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過去にサンデーサイレンス直子は1勝。近2年はフジキセキ、ステイゴールドといったSS産駒の種牡馬たちが連勝して盛り返しの機運をみせており、SS直子のエアシェイディも注目できる。だが、それ以上に種牡馬として抜群の成績を残してきたのはトニービンだ。産駒は4勝で、母の父として2勝。決め手をフルに生かせる広々とした新潟コースの適性に注目したい。
小倉記念に続いて新潟記念も連勝すればサマー2000シリーズチャンピオンが確定するダンスアジョイは、連勝中のSS系種牡馬のダンスインザダーク産駒で、母の父がトニービン。成長力あふれる父の血を、新潟記念向きの母父があと押しする。小倉記念を小回り馬場にそぐわぬ後方一気の差し切りで制覇。あの末脚は新潟の外回りの直線でさらに威力を増しそう。
連覇を狙うアルコセニョーラは晩成のステイゴールドの血を体現。420~30キロ台の小柄な馬体から繰り出す末脚はまさに父譲り。
ウェディングフジコもSS系種牡馬×トニービン。新潟記念のトレンド配合だ。母は98年府中牝馬S(東京、GIII、芝1800メートル)で3着。左回りの広いコースへの適性を裏付けている。
サンライズベガの父はSS×トニービンのアドマイヤベガ。母父は5歳時に大成したシアトリカルで、夏の上がり馬としても注目度は高い。
同じくアドマイヤベガ産駒のトウショウシロッコは昨年の3着馬。新潟芝は【0・1・1・0】と安定している。
エリモハリアーはパワーに富んだ配合で、母は菊花賞2着馬パッシングサイアーの妹。659メートルと日本一直線の長い新潟外回りで、最後にモノをいうのは底力。9歳と高齢だが、函館記念を3連覇したパワーに注目するのも面白いかもしれない。(血統取材班)
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