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中央競馬ニュース
阪神の土曜メインはデイリー杯２歳Ｓ（１３日、ＧＩＩ、芝１６００メートル）。登録は８頭と少ないが、素質馬が顔をそろえた。１２月の２歳ＧＩ（阪神ジュベナイルフィリーズ＆朝日杯フューチュリティＳ）と同じ舞台。先々を占う意味でも重要な一戦になる。
セリフォス（栗東・中内田充正厩舎、牡）は新馬戦、新潟２歳Ｓを連勝。前走は馬場の荒れた最内から、メンバー最速の脚（３ハロン３２秒８）で突き抜けた。強じんな末脚と非凡な瞬発力が最大の武器といえる。「順調な仕上がりをみせています。（初の）右回りに替わっても大丈夫とみていますが、前走時は装鞍所あたりから相当にテンションが上がったよう。３走目でどれだけ改善されてくるかですね」と福永助手。気性的な若さは残るが、ポテンシャルは相当に高い。短期放牧を挟み、リフレッシュした状態にある。ダイワメジャー産駒でマイルの距離はベスト。無傷のＶ３を決める可能性は十分だ。
スタニングローズ（栗東・高野友和厩舎、牝）は２戦目で初勝利を挙げた後、新潟２歳Ｓ５着、サウジアラビアロイヤルＣ３着と、重賞の舞台で好走。前走は３ハロン３３秒２のメンバー最速の末脚で上位２頭に猛然と詰め寄っていた。セリフォスには２走前に敗れているが、当時は出遅れがこたえた感じ。発馬を決めて流れに乗れれば、チャンスはある。
プルパレイ（栗東・須貝尚介厩舎、牡）は新潟芝１６００メートルの未勝利戦を先行策から２歳コースレコードをマークして勝ち、続くアスター賞は余裕を持って逃げ切った。機動力があり、最後の伸びも確か。近２走の内容から、コース替わりも気にしないタイプだろう。今回もマイペースの逃げが見込めるメンバー構成だけに、独り旅を決めるシーンがあっても不思議はない。
ソネットフレーズ（美浦・手塚貴久厩舎、牝）は牝馬限定の新馬戦を勝ち上がったばかりだが、素材の良さは遜色がなさそう。出遅れながらも２番手を確保して、きっちりと抜け出した走りにセンスを感じさせた。久々、長距離輸送など課題はあるが、魅力にあふれる。
ウナギノボリ（栗東・音無秀孝厩舎、牡）はスタートに難はあるが、自分の力はしっかりと発揮する。サウジアラビアロイヤルＣは４着だったが、大きく出遅れたうえ、馬群の外を回りながらもコンマ３秒しか負けていない。スタート次第では侮れない。
★デイリー杯２歳Ｓの特別登録馬（想定騎手入り）はこちら 調教タイムも掲載
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