年)リアルスティールなど、すでにG1勝ちの実績を持つ馬の勝利例は枚挙にいとまがない。