2023年11月10日(金) 14:00
TARO
【TAROの競馬研究室】モレイラ騎手土日で11勝から見える得意条件/エリザベス女王杯展望
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先週は地方競馬の祭典・JBCに加えて、本家米国でブリーダーズカップ、さらには国内でも重賞×4レースと、1年でも屈指の重賞多数の週末だった。
その影響を受けたのがジョッキーたち。ルメール騎手、川田騎手、戸崎騎手などが米国遠征で不在。そうなると、東西とも勝てる騎手は限られてくる。
結果…
モレイラ騎手=11勝
坂井瑠星騎手=7勝
横山武騎手=6勝
この3人でなんと24勝の荒稼ぎ。3場合計72レースだから、ちょうど3分の1の勝ち星をこの3人だけで稼いだことになる。特に東京はモレイラ騎手&横山武騎手の寡占状態で、土日の東京合計24レースのうち、2人で17勝。過半数どころか3分の2以上が2人のどちらかの勝利だった。
もっともその内容は個性がよく出ていた。
モレイラ騎手は11勝のうち5~8枠で14回騎乗し、10勝。逆に1~4枠では4回騎乗し1勝。外枠での騎乗自体が多かった。
横山武騎手は1~4枠で12回騎乗し5勝。5~8枠で7回騎乗し1勝。
京都で騎乗した坂井瑠星騎手は、1~4枠で9回騎乗し4勝。ファンタジーSで9番人気ながら2着と好走したドナベティも最内枠。
モレイラ騎手はもともと外枠が得意なジョッキー。何でもかんでも持って来ているようで、実は枠順傾向通り。ある意味、抽選で外枠をたくさん引けたという意味では、実力に加えて運もあった週末といえるかもしれない。
それでは最後に今週末の注目馬を。
~今週末の注目馬~
今週はエリザベス女王杯から。
・マリアエレーナ(三浦皇成騎手)
注目はマリアエレーナ&三浦皇成騎手。
今年のオールカマーは例年以上にメンバーが揃ったレース。ローシャムパーク、タイトルホルダー、ゼッフィーロに続く4着は好評価できるもの。追わせるタイプで三浦騎手とも案外手が合いそうだ。G1の三浦騎手ということで予想以上に人気にならなければ、オッズ面でも妙味あり。
※週末の重賞の最終本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
栃木県出身、競馬予想家。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。『競馬記者では絶対に書けない騎手の取扱説明書』(ガイドワークス)など著書多数。最新刊は『馬券力の正体 収支の8割は予想力以外で決まる』(オーパーツ・パブリッシング)。 |
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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2023年11月01日号】週末メイン「1点」分析EXTRA編(382)
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週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するウマニティ会員専用コラム。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、京王杯2歳S・ファンタジーS・みちのくS・アルゼンチン共和国杯・みやこSの5レースです。
⇒当該週の1重賞に絞って考察! 『特選重賞データ分析編』はコチラ
▼2023年11月04日(土) 東京11R 京王杯2歳ステークス
【出走数別成績(2018年以降)】
●2戦以内 [4-4-4-26](3着内率31.6%)
●3戦以上 [1-1-1-27](3着内率10.0%)
→キャリアの浅い馬と実績馬が中心。出走数が3戦以上、かつ“JRAの、重賞のレース”において3着以内となった経験がない馬は2018年以降[0-0-0-26](3着内率0.0%)ですから、評価を下げるべきでしょう。
▼2023年11月04日(土) 京都11R KBS京都賞 ファンタジーステークス
【生産者別成績(2017年以降)】
●ノーザンファーム [4-2-1-15](3着内率31.8%)
●社台ファーム [0-2-1-3](3着内率50.0%)
●社台ファーム・ノーザンファーム以外 [2-2-4-35](3着内率18.6%)
→生産者と血統に注目したい一戦。生産者が社台ファーム・ノーザンファーム以外、かつ父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬は2017年以降[0-0-0-18](3着内率0.0%)でした。
▼2023年11月05日(日) 福島11R みちのくステークス
【前走の4コーナー通過順別成績(2018年以降)】
●3番手以内 [3-4-3-16](3着内率38.5%)
●4番手以下・競走中止 [2-1-2-47](3着内率9.6%)
→3勝クラスのレースとして施行された2018~2022年のみちのくステークスは、前走の4コーナーを3番手以内で通過した馬が優勢。一方、前走の4コーナー通過順が4番手以下・競走中止、かつ前走の馬体重が500kg未満だった馬は2018年以降[1-1-1-43](3着内率6.5%)でしたから、今年も先行馬と大型馬を重視した方が良いかもしれません。
▼2023年11月05日(日) 東京11R アルゼンチン共和国杯
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