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【東西現場記者走る】ヴェルトライゼンデ成長一途

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【東西現場記者走る】ヴェルトライゼンデ成長一途

 ホープフルSの勝ち馬を探すGI連載で、東京サンスポの板津雄志記者(40)は栗東トレセンで密着取材中。2日目に注目したのは、先週の有馬記念で3着に入った菊花賞ワールドプレミアの半弟ヴェルトライゼンデ。新馬、萩Sに続く3連勝でのGI制覇へ陣営の手応えを聞いた。

 クリスマスイブといっても、いつもと変わらずトレセン宿舎から調教スタンドへの往復。今年は寒さが厳しくなくて何より。天気がいいのも日頃の行いの表れか。あとは最後に馬券が当たれば言うことないのだが…。

 有益な情報を求めて、ヴェルトライゼンデを管理する池江調教師のもとへ向かった。新馬、萩Sとデビュー連勝中の実力馬。トレーナーはこの2戦の競馬ぶりをどう見ているのか。

 「それほど調教で動いていなかったし、新馬向きではないと思っていた中で初戦を勝った。前走も1戦目からの変わりっぷりが良かったね」

 初陣は鞍上に促されながら動いている感じがあったが、萩Sではスタートや勝負どころでの反応が一段と良化。3頭併せの真ん中からゴール前でグイッとひと伸びした勝負根性も光った。

 この中間は調教の動きも磨きがかかっている。CWコースで2週連続びっしり追われ、先週は6ハロン81秒1-11秒8の好タイムで僚馬に1馬身先着。「意識的に調教のレベルを上げているわけではないけど、馬自身が動けるようになったのでしょう。体力も筋肉もついて、素軽さも出てきた」と指揮官は期待を膨らませる。

 厩舎の先輩である父ドリームジャーニー有馬記念などGI3勝)、半兄ワールドエースマイラーズCなど重賞2勝)には似ていないようだが、「脚長で体にも伸びやかさがあるグッドルッキングホース」と師。馬っぷりの良さや、他に菊花賞ワールドプレミアが半兄にいる血統背景には大物感が漂う。

 最後に世話役の橋口助手にも手応えのほどを直撃した。この馬の長所を聞くと「素直ですごく従順。全く手がかからない」と返答。穏やかな口調の担当者に似たのかもしれない。さらに「まだ緩さがあるけど、すごく体が柔らかい。反応がいいし、パワーもあるので中山は合うと思います。先週乗ったマーフィー騎手も『グッドホース』と言っていました」と続けた。

 関東への長距離輸送に関しても「初戦の小倉もおとなしかったので大丈夫でしょう」とうなずく。さすがはドイツ語で“世界旅行者”と名付けられただけあって、ヴェルトライゼンデは旅好きなのかも。さて、栗東での取材はここまでにして、私も美浦への旅に出るとしよう。 (板津雄志)

ホープフルSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

★萩S優勝馬連続V

 ヴェルトライゼンデが勝った萩Sの勝ち馬は、2年連続でホープフルSを勝っている。昨年の勝ち馬サートゥルナーリアは新馬-萩Sを連勝とヴェルトと同じ。2017年のタイムフライヤーは新馬2着-未勝利1着-萩S1着-京都2歳S2着からホープフルSを制した。

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